バイナリーオプションでマーチンゲール法は使うな!理由とリスクを解説

バイナリーオプションの取引はHigh&Lowの二択でペイアウトも2倍弱ということで、通称「マーチン」と呼ばれる「マーチンゲール法」の手法を使えば良いと言う人もいます。しかし、実はマーチンゲール法を使うことそのものに期待値は一切ありません。つまり、使ってはいけないのです。その理由をマーチンゲール法のリスクと一緒に解説していきます。

 

マーチンゲール法の仕組み

Playing Card and Poker Chips and Dices

マーチンゲール法は「倍掛け法」などと呼ばれることもある取引手法で、「負けたら次のエントリーで掛け金を2倍にする」というシンプルな手法です。まず最初の取引で1000円をBETし、その取引に負けたら、次は2000円でエントリー。それも負けたら4000円。さらに負けてしまったら8000円というように負けた次の取引の掛け金を2倍に増やし、勝ったら次の取引ではまた1000円をBETします。

 

カジノのルーレットやバカラなどで用いられるケースが多いのですが、この手法は「勝つまで止められない」手法であり、バイナリーオプションで運用するのは非常に危険です。そして、この手法で負けが続くと資産が一瞬にして消滅してしまうリスクもあります。「上か下かの二択だから負け続けることは無いだろう」と見くびって手を出し口座残高がゼロになってしまう人も少なくありません。

 

 

 

マーチンを用いた場合のシミュレーション

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ハイローオーストラリアでの最大掛け金20万円を限度にして、1000円からスタートし、負けるたびに掛け金を倍にして行った場合のシミュレーションです。ペイアウトは1.88倍で計算しています。まず、損益分岐点が4回目(ペイアウト率によっては変化しますが概ね3回目前後になります)になり、5回目以降は勝っても最初の取引を行う前から資産は減ってしまう計算になります。

 

そして、かなり確率は低いと言えど、8回連続で取引に負けた場合は、25万5千円のマイナスを出してしまいます。もし1万円から取引を始めれば5回目の取引では16万円をBETしなければならず、それに負ければ31万円のマイナスです。RSIなどの単純なオシレーター系のインジケーターを利用してマーチンをしながら逆張りをするような手法では、トレンドが出たタイミングと重なれば敗戦が連発する可能性が決して低くありません

 

カジノでもバイナリーオプションでも一度に賭けられる金額には上限があるため、取引金額を倍にできなくなった時点で負けは確定し、大きな損失を被ります。そして、マーチンゲール法を運用するためには資金が無くならないように多額の残高を用意しておく必要があります。果たしてあなたにその資金管理が可能でしょうか? マーチンゲール法は一切期待値が無く、「損失を先送りさせるだけ」の手法ですので絶対に手を出してはいけません。

 

取引の勝率と期待値

Person Holding Black and Grey Pen

バイナリーオプションの場合は勝率がほぼ「期待値」と同じ意味合いを持つのですが、これは要するに「1回の取引で、掛け金に対して平均どれぐらいの儲けを出すことができるか」というのを算出したものです。ハイローオーストラリアの最大ペイアウト率である1.88倍の場合は、勝率が約53.2%以上であれば期待値はプラスになり、一定の掛け金でBETして勝率を保つことができれば資産は増えていきます。

 

この勝率を引き上げなければ、マーチンを取り入れても何も意味はありません。勝率90パーセント以上あるというような人であれば手っ取り早く資産を増やすためにマーチンを取り入れてもいいかもしれませんが、普通の人にとってそれは無理な話。そもそもの取引の勝率が悪くて期待値もマイナスなのにマーチンを行うというのは、単なる自殺行為なのです。そして、例え勝率が54%以上あっても連敗してしまったときのリスクを考慮すると、やはりマーチンゲール法は愚策だと気がつくでしょう

 

マーチンを適用したツールやレクチャー(配信)の「勝率」に要注意

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 バイナリーオプションのエントリーポイントを示してくれるツールや配信(レクチャー)は、「勝率80%」などと謳いながら、実はマーチンゲール法を適用して勝率をごまかしているケースがよくあります。つまり、勝つまで掛け金を倍にしながら繰り返した取引を「1セット」としてカウントし、最後の取引で勝ちなら「1勝」とカウントするのです。

 

上記の表の通り、もし掛け金1000円でマーチンゲール法のトレードを行なって負けが入った場合、セットでカウントした勝率は4勝1敗で80%になりますが、損益はマイナスになります。マーチンを何回でもやっていいのなら見かけ上の「勝率」はよくなりますが、期待値はプラスでは無いという詐欺的なツールやレクチャーが非常に多いのです。有料で販売されているツールやレクチャーでもこのようなケースがあるらしいので、十分注意しましょう。

 

マーチンゲール法バイナリーオプションの必勝法や攻略法どころか、期待値が一切無いただのギャンブル手法ですので、絶対に手を出さないようにしましょう。そして、ツールやレクチャーの宣伝文句を鵜呑みにして自分での検証を怠るようなことがあってはいけません。「他人任せ」「ツール任せ」で自己責任を貫けない人はいつまでも搾取されるカモなのです。

 

 

 

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バイナリーオプションの詐欺業者と優良業者を見分けるポイントとは?

現在は日本国内の業者は金融庁の規制により、ハイ&ロー方式のバイナリーオプションのサービスを提供することはできません。そのため、多くの方が日本の金融庁では認可されていない海外の業者を使っているのが現状です。しかし海外の業者には顧客から資金を搾り取るために出金拒否などを行う悪質なところも存在します。この記事では、詐欺業者の特徴を例示しながら、まともな業者と悪徳業者を見分けるポイントについて解説していきます。

 

 

ハイローオーストラリア以外の業者は注意

ハイローオーストラリア以外の業者は注意

バイナリーオプション2011年ごろに流行りだしてから、次々と新しい業者が立ち上げられ、その後消えて行きました。出金拒否や約定レートをごまかすなどの不正を行う業者も多く、「バイナリーオプションは詐欺」という認識も定着してきたと思います。それでも、日本人でも多くの人が使っているハイローオーストラリアという業者は、唯一まともだと言えます。現在はこの業者の規約には「大きく稼いだ場合に口座が凍結されるなどの措置が取られる」と書いてあるのですが、基本的に稼いだ利益を出金できなくなるような例は聞いたことがありません

 

他のバイナリーオプション業者の多くがケイマン諸島ベリーズなどいわゆる「タックスヘイブン」に作られた実態のないペーパーカンパニーで金融ライセンスもほとんど信用ならないものです。一方でハイローオーストラリアはオーストラリアの金融ライセンスを取得しており、また母体がカジノの運営などを行う企業ということで、他の業者よりも遥かにマシだと言える状態です。

 

ただし、基本的に「バイナリーオプション業者の儲けは顧客の損失から発生している」という点を考慮すると、ハイローオーストラリアすら「安全」とは言い切れません。あくまでも他と比較して「まだマシ」というレベルです。

 

 

 

ボーナスを勝手に付与するトラップに要注意

Brown Wooden Mouse Trap With Cheese Bait on Top

バイナリーオプションの取引では、たとえ取引で勝って画面上に表示されている残高が増えても自分の銀行口座に着金するまで「利益が出た」とは言えません。出金を申請した際にトラブルが発生するというのは日常茶飯事です。

 

そして詐欺業者がよくやるのは「ボーナスを勝手に付与しておいて、取引の後に出金できるまでの最低取引金額を設定して出金できなくする」という方法です。バイナリーオプションアフィリエイトを目的に詐欺業者を紹介する人は、「入金額に対して最大100%のボーナスが付くのでお得ですよ」などと言ってこうした悪質な業者を紹介するのですが、実際には「ボーナスと入金額の15倍の取引を消化しなければ出金はできない」という条件が付けられており、一度でも取引を行うと元本すら引き出せなくなってしまうのです。

 

例えば5万円の入金で25千円のボーナスがついて口座残高が75千円になっていても、出金を受け付けてもらうためには1125千円の取引を行う必要があります。この額の取引を消化して口座残高をプラスにするのは素人が簡単にできるようなものではありません。もし誰かに業者を紹介されたりした場合、ボーナスのシステムはどうなっているのか、出金条件があるのかという点は入金する前に確認しておくようにしましょう。

 

注文が滑る、約定が遅い

Turned-on Monitor Displaying Frequency Graph

バイナリーオプションは自分が予想した方向に0.1pipsでも動けば取引は成功で掛け金が2倍弱に増えます。そして、多くの業者は顧客が損失を出して自分の業者が儲けられるようにシステムを整備しているため、勝ち続けるのは本当に難しいです。詐欺業者の場合、普通の為替市場は全く反応していないのにレートが不自然に乱高下するようなことが頻発します。

 

そして、注文ボタンを押してからポジションが確定するまで数秒待たされたり、注文を押したときとは離れたレートでポジションが確定する「スリッページ」が発生するのも詐欺業者の特徴です。詐欺業者でも5分以上の比較的長い時間軸の取引であれば不正はしにくいのですが、最近では長い時間軸の取引のペイアウトがかなり低く設定されているような業者が存在します(1分の取引は1.8倍のペイアウトなのに、5分では1.65倍など)。

 

長い時間軸ではあからさまな不正をするとクレームが来ることはわかっているため、ペイアウトで差をつけてできるだけ不正がばれにくい短時間の取引をしてもらうという魂胆なのでしょう。レートの動きと長い時間軸のトレードが普通にできるかどうかという点も必ずチェックしておいてください。

 

詐欺業者は儲けても出金できない

Black Steel Pet Cage With One Dollar

業者のレート操作にも負けず、ボーナスを出金するための規定消化金額の条件をクリアして、晴れて出金申請をすることができるのですが、詐欺業者の場合はイチャモンをつけて出金させないということがよくあります。そして多くの人はこのときになって初めて「騙された」と気がつくのです。

 

イチャモンの内容は様々で、「取引ツールの使用が疑われる」だの「当社取引規定違反のため。詳細は答えられない」だの、なんでもありです。しかし、相手はタックスヘイブンペーパーカンパニーで、当然金融庁には認可されておらず、金融庁も「詐欺の可能性があるから使うな」と警告していますので、誰も助けてはくれません。元本ぐらいは返ってくるケースがほとんどですが、それすら拒否される可能性が無いとは言えません。

 

リスクを承知で頑張って稼いだのに、それすら無かったことにされるけど、泣き寝入りするしかない。バイナリーオプションの取引にはこのような恐ろしい実態が潜んでいるのです。

 

なぜバイナリーオプションは詐欺が多いのに流行ったのか

Man With Hand on Temple Looking at Laptop

バイナリーオプションの最初のブームが来たのは5年ほど前で、このような詐欺業者は当時から多かったので、資金を失った人も多くいました。しかし、最近再びバイナリーオプションの勧誘などが盛んになっています。YouTuberを使って業者の宣伝をしたりといった広告も目にしますし、「バイナリーオプションのレクチャーをします」というような詐欺師の勧誘も再び活発になって来たのです。

 

なぜ「バイナリーオプションは詐欺、危険だ」という情報がこれだけネット上にあるのに流行ってしまうのかを考えてみたのですが、「為替取引と聞くとなんかかっこいいし、FXはなんだか危険そうだけどバイナリーオプションは簡単そう」という「なんとなく」のイメージで騙されてしまう不勉強な人が多いからという結論に至りました。

 

FXの海外業者も詐欺的なところは今でもあります。約定拒否、利益の出金取り消しといった措置をするところがかなり減りましたが存在します。しかし、バイナリーオプションFX以上に詐欺業者が多く、金融商品の取引や為替の値動きの仕組みなどを全くわかっていない「初心者」をカモにしているため、わからないまま騙されてしまう人が多いのでしょう。

 

バイナリーオプションで稼いでいるほんの一握りの人は日々検証を重ねてシビアに取引を行っており、「簡単に資産が倍になる」というようなことは絶対に言いません。「稼ぎたい」という欲につけ込まれて騙されないように気をつけてください。

 

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【Tiktok】セブンイレブンの店員がおでんを口に入れて吐き出す(動画あり)

横浜市セブンイレブンでアルバイトをするフリーターの男性が、売り物のおでんのしらたきを口に含み、その後吐き出して容器に戻す動画が拡散されて物議を醸しています。不衛生なのはもちろん、倫理的観点からも許容できるような内容ではありません。動画は最初にTiktok(ティックトック)にアップロードされた後、ツイッターなどで大きく拡散され、22歳のアルバイト店員の個人情報なども特定されています。

 

セブンイレブン本社も事態を重く受け止め謝罪をしていますが、なぜ「どう考えてもやってはいけないこと」をして、さらにそれをインターネット上にアップロードしてしまうのか疑問でなりません。つい先日も大手回転寿司チェーンのくら寿司のキッチンで勤務する従業員が食材の捌いた魚をゴミ箱に入れてからまな板に戻すという内容の動画がインスタグラムに投稿されていました。

くら寿司は従業員を指導する研修会を全店舗で行うなどの対策を行なったとのことですが、研修会で再発防止ができるのかというのは疑問に思う方が多いのでは無いでしょうか。「安い賃金でアルバイトを雇うからこうなる」「安全な食品・製品を求めるならそれなりの店に行くべきだ」などの議論もありそうですが、例え環境に不満があったとしてもやって良いことと悪いことの分別はついて欲しいものです。

 

このようなイタズラや犯罪に関係する行為は、インターネットで拡散されない範囲では他にも行われている可能性は十分あるでしょう。インターネットで拡散されるのを面白がって投稿までしてしまったのでしょうが、我々にとっての「常識が通じない人」は一定数いることを常に頭に入れておかないといけないという教訓になっているのかもしれません。

 

また、コンビニのおでんに関しては、毒物を混入させるなどの事件が起こってもおかしくない管理状況だと言えます。「そんなことを言っていれば何も食べられない」という声もあるかもしれませんが、常識を逸脱した悪意のある行動をする人がいるのは事実ですし、そうした人の行動が自分の身の危険を脅かす可能性についても考えておく必要があるのではないでしょうか。

 

 

チケットキャンプが無くなったせいで逆に詐欺が増えている?

チケットキャンプが無くなったせいで逆に詐欺が増えている?

消費者同士がコンサート、ライブ、スポーツの試合のチケットを売買できるプラットフォームとして利用者が多かったチケットキャンプですが、転売・ダフ屋行為を行なっている業者を優遇していたなどの不祥事が発覚し、2018年にサイトは閉鎖されました。チケット関係はメルカリやヤフオクなどでも出品が規制されているため、「どうしても欲しい」というチケットがある人はツイッターなどのSNSを通じて、ファン同士でチケットを売買するようになりました。

 

しかし、やはりSNSでもチケットを捌けることがわかった転売業者は今も活動を続けていますし、「チケットを売ります」と言って入金させてチケットは渡さない詐欺の事例が、チケットキャンプンのようなプラットフォームが無くなってしまったために、かえって増えてしまったのでは無いかという指摘をしている人も少なくありません。

 

ジャニーズ事務所の人気アイドルグループ「King&Prince」のコンサートチケット代をだまし取ったとして、警視庁少年事件課は21日、名古屋市の愛知県立高校3年の少女(18)を詐欺容疑で逮捕したと発表した。逮捕は20日。「最初からだまそうとしたわけではなく、友人からもらうはずのチケットを入手できなくなったため渡せなかった」と容疑を否認しているという。

 

「キンプリ」チケット詐欺容疑、女子高生を逮捕 - 毎日新聞

高校生が逮捕されるようなニュースも。 

 

チケットは需要と供給に基づいて売買されているものであり、転売を規制しようとしても簡単に無くせるようなものではありません。本人確認を徹底し、チケットを購入した本人以外は入場できなくするなどの措置を取っているアーティストもいますが、この対応の場合は「行きたいのに行けなくなってしまった」という人にとってはお金が無駄になってしまいますし、「チケットが余っているのにライブには行けない」という状況も生み出してしまいます。

 

転売屋を締め出すのであれば、チケットキャンプはプラットフォーム運営上の手数料分以上の料金上乗せを禁じるなどの措置もできたはずですが、当のチケットキャンプは大量にチケットを仕入れて転売する業者を「VIP」と呼んで一般ユーザーには知らせずに手数料無料の優遇措置を取り入れていたなど、利益のみに走った不健全な運営状態になっていました。

 

これらの問題点を考察すると、チケットが取れなかったファンと、残念ながら行けなくなってしまったファンが安心して定価付近の価格でチケットのやりとりができるプラットフォームを、ライブ営業を行う業界全体が協力して構築することが急務だと言えるのでは無いでしょうか。

 

 

ファンに性的な動画を要求して逮捕されたYouTuberのチャンネルが削除

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カバーソングの動画などで人気を集めていたAustin Jones(写真)という26歳のYouTuberは、2017年に児童ポルノに関する容疑で逮捕されました。彼は中学生の女の子に「君が僕のファンである証明」として性的な動画を撮影して送るように要求していたのです。2015年ごろから通報があり、2017年に逮捕に至りました。

 

彼が裁判で有罪判決を受けた後、彼のチャンネルは収益化停止の措置が取られましたが、チャンネルの削除には至りませんでした。彼がYouTubeにアップロードしていた動画にはガイドラインの違反は無かったからです。しかし、今回YouTubeは方針を転換し、彼のチャンネルの削除が決定されました。現在彼の動画を視聴しようとすると「YouTubeのコミュニティガイドラインに違反していたため、このアカウントを停止しました」という記載があり、動画を再生することはできない状態になっています。

 

YouTubeは過去に、自分の子どもに度が過ぎたいたずらをするようなコンテンツをアップロードしていたYouTuberのチャンネルを削除したことがあります(彼らは有罪判決も受けました)。しかし、それはあくまでもYouTubeにアップロードした動画に問題があったからであり、基本的に動画のクリエイターが犯罪を犯しても、YouTubeにアップロードした動画でガイドライン違反が無ければチャンネル凍結などの措置は取られていませんでした。その方針が覆された格好になります。

 

Austin Jonesは、30人以上の女の子に性的な動画を要求したり、あるいは性交渉を迫るような言動もあったということで、これまで彼のコンテンツに対して規制を行わなかったYouTubeを批判する声も上がっていました。

 

 

オススメのソーシャルレンディング業者を徹底比較!口コミ・評判も紹介します【2020年最新版】

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オススメの投資商品としてソーシャルレンディング(投資型クラウドファンディング)が紹介されることも多くなり、実際に運用している人の数も増えていますが、ソーシャルレンディングはまず第一にきちんとした業者を選ぶ必要があります。というのも、顧客から集めた資金を不正に使用していた業者の例なども存在するからです。この記事では業者の信頼性を実績や運営状況から調査して独自にレーティングし、各業者の特長についてご紹介します。

 

 

ソーシャルレンディングのリスクと業者の見極め

ソーシャルレンディングの根本的な仕組みは、「お金を借りたい人」と「お金を貸したい人」を繋ぐというもので、貸す側にとっては高い金利で資産運用ができるという不労所得的な側面があり、近年注目を集めている投資形態です*1

 

元々アメリカで人気の資金調達の方法でしたが、日本でも2016年ごろから急速に市場が拡大しています。借り手の立場から考えてみると、本来であれば銀行の融資やベンチャーキャピタルからの資金調達を受けるのが利子も安くて済むのですが、ソーシャルレンディング業者を利用する場合、資金調達までのフローが一般の融資よりもスムーズであるなどの利点があるため、利用する事業者も多くなっています

 

しかし、言い換えれば「銀行よりも簡単にお金が借りられる」という意味にもなるので、本来ならば「借り手の信頼性・信用状況(与信)」をきちんと見極めなければなりません。そこで重要になるのが案件の仲介を行うソーシャルレンディング業者のはたらきです。

 

ソーシャルレンディング業者は、お金を貸したい個人に代わって借り手の信用状況・信頼性・事業計画などを調査し、担保を設定するなどして投資案件としてまとめ上げ、ファンドの募集を行います*2*3

 

もし、仲介業者がいい加減な審査をしていて、全く計画性の無い事業に高利率だけを売りに募集を行い、その事業者が破綻してしまった場合、最終的に返ってくるお金が元本未満の金額になってしまう可能性があります(元本割れ)。

 

もちろんどの業者にも元本割れのリスクはありますが(「確実に儲かる投資」のようなものは存在しません)、これまでの実績・運用状況から、ある程度信頼できる業者かどうかを判断することは可能です。

 

匿名性の意義と情報開示

事業者がソーシャルレンディングを利用するメリットとしては、他にも「新規に資金調達をしたいときに、匿名で出資を募ることができる」という点があります。窓口となるファンドの募集業者は、出資先の事業者の詳細を伏せて募集を行うことができるのです。

 

このことは業者の信頼性をきちんと見極める必要性を生じさせており、過去にはこの匿名性を半ば悪用するような形の不祥事が露呈した例もありました(このあと解説しています)。

 

金融庁主導でソーシャルレンディングの情報開示ももっと踏み込んで行われるよう業界全体が変わっていく方向性は示されていますが、現状はまだ徹底されていないという点は覚えておきましょう。

 

過去の不祥事から業者選定の大切さを学ぶ

業者の比較を行う前に、まずは過去に起こったソーシャルレンディング業者による不祥事をご紹介します。貸付先の倒産などであれば、まだ事前に予測できるリスクの範疇ですが、窓口になるソーシャルレンディング業者そのものが不正を行なっていた事例もあるため、投資ではどのような点に注意しなければならないのかを確認するために目を通してください。

 

不祥事事例①maneoマーケットの行政処分と300億超え配当遅延問題

証券取引等監視委員会は、ネット上で虚偽の説明で投資を募っていたとして、ソーシャルレンディングの最大手「maneoマーケット」に対して行政処分を行うよう金融庁に勧告した。

 

「maneoマーケット」は、自然エネルギー関連会社「グリーンインフラレンディング」への投資を募集する際、「スリランカの水力発電事業」や「北海道のソーラー事業」など、事業を特定する形で、投資資金を募っていた。

 

しかし、証券取引等監視委員会の調査で、実際には、グリーンインフラレンディングは、集めた資金のうち10億円以上を、グループ会社の増資など、説明とは違うことに使っていたことがわかった。

 

証券取引等監視委員会は、maneoがこうした不正を把握できる体制を築いていなかったことなどから、金融商品取引法に違反したとして、金融庁に行政処分を勧告したもの。

 

なお、再生可能エネルギー事業に使うとして集めた資金のうち、2億5000万円は、細野豪志議員に5000万円を融通したJC証券に渡っていたという。

 

“maneo”に行政処分を 金融庁に勧告(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース(2018年7月7日)

maneo(マネオ)マーケットは人気ブロガー(アフィリエイター)のイケハヤ氏も記事で紹介*4するなど、広告の効果で投資家を集めていた人気業者でしたが、2018年に行政処分を受け*5、さらに2019年3月時点で300億円を超える配当の支払いが遅延しているという問題もあり、集団訴訟に発展しています。

 

maneoが窓口となった「グリーンインフラレンディング」というファンドへの出資金が運営会社によって不正流用されており、maneoの不正をチェックする体制に不備があったことが行政処分の原因で、配当遅延もそのファンドに関連して発生しています*6。国会議員の細野豪志氏が間接的に関与していたという点でも大きなインパクトがありました。

 

maneoマーケットはテレビ番組のカンブリア宮殿で取り上げられるなど、知名度も高く人気の業者でしたが、そういった一見「信頼できそうな業者」でも、トラブルが起こって出資したお金が返ってこないという事態が発生してしまう可能性があるのです。

 

不祥事事例②ラッキーバンクの資金不正流用問題

ラッキーバンクという事業者は「全案件担保付き」を謳ってソーシャルレンディングサービスを提供し、人気を集めていた業者でしたが、行政処分を受けて配当遅延が発生し集団訴訟も提起されており、現在も問題は解決していません。行政処分の内容は、募集を行なったファンドの貸付先のほとんどがラッキーバンク代表の田中翔平氏の親族が経営する会社へのものであり、さらに担保として設定された物件の評価額が不当に高く算出されたものを用いているというものでした*7

 

不祥事事例③みんなのクレジットのポンジスキーム運営

「みんクレ」ことみんなのクレジットという業者は、年利14.5%の高金利を謳った案件の募集を行ない40億円あまりの資金を集めましたが、貸付先はほとんど自社の親会社で、さらに投資家からの出資金を他の出資者への配当に回していたということで関東財務局と東京都産業労働局から行政処分を受けました。こうした「一見配当が出ているように見せかけて、内部のお金の流れを見ると実は自転車操業になっている」という投資案件を「ポンジスキーム」と言います。

 

自社の親会社に貸し付けたお金が回収できなくなり、さらにその債権を譲渡するなどその場しのぎの杜撰な管理体制になっており、現時点でも投資家への返済は完了していません。

 

maneoマーケットは出資先の会社が不正に資金を流用していたというパターンで、ラッキーバンクとみんなのクレジットは、ソーシャルレンディングのサービスを提供する会社自体が不正を行なっていたという事例です。

 

ソーシャルレンディングオススメ事業者ランキング

ここからは、独自に設けた基準で作成したソーシャルレンディング業者のオススメランキングを発表します。企業としての信用、リスク管理と、貸付先の倒産・債務不履行(デフォルト)が起こった場合の対応と補償の仕組みなどを考慮しています。

 

アフィリエイトプログラムを利用させていただいている部分もありますが、イチ投資家として、そしてWEBでの情報発信を行うクリエイターとして、客観的な視点から情報を整理することを心がけました

 

ただし、どんな投資もリスクは付き物ですし、私の調査が完璧で絶対に間違いが無いということはありません。したがって、「絶対に儲かる確実な情報が欲しい」という人は、ブラウザバックしてお帰りくださいませ*8。なお、以下ご紹介する全ての業者で会員登録は無料です。

 

第1位:全案件不動産担保付き・元本割れゼロの「オーナーズブック」

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全案件に担保が設定されており、元本割れが今までに一度も無い

この記事でご紹介する業者はどこも実績はそこそこの業者ばかりですが、ロードスターキャピタル株式会社が運営するOwnersBook(オーナーズブック)は、今まで元本割れ(元本毀損)した案件がひとつも無いというのが一番のオススメポイントです。オーナーズブックの案件は全て不動産が担保に設定されています。

 

つまり、もし借り手の事業が上手くいかず、返済ができなくなってしまった場合には、借り手の所有する不動産を抵当に入れるなどして弁済原資を確保する仕組みが整っているということです。こうした実績・運用状況を考慮して第1位のオススメ業者としてご紹介させていただきます。

 

期待利回りは2~6%が中心

期待利回りは2~6%前後の案件が多く、10%以上の高利率を実現している業者よりも少し控えめですが、それでもかなり魅力的な利回りであることは変わりません。私も登録してから3年以上、何度も利用させてもらっていますが、安心感が抜群で本当に利用して良かったと思っています。

 

「ソーシャルレンディングに興味はあるけどリスクが心配だ」という人は、まず実績抜群のオーナーズブックでスタートしてみるのがオススメです。オーナーズブックの募集ファンドでの最低投資金額は1万円ですので、ごく少額から不動産投資を体験することができますよ。

 

募集開始時には人気殺到で、すぐに枠が埋まる案件も多い

ただし、オーナーズブックの募集案件は、老若男女問わず幅広い人に大人気のものばかりで、申し込みが解禁される日は参加希望者による「クリック合戦」が加熱することでも有名です。

少しでも出遅れると一瞬で枠が埋まってしまって投資ができないので、早めに登録を済ませて募集の予定を確認しておきましょう。

詳細を見る→不動産特化型クラウドファンディングサービス【OwnersBook】

 

OwnersBookのリスク・デメリット

オーナーズブックのリスクや危険性を挙げるとすれば、不動産を担保にしているという性質上、その評価額が一気に下落してしまうようなケースがあると、元本割れする案件が出る可能性もあるでしょう。ただし、日本の不動産価格が大きく下落する=株式や投資信託その他の金融商品も大きく影響が受ける可能性が高いため、こればかりは投資を行う上で常について回る問題です。

 

また、逆に他の金融商品のパフォーマンスが好調であれば、オーナーズブックの平均期待利回りである年利5%程度では相対的に旨味が感じられないというケースにも遭遇するかもしれません。

 

しかし、やはりこれも投資を行う上では仕方ないことですので、自分の取れるリスクとそれに対するリターンについて見通しを持って、投資先・投資商品は吟味するようにしましょう。ただ、こうしたデメリットを踏まえても、やはりオーナーズブックの扱うファンドは投資案件としてのバランスが非常に優れているなと思います。

 

手数料

他の業者と比較した上でのデメリットに関しては、これと言ったものは見つかりません。会員登録、口座開設、口座維持管理、取引手数料などは全て無料で、手数料系は出資金を準備するための振込手数料と、自分の口座にお金を引き出す時にかかる300円(税抜き)だけ必要になります。

詳細を見る→不動産特化型クラウドファンディングサービス【OwnersBook】

 

オーナーズブックについては下記リンクの記事でより詳しく解説しています。

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第2位:海外案件で高利率を実現「クラウドクレジット」

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年利10%以上の高利回り案件が多数

クラウドクレジットは海外、それも新興国を中心にした投資案件を多く扱っており、期待利回りが10%以上のファンドも多くあります。成長が期待できる海外の事業者に高利子で貸し付けるということで、貸し倒れ・返済遅延のリスクも大きいのでは無いかと不安に思う方も多いかもしれませんが、これまでの実績も十分で利用している人の満足度も非常に高い業者です。

 

海外への投資に興味がある人は多いと思いますが、個人で行うのは中々ハードルが高いと思います。リスク調査や審査の面を金融のプロに代行してもらい、その業者が認めたファンドに出資できるという仕組みは非常に魅力的で、私も3年以上利用しています。

 

テレビ番組のガイアの夜明けで取り上げられたこともあり、非常に注目度の高い業者ですが、クラウドクレジットの株主には、総合商社の伊藤忠商事や、マネックスグループのマネックスベンチャーズが名を連ねており、大企業も注目する業者だと言うのも信頼のポイントです。他にも第一生命や三菱UFJキャピタルからの資金調達を行なうなど、資本体制を積極的に強化しており、これからも魅力的な海外の投資案件をたくさん提供してくれるでしょう。

詳細を見る→世界の信用市場をひとつに、海外投資ならクラウドクレジット

 

CrowdCreditのリスク・デメリット

クラウドクレジットは海外向け投資の案件が多く、為替差損による元本割れのリスクは必ず考慮しておかなければなりません。例えば、ドル建ての案件に1ドル110円で11万円分出資し、年利10%で1年間運用したケースを想定します。

 

出資時(投資開始):11万円=1000ドル(1ドル110円)
これが最初の出資額です。そして1年後元本の償還と利息の支払いが行われましたが、このときの為替レートは1ドル95円になっていました。

 

償還時(投資終了):1100ドル(元本+年利10%の利子)×95=10万4500円

その場合、最終的に受け取る金額はドル換算ではきちんと増えているものの、日本円に戻すと元本より目減りしてしまいます。これは1ドル110円から95円まで円高が進んだことによる影響です。逆に円安が進んだ場合には、期待利回りを上回るパフォーマンスが得られます

→もし上記の条件で同じく1000ドルを投資して、償還時に為替レートは1ドル115円まで円安が進んでいれば、1100×115=12万6500円を受け取ることができ、円ベースでの利回りは年利15%になります。

 

為替ヘッジでリスク回避が可能

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為替差損益については、為替ヘッジありのファンドを選択することで、為替変動の影響を限定することが可能です。日本円は「有事の際の円買い」という相場の格言があるほど、世界の政治や経済状況に悪いニュースがあると強くなる(円高になる)性質がある通貨です。それほど世界から信頼のある通貨ということですが、外国への投資をする際は、「為替レートの変動によって期待利回り通りの収益を得られない可能性もある」という点は覚えておきましょう。

 

逆に、為替ヘッジを使わずに外貨預金をするようなスタイルでの投資方法も選択可能で、その際は円安が進めば利益を大きく伸ばすことが可能になります。

詳細を見る→世界の信用市場をひとつに、海外投資ならクラウドクレジット

 

クラウドクレジットは下記の記事でより詳細に解説を行っています。

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第3位:J-REITのような仕組みで不動産投資ができる「FANTAS funding」

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FANTAS funding

 

期待利回りは8~10%と高め

FANTAS funding(ファンタスファンディング)は不動産特定共同事業という枠組みの元でソーシャルレンディングサービスを提供しており、小口の投資家から集めたお金を不動産事業で運用し、その利益を投資家に還元するというスタイルになっています。期待利回りは8~10%前後のものが中心で、日本の不動産を扱うファンドとしてはかなり高い数字です。

 

投資額の20%は必ず自己資本を投入しリスクヘッジ

高金利の分リスクも気になるところですが、全体の出資金の20%は必ず自己資本を投入し、投資家から集めたお金は優先出資金として扱うことで、不動産の売却時に元本割れしていても元値の20%までならFANTAS funding側がそれを補填できる体制を整えています*9

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個別のファンドの情報を見ていくと、空き家再生事業に関連するものが多くなっています。これからの日本の不動産事情を考えてみると、都市部に評価額の高い不動産が集中して人気を集め、少子高齢化も相まって地方の中古物件は使われないまま放置されてしまうような状況が強まるのは間違いないでしょう。そうした物件をリノベーションして販売するという事業は、非常に面白いコンセプトだと思います。

 

ただし、地方の物件である以上、都市部の人気物件と比べると狙い通りの価格帯で売却できないというリスクはつきものです。このリスクに対しては前述の通り、FANTAS funding本体による20%の劣後出資でヘッジされています。仕組みとしてはREIT(不動産投資信託)とも類似しており、出資元本の安全性を高める対策がきちんと講じられていますので、信頼して利用できる業者だと言えるでしょう。

詳細を見る→不動産投資クラウドファンディング FANTAS funding

 

FANTAS fundingの口コミ・評判、リスク・デメリットなどは下記の記事で詳しく解説しています。

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第4位:おなじみの大企業が参画「SBIソーシャルレンディング」

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ご存知金融大手のSBIが親会社の「SBIソーシャルレンディング」も急速に勢いを増している業者です。「ソシャレン」のフレーズを発するCMを見たことがある人も多いのでは無いでしょうか? SBISLは、何と言ってもSBIという大企業がバックにありますので、運営体制はバッチリ整っており、募集案件での配当・償還の実績もきちんと積み上げています。

 

期待利回りが高いファンドも多数

「カンボジア技能実習生支援ローンファンド」や「メガソーラーブリッジローンファンド」など、期待利回りの高いファンドも多く、募集開始時にはオーナーズブック同様にクリック合戦になることもしばしばあります。他の業者と同様に、1万円前後の少額から投資できる仕組みが整っており、毎月配当型の案件や超短期の案件もあるので、色々なファンドの情報を見てみると面白いと思います。

 

不動産担保ローン事業者ファンドでは延滞・デフォルト無しの実績

2019年3月時点で、SBISLがこれまで募集を行なった不動産担保ローン事業者ファンド約150件では、配当や償還の遅延、デフォルト(債務不履行)は発生していません。元本の安全性を高めてローリスクで投資できるシステムが整っており、こうした実績は信頼できる業者だと判断できるポイントの一つだと言えるでしょう。

 

案件が応募過多で投資できないことも

SBISLは業界最大手の業者で、ユーザーからの信頼も厚く、募集される多くの案件で申し込みが殺到し、すぐに募集枠が埋まってしまうということが頻発します。さらに、募集開始時刻が平日の日中など、仕事をしている人が申し込めない時間帯に行われることも多く、この点に関しては不満が上がるケースも多いです。SBISLの扱う堅い高利回りの案件に申し込むためには過熱化するクリック合戦を制する必要があるため、今後は募集枠が多くなって門戸が開かれることに期待しましょう。

 

したがって、本格的にソーシャルレンディングでの運用を検討している方は、SBISL以外の複数業者も登録しておき、案件を随時チェックしておくという投資スタンスが良いかと思います。

詳細を見る→SBIソーシャルレンディング|貸付型クラウドファンディング

 

SBISLの口コミやリスク、デメリットなどは下記の記事でより詳しく紹介しています。 

playbaseball.hatenablog.com

 

第5位:証券会社運営の「クラウドバンク」

 

信頼と実績の運営体制

クラウドバンクが扱う案件の平均運用利回りは6.79%(2016年)で、現在も同水準の募集で実績を積み上げています。クラウドバンクの運営会社は、日本クラウド証券株式会社で、同社は第一種および第二種金融商品取引業の免許を取得しています。当然企業としてのコーポレートガバナンス、コンプライアンス体制も信頼に値しますし、前述の通りこれまでの募集に関しても実績がしっかりとあります*10

 

また、クラウドバンクがこれまで扱ったファンドで貸し倒れは生じていないという点もセールスポイントで、海外案件も積極的に扱うファンドを募集している事業者としてはクラウドクレジットと並ぶ安定性を誇っています。

 

為替ヘッジを行うファンドもあり

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クラウドバンクは海外案件に対して外国通貨で出資・償還受け取りができるものと日本円でできるものの2種類を用意しており、円高が心配で為替ヘッジを求めると言う人も海外案件に投資できる仕組みが整っています(為替ヘッジの仕組みについては、クラウドクレジットのところで解説しています)。5ヶ月前後の短期のファンドの募集も多いため、お試しで短期の募集に参加してみるのも良いと思います。

 

また、米ドルで出資して配当・償還のお金を受け取った後、そのお金を日本円に清算せずそのまま他の米ドル案件に投資したり、外貨預金ができる口座があれば米ドルのまま出金することも可能です。

詳細を見る→新しい投資のカタチ クラウドバンク

 

第6位:不動産担保付きで利回り7%~「LENDEX」

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LENDEX

 

LTVの上限を80%に設定

LENDEX(レンデックス)はオーナーズブックと案件の性質が似ており、ほぼ全ての案件に不動産が担保として設定されています。担保物件の査定に関しては、

当社は担保不動産の評価に際し、当社独自の査定価格と、第三者の査定価格とを比較して、いずれか低い方の80%を上限にファンドを組成します。

という説明があるのですが、これはつまり「不当に高い見積もりをさせて安全だと見せかけているようなことはしていない」という意味になります。こうした不動産担保付きのファンドでは、担保となる物件のの評価額が物議を醸すこともあるので、その部分がクリアになっているという点で信頼できる業者だと言えるでしょう*11

 

期待利回りは7~7.5%の案件が中心で、オーナーズブックよりも少し見込みの収益率は良い計算になります。2万円からの少額投資も可能で、利益は全案件で毎月分配となっています。

詳細を見る→安全・安心に高利回りの投資を。LENDEXのソーシャルレンディング

 

第7位:株式投資型ソーシャルレンディングの「FUNDINNO」

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ファンディーノは、非上場企業への株式投資を行うことができるソーシャルレンディングサービスです。上場企業で言うIPOを中小企業が行うというような仕組みだと言えば、イメージしやすいと思います。配当利回りが魅力的な案件も多いですが、ワクワクするような事業計画のベンチャー企業による募集も多いので、案件をチェックするだけでもとても面白いです。

 

1社あたりの年間投資額上限がある

1年間で1社あたりに投資できる額の上限が50万円と決められており、大口の投資はできないというデメリットがあるため、基本的には他のソーシャルレンディングサービスと併用している人が多いと思います。また、サービス開始からまだ日が浅いという要因はあるのですが、FUNDINNOで資金調達した企業がIPOやM&A(バイアウト)に成功した例は無いという点を踏まえると、今後の実績に注目の業者だという評価になります。

 

その他ファンディーノを利用して投資する上で注意すべきことは、案件リスクが募集ファンド毎に大きく異なるという点です。単体の企業への投資となるということから大きなリターンが狙える分、投資先の事業が破綻した場合には元本割れ等のリスクが伴います。

詳細を見る→【FUNDINNO】株式投資型クラウドファンディング

 

第8位:不動産運用系の新興業者「Funds」

Funds

 

国内の不動産担保付きファンドが中心

株式会社クラウドポートが運営するFunds(ファンズ)は、第二種金融商品取引業(関東財務局長(金商)第3103号)免許を取得している業者で、2019年1月にサービスをローンチしました。期待利回りは年利4~5%と他の業者と比べると低い案件が多いですが、これまで募集された案件は非常に人気が高くなっており、募集開始から数分で枠が埋まってしまうほどの競争率でした。

 

元クラウドバンク藤田氏が社長を務める

社長に就任した藤田雄一郎氏はサイバーエージェントからクラウドバンクの立ち上げに尽力した人物でもあり、ソーシャルレンディング業界の重鎮です。ソーシャルレンディングだけに限らず、金融系のサービスは代表や役員となる人物の経歴・バックグラウンドを見ておけば、ある程度信頼できる業者かどうかわかるケースも多いです。この観点から見ると、クラウドバンクは申し分ないストロングポイントがあるということになります。もちろんそれだけで全てを判断することはできませんが、一つの大きな試金石になると覚えておきましょう。

 

Fundsの募集案件は、不動産の売却益を狙うファンドが手堅いイメージから注目を集めており、手堅い資産運用を探している人はぜひ一度チェックしてみると良いと思います。

詳細を見る→Funds(ファンズ) - 貸付ファンドのオンラインマーケット

 

第9位:参考資料が豊富でわかりやすい「CREAL」

www.youtube.comCREAL

株式会社ブリッジ・シー・キャピタルが運営するCREAL(クリアル)というサービスは、不動産案件を扱うソーシャルレンディングサービスで、FANTAS fundingのところでもご紹介した不動産特定共同事業の枠組みを利用しています。CREALは募集するファンドの説明資料としてイラストや図が豊富に用意されており、他の事業者よりもわかりやすい資料を見ることができます。

 

「なぜ利益が出るのか」という投資の本質の部分もわかりやすく解説してくれているため、投資初心者の方や不安のある方が納得して資金を投入できるように準備を整えているなという印象です。扱う不動産は国内のもので、1万円からの少額投資も可能ですので、気になる方はチェックしてみてください。

詳細を見る→不動産投資クラウドファンディング CREAL(クリアル)

 

お得なキャンペーン実施中

CREALでは資産運用応援キャンペーンと題して、投資申し込み額の1%をキャッシュバックしています。期間限定ですが、こうしたキャンペーンは今後も開催されるかもしれませんので、アカウントを作って情報をチェックしておくと良いと思います。

詳細を見る→不動産投資クラウドファンディング CREAL(クリアル)

 

第10位:高利回りのローンファンド「アップルバンク」

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アップルバンクは、不動産抵当付きローンファンドの募集を多数行なっています。期待利回りは4~7%前後の案件が中心ですが、最大期待利回りは14%付近まで見込めるという記載もありますが、運用期間は1年前後ですので急激な不動産価格の上昇などが無ければ実際には期待利回り付近のパフォーマンスに留まるケースがほとんどです。募集案件の規模は小さめですが、これまで事業性ローンの債務不履行(デフォルト)発生は無く、実績はきちんとある業者です。

詳細を見る→ソーシャルレンディング APPLE BANK(アップルバンク)

 

第11位:沖縄・アジアの案件が中心「Pocket Funding」

 

千円単位で追加投資ができ、複利運用が可能

ソーシャルバンクZAIZEN株式会社が運営するPocket Funding(ポケットファンディング)は、沖縄やアジアの案件を中心に募集を行なっています。期待利回りは5~6%のものが多いです。沖縄は不動産開発が盛んな地域の一つですので、これからますます注目が集まると思われます。一口1万円からの少額投資が可能で、千円単位で追加投資を行うことも可能ですので、少しずつ増えていくお金を複利運用するのに向いている業者です。

詳細を見る→新登場アジア市場の中心沖縄クラウドファンディング【PocketFunding】  

 

調査中:LCレンディング

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LCレンディングとは|ソーシャルレンディング・不動産投資のLCレンディングより

 

運営はmaneoマーケット

LCレンディングは東証一部上場企業のLCホールディングス株式会社(旧ロジコム)のグループ企業であるため、コーポレートガバナンスの体制的には問題無い業者だと思います。ただ、不祥事の項目でご紹介したmaneoマーケットが実際の運営を行なっているという体制になっています。また、LCホールディングスの元社長本荘良一氏はインサイダー取引の疑いで刑事告発されており、LCレンディングの山中健司社長も関係しているのでは無いかという指摘も挙がっています*12。これらの点から、積極的にオススメできるかと言われると判断に迷うところがあるという状態です。

 

もっとも、maneoの事例は貸付先の企業が不正な資金流用を行なっていたというものですので、maneo自体のチェック体制には問題があったものの、それが改善されて経営母体も上場企業のLCグループだという点を考慮すれば、他の事業者に引けを取らない強みがあると言えるでしょう。

 

上記の点を考慮して、一旦調査中とします。

 

 

※その他の業者についても現在コンテンツを作成中です。また、すでに紹介している業者についても追記すべき事項があれば更新を行い、状況によっては順位が入れ替わる可能性もあります。

 

追記(2019年3月):FANTAS fundingのレーティング見直しを行い、順位を3位に引き上げました。リスクヘッジの体制とリターンの数値・実績を総合的に判断した結果です。SBISLは案件の募集が平日日中に開始され即募集枠が埋まってしまうなど、現状新規の投資家が登録しても投資できないという環境になってしまっています。公平な投資機会の供給という観点から一つ順位を繰り下げました。

 

このように、今後レーティングやランキング順位の変更を行う場合は根拠を明確にした上でご紹介します。

 

ソーシャルレンディング業者の狙いを考える

ソーシャルレンディング業者が高い金利でも借り手を見つけられる理由としては、スムーズな融資を実現できるため、借り換えなどで利用しやすいという点が挙げられます。ソーシャルレンディングサービスを運営する業者の立場から見ると、小口の投資家を集めて資金を貸し付けるよりも、自己資本で貸付をして事業投資の形で運用する方が単発の案件ごとの利益は大きくなるのにどうしてそうしないのか疑問に思う方もいるかもしれません。

 

しかし、いくら大手の企業がバックアップしている事業者でも、利用を考えている優良な事業者にはできるだけ融資の機会を与えてそれを繰り返してもらうことが何より重要ですし、そうなれば投資家を募って広く募集を行う方が結果として事業の拡大・利益の増大にも繋がります。業界全体で、ただ単に案件の仲介を行う三為業者だと批判を受けている側面もありますが、こうして業者ごとの競争率も上がってきている現状を踏まえると、小口の投資家を募るメリットは想像できるかと思います。

 

 

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*1:分配金の支払いが毎月発生するファンドを利用すれば、少額を高利回りで積極的に複利運用することができるというのも、個人投資家にとっては大きなメリットになります。

*2:金融商品としては社債にも似ている仕組みで、ミドルリスクでハイイールド(高収益)を狙える投資手段だと言えます。実績が少なく信用の低い会社が公募制で社債を発行するのは難しいですが、取り扱い事業者の審査に通れば継続的に融資を受けやすくなるため、利用するメリットも大きくなります。

*3:実際に募集されているファンドの資金調達の内訳を見てみると、銀行・信用金庫やベンチャーキャピタル等からの借り入れをシニアローンに位置づけし、ソーシャルレンディングでの資金調達をメザニンローンあるいはエクイティに設定しているものが大半になります。

*4:参考:ソーシャルレンディング最大手の「maneo」に60万円を追加投資! : まだ東京で消耗してるの?

*5:参考:maneoマーケット株式会社に対する行政処分について:財務省関東財務局

*6:他にもキャッシュフローファイナンス、ガイアファンディングなどの募集で配当遅延が発生している。
参考:ソーシャルレンディングmaneo、新たに20億円のファンド延滞を公表(東京商工リサーチ) - Yahoo!ニュース

*7:参考:ラッキーバンク・インベストメント株式会社に対する行政処分について:財務省関東財務局

*8:元本保証を謳った投資勧誘行為は出資法により禁止されています。

 

ソーシャルレンディングは国が定めた法律の中で認可を受けた事業者により取り扱いが行われていますが、巷には個人間で元本保証を謳って持ちかけられる「ファンドまがい商法」の投資詐欺が多くあります。十分注意するようにしてください。

*9:FANTAS fundingの出資金は劣後出資の扱いになります。

*10:クラウドバンクは2017年に広告の内容と管理体制などについて問題が指摘され、関東財務局から業務改善命令の行政処分を受けています。その際に配当が遅延するという問題もありましたが、業務改善後は配当・償還もきちんと行われ、顧客資産の毀損は発生していません。
参考:日本クラウド証券株式会社に対する行政処分について:財務省関東財務局

*11:担保物権の評価額に対してどこまでの金額を貸し付けるかという比率をLoan to Value(LTV)と言います。担保の80%までの金額を貸し付ける=LTVは80%というような表現が用いられます。

*12:参考:敬天新聞

陣痛計測アプリ「カラダノート」の懸賞に応募すると保険の営業電話がかかってくる

カラダノートという陣痛を計測するアプリがプレゼントキャンペーンを実施しているのですが、これに申し込むと提携先の保険会社から営業電話がかかってくるそうです。キャンペーンの告知ページの下部にはその旨の記載があるのですが、どこか一つの会社に個人情報を提供してしまうと、その後どこかからリストが漏れて営業電話がかかってくるというケースがあるので、自分の情報の取り扱いには十分注意してください。

 

カラダノートの懸賞キャンペーン 

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現在行われているカラダノートの全員プレゼントキャンペーンは、育児グッズと生協の商品サンプルが全員に当たり、さらに抽選で豪華な商品が当たるという内容になっています。「無料で当たるならラッキー」と何も考えずに応募してしまう人も多いかもしれませんが、応募の際に入力する個人情報を元に保険会社から保険の営業電話がかかってくるという点には注意しなければいけません。

 

保険に関するアンケートの回答内容によって協賛企業よりご案内をさせていただく場合がございます。この機会にご検討ください。 

応募ページにはこのように営業に利用される旨は言及されています。ほとんどの人はしっかり見ていないと思いますが(笑)

 

 

営業電話の内容

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協賛企業はコープ共済保険見直し本舗などです。実際に電話がかかってきた人の話によると、

近々出産するので陣痛アプリ入れたらキャンペーンがやってたので応募しました。プレゼントも貰えるみたいだったので住所とか名前生年月日記入して電話番号も記入しました。 応募が完了して上のことゆっくりしてたら突然知らない番号からかかってきたのがこの番号です。

 

私の名前を確認して聞いてきて、今度出産されるんですね〜とそういう話してから学資保険の話されました。上の子もいてわちゃわちゃしてたので適当にはいはいって答えてたら私の住んでる地域担当してるものがお家にお伺いしますみたいなこと言われて、話聞くだけだったらと思ってたのでこの日でって言ったら、旦那の名前生年月日。上の子の名前と生年月日を聞かれました。

 

女の人だったし対応が良かったのでなにも疑いなしに言ってしまいました。私だけだったらいいけど、旦那と上の子のこと話してしまったので後悔してます。 お伺いする二三日前に確認の電話しますって言われたのでそれには出ないでキャンセルしようと思います、、、。 

とのことで、営業電話に色々と個人情報を伝えてしまって少し心配な様子が見て取れます。「無料」の裏には常にカラクリがあり、こうしたプレゼントキャンペーンに安易に応募してしまうと鬱陶しい営業電話が立て続けに来てしまったり、押しに弱い人は保険の勧誘を断りきれずに学資保険などを契約してしまう可能性もあります

 

商品サンプルをタダでもらえるなど魅力的な部分はありますが、それを利用するのが相手の「ビジネス」のやり方ですので、応募の際には十分検討するようにしましょう。また、すでに応募して保険会社に個人情報を伝えてしまった場合には、念のため今後の営業電話をお断りし、自分の個人情報をデータベースから削除するように要請しておいた方が良いかもしれません(対応してもらえるかどうかは不明です)。

 

悪質な会社からの営業ではありませんが、個人情報の流出は過去に何件も発生しており、今後流出して悪用される可能性もゼロではありません。住所や家族構成などを伝えてしまうと、流出した場合にはそれを利用して訪問販売なども来てしまうかもしれません。軽い気持ちで応募してしまう人も多いと思いますが、実はリスクもあるという点を覚えておいてください。

 

「タダより高いものは無い」昔から言われていることですね。

 

 

 

Gmailは99.9%の迷惑メールをAIで排除しようとしている

Gmailは99.9%の迷惑メールをAIで排除しようとしている

GoogleGmailのサービスで機能している迷惑メール・スパムメッセージのフィルターに、TensorFlowという機械学習システムを導入しました。新しい迷惑メール判別システムは2019年1月から稼働し始め、すでに1日に1億件以上の迷惑メールをブロックしていますが、Gmailには10億人以上のアクティブユーザーが存在するという点を考えると、まだまだ改善の余地があります。Googleは今後迷惑メールのブロック率を99.9%まで高めようと意気込んでいます。

 

このプロジェクトのマネージャーNeil Kumaran氏は「スパムメッセージを全て排除することは非常に難しいことですが、我々がTensorFlowを導入することでそれが可能になるかもしれません」と語っています。

 

Gmailは長年、一定のルールのフィルタに加えてAIを使用してきました。ルールによってパターン化している明らかな迷惑メールを排除し、AIはメールの差出人やサーバーの情報、大量送信の有無などから迷惑メールの新しいパターンを発見していくというものです。このようにしてトレーニングされたアルゴリズムは、Eメールのフォーマット設定から送信される時刻まで、膨大な数の測定基準を元に機能していました。新しく導入されたTensorFlowはオープンソースのシステムであり、コミュニティから受けた情報に適応できるまでのスピードが早くなると考えられます。

 

TensorFlowは2015年にGoogleが立ち上げました。このシステムは、今日のAI関連ビジネスでは重要な役割を担っています。TensorFlowは無料の機械学習フレームワークで、開発者はさまざまな用途でAIツールを作成できるのです。有志による開発によって、言語や音声、画像、映像などの認証システムは大きな発展を遂げました。

 

Googleはこれまで、ユーザーによって「迷惑メールだ」と判断されたメールの情報を集めてきましたが、TensorFlowの導入により、それらのデータがより活かされる環境が整うと見られています。個人的には、某R市場の大量の広告メールがどのような扱いになっていくのか気になるところです。

 

 

 

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バイナリーオプションのシグナルツールは儲かる?プロの仕様と検証すべき点を一部公開

私個人的にはバイナリーオプションは推奨していませんし、「これを使えば儲かります」というようなツールを紹介するつもりもありません。そして、本当に勝てるツールであれば一般人が使えるように出回るわけが無いという点も覚えておいてください。それでも、ほとんどの人がバイナリーオプションの取引では最終的に負けてしまう一方で、何年にも渡って稼いでいる人もほんの一握り存在します。その方は取引の補助となる自作のシグナルツールも手がけていて、私は実際にそれを使った上で仕様に関する詳細も聞いていますので、公開できる限りの大雑把な情報をここで紹介しようと思います。

 

 

BOと相性が良いのは逆張り系のインジゲーター

BOと相性が良いのは逆張り系のインジゲーター

私が過去に「これは本物だな」と思ったバイオプのシグナルツールは2つだけありますが、そのどちらもRSIなどのオシレーター系インジゲーターを使い、基本的に逆張りを行うロジックで組まれていました。とは言っても、単純にRSIだけを見たテクニカル分析もどきのロジックでは、トレンドが発生した時には全く対応できません。

 

成績が安定しているツールは、オシレーター系の指数と、ボリンジャーバンドやエンヴェロープ、一目均衡表の雲など、現在のチャートから値幅の範囲を可視化するインジゲーター(トレンド系)を併用することで、いわゆる「騙し」の動きを判別しながらエントリーポイントを見極められるものであることがほとんどです。

 

また、取引時間の長さは5分以上で行わなければ成績は絶対に安定しません。1分前後の短い取引時間ではレートが変動しにくく、業者によっては不利なレートをつけるところもあるため、そのような超短期取引で使えると謳っているツールは偽物が多いです。ツールの検証を行う際は、5分以上の取引時間で見ているツールかどうかも重要な指標になります。

 

 

詐欺師の販売する粗悪な高額ツールの特徴

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※画像はイメージです

バイナリーオプションのシグナルツールは、MT4のインジゲーター機能を使って売買ポイントを矢印の表示とアラートで通知するものと、独自のアプリ、ソフトウェアを用いて売買サインを表示させるものの2種類に大きく分けられます。そして、エントリーポイントが現れると上記の画像のようにシグナルが出て、HIGH・LOWどちらにベットすれば良いのか示してくれます。

 

しかし、もし負けの方向にレートが変動したときは矢印が消えるという仕様になっているような悪質なツールも存在します。そして、そんなふざけたツールが50万円近い高額で販売されていたりするのです。無料でも有料でも、もしツールを使うのであれば、過去のチャートとインジゲーターの矢印を照らし合わせて見るバックテストだけでは不十分です。必ず挙動をリアルタイムで確認するフォワードテストをしばらく行なった上で運用を行いましょう

 

人工知能(AI)の謳い文句に注意

最近は何でもかんでもAIや人工知能機械学習にかこつけた詐欺商品が多く販売されていますが、バイナリーオプションのツールにもその類のものが多くあります。しかし、実際にAIや機械学習アルゴリズムを用いていて、期待値のあるシグナルや自動売買のツールは「存在しない」と言い切れるような状況です。技術の本質などには触れず、AIという単語のイメージだけを借りて「人工知能搭載って何だか凄そう」と思わせて売りつけようとしているだけですので、十分注意してください。

 

比較・検証系のコンテンツに注意

ネットで検索してきた人を対象に作られた「AというツールとBというツールを比較・検証します」というような記事の情報は絶対に鵜呑みにしないでください。これらは特定のツールを宣伝するための自作自演のレビューを使った広告、アフィリエイト目的の記事である可能性が非常に高いです。人気やランキングなどを気にする方も多いのですが、何を根拠にしているかわからない話を信じてはいけません。

 

最近ではYouTubeで「これで儲けました」「オススメです」とバイナリーオプションのツールや業者を紹介している動画を見かけるようになりましたが、あれもほとんどが詐欺です。絶対に手を出さないようにしましょう。

 

 

 

ツールを提供すると言って詐欺業者を紹介するパターンに注意

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「このツールを使うには指定の業者の口座を開設し、そこで取引をするようにしてください」というような話が持ちかけられるケースもあります。そのような業者は、利益を出しても出金を拒否して口座も凍結(強制解約)するようなことを平気でやってきますので、注意しなければなりません。

 

こうした案件は、ツールを販売するのと同時に、業者からもらえるアフィリエイト報酬で儲けることを前提に仕掛けられています。悪質な業者の場合は、「紹介者が入金して負けた額の50%が報酬になる」というような報酬体系を用意しており、ツールやシグナル配信・レクチャーなどを使って取引をさせ、「わざと負けさせる」ことで利益を享受しているケースが存在します*1

 

海外のバイナリーオプション業者だと、ハイローオーストラリア以外はボーナスを勝手に付与して出金に制限をかけ、元本すらイチャモンをつけて出金に対応してくれないところばかりです。ハイローオーストラリアも入金額以上に勝ち額が大きくなると凍結されるリスクはありますが、出金拒否の事例は聞いたことが無いので、使うならこの業者以外はリスクが大き過ぎます(それでも日本の金融庁未認可の業者ですので、使う場合は自己責任でお願いします)。

 

無料で使えるシグナルツール(MT4)

MT4で使えるバイナリーオプションのシグナルツールにどんなものがあるか見てみたいという人は、下記リンクの無料で使えるインジゲーターをチェックしてみてください。バックテストでは60%弱の勝率があるようですが、決して利用を推奨するわけではありません。取引で利用する場合は自己責任でお願いします。

シグナル名人 バイナリーオプション用シグナルツール 順張り逆張り対応 MT4専用- インジケーター・電子書籍 - 株・FX・日経225・仮想通貨・自動売買等の投資ECメディア | GogoJungle

 

儲け話は疑いましょう

SNSなどを通じて勧誘されるようなツールはほとんど儲からない偽物ばかりですので、絶対に購入したりするのはやめましょう。評判や口コミ、成績を偽造してまで「本気で騙してくる」やり方をしてくる詐欺師がこの世には本当にたくさん存在します。そして、金融商品の取引に「絶対」はありませんし、必勝法や王道も存在しません。これまでどんなに利益を上げられていたツールでも通用しない相場がやってくる可能性があるのが為替市場です。

 

そして、ツールを購入してしまうと、返金やクーリングオフなどにはもちろん応じてもらえないケースが多いです。ただし、相手の勧誘の際の言葉に「絶対儲かる」「勝率●●%」など具体的に利益・勝率を示すようなものがあった場合には、それが事実と異なっていることを証明できれば民事訴訟などで返金を求められる可能性はあります。可能性は決して高くは無いですが、やりとりの証拠を残した上で弁護士や消費者センターなどに相談してみるのは悪く無いと思います。

 

ただし、そもそも何処の馬の骨かわからない人から持ちかけられた儲け話は、とことん疑う姿勢を持っておくことが何よりも重要です。バイナリーオプションのツールを商材として展開されているネズミ講やポンジスキームの話も頻繁に耳にしますので、注意しましょう*2。もし実際に取引履歴を示した上で勝っているトレーダーが使っているツールなどであれば、上記の内容を参考に検証をしてみてください(使う場合はもちろん自己責任で)。

 

 

 

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*1:また、ほとんどの業者で自動売買のツールなどを使用することは禁じられており、実際にバレることは中々ありませんが、そもそも規約違反の取引をしているという点にも留意しなければなりません。

*2:ツイッターやインスタグラムなどのSNSからLINE@に誘導し、「稼げるビジネスがあります」と言って詐欺ツールの販売代理業をやらせるような手口も存在します。

Googleが国防総省と共同開発しているAI構築のためにクラウドワーカーが作業

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Googleは、国防総省と共同で開発しているAIの構築を補助してもらうためにクラウドワーカーを採用していました。彼らは時給換算1ドル以下の報酬で、CAPTCHAの画像認識の作業など、Google国防総省と共同で行なっているMavenという人工知能をトレーニングさせるタスク作業を行っています。

 

Mavenプロジェクトは、ドローンの映像から個人や物体の識別を行う人工知能機械学習システムの構築を行うという国防総省によるプロジェクトです。クラウドソーシングによる大量雇用を利用してAIの修練を行うことで、アルゴリズムを強化していくのですが、仕事を引き受けた受注者には、自身が従事するタスクがどのような成果をもたらすのかは知らされていなかったようです。

 

昨年6月、グーグルの3,000人以上の従業員がMavenプロジェクトへの関与に抗議して請願書に署名した後、国防総省との契約は更新されないことが決定されました。契約は2019年3月に終了する予定です。

 

参考:Google Hired Gig Economy Workers for Project Maven

 

 

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近大生が死亡した一気飲み事件、保護責任者遺棄致死はどれぐらいの罪になるのか

 2017年12月、近畿大経済学部2年の登森勇斗さん=当時(20)=がテニスサークルの飲み会で酒を一気飲みした後に死亡し、適切な処置をしなかったとして、両親が学生6人を保護責任者遺棄致死容疑で大阪府警に告訴したことが4日、府警への取材で分かった。府警は同容疑で捜査を始めた。

 

 府警によると、告訴されたのは参加していた3年生の男子1人と、介抱役だった2年生の男子5人=いずれも学年は当時。飲み会は17年12月11日夜、大阪府東大阪市で開かれ、計11人が参加した。登森さんはビールやショットグラス20杯分のウオッカなどを、部員にはやし立てられ一気飲みした。

 

一気飲み後に死亡で告訴、大阪 両親が近大生6人を(共同通信) - Yahoo!ニュース

一気飲みをした後に死亡してしまった当時20歳の大学生が泥酔してしまった後に適切な措置などをしなかったとする保護責任者遺棄致死の容疑で、両親がその場にいた学生に対して告訴を行なったとのことです。若者が一気飲みで死亡してしまう事件は度々話題になりますね。本当にバカな話だなと思いますし、それでも誰かを悪者に仕立て上げられるほど単純な構図でも無いとは思うのですが、過去に同じような事件があったのか調べてみました。

 

保護責任者遺棄致死罪について

Women Holding  Shot Glasses

「保護責任者遺棄致死罪」は、「保護責任者遺棄罪」を犯した者が、それにより人を死亡させた場合に成立する犯罪です。

 

保護責任者遺棄罪は、「老年者、幼年者、身体障害者又は病者(「要扶助者」と総称します。)を保護する責任のある者がこれらの者を遺棄し、又はその生存に必要な保護をしなかったとき」に犯罪が成立します。

 

(1)「遺棄」とは、「要扶助者を場所的に移動させて新たな危険を作ること」と「保護しなければ生命の危険がある要扶助者を放置して立ち去ること(置き去り)」という二つの意味を含む概念です。

 

(2)「不保護」とは、「要扶助者と場所的な隔離をとらずに生存に必要な保護をしないこと」を意味します。

 

酔いつぶれた人を放置して逮捕…「保護責任者遺棄致死罪」ってどんな犯罪? - シェアしたくなる法律相談所

上記の(1)または(2)に当てはまるような行為が同容疑と見なされるようです。具体的には、以下のような事例が考えられます。

 

「要扶助者を場所的に移動させて新たな危険を作ること」:「赤ちゃんを山奥に捨てに行くこと」

 

「保護しなければ生命の危険がある要扶助者を放置して立ち去ること(置き去り)」:「赤ちゃんを家に置いたまま何日間も家に帰らないこと」

 

「要扶助者と場所的な隔離をとらずに生存に必要な保護をしないこと」:「赤ちゃんに飲食物等を与えない等世話をせずに放っておくこと」 

私も過去に「保護責任者遺棄致死」の罪名を聞いたときは、乳幼児のネグレクト(育児放棄)などと関連したものがほとんどで、成人男性が泥酔している状態にこの罪が適用されるかは疑問だったのですが、過去に同じような事例で逮捕者が出ている事件がありました。

 

過去の判例

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昨年12月、横浜市鶴見区の河川敷で当時17歳の専門学校の男子生徒に暴行した上、放置して死なせたとして、神奈川県警少年捜査課などは11日、暴行と保護責任者遺棄致死の疑いで、鶴見区に住む高校3年の少年3人=いずれも(17)=を逮捕した。 

 

少年捜査課によると、4人は中学校の同級生で、当時は一緒に橋の下で、負けると酒を飲むゲームをしていたという。その後、酒に酔って寝込んだ男子生徒を起こそうとして当初は頭をたたいたりしていたが、次第に暴行へエスカレート。男子生徒の顔を川の水面につけたり、体全体を川に突き落としては引き上げるといった暴行を繰り返すようになったという。

 

酔いつぶれた人を放置して逮捕…「保護責任者遺棄致死罪」ってどんな犯罪? - シェアしたくなる法律相談所

2014年の事件で、17歳の専門学校の男子生徒(泥酔状態)を暴行し、倒れたままの被害者に適切な措置をせずに置き去りにしたとして同容疑で逮捕されています。この場合は当然暴行も問題ですが、その後の応急措置を取らなかった点などが同容疑で逮捕される理由になっています。

 

また、2010年には、当時芸能界で活動していた押尾学氏が、マンションの部屋で合成麻薬を知人女性と共に使用し、錯乱状態だった女性を放置して死亡させたことから同容疑により逮捕されています。

一緒に合成麻薬MDMAを服用し、後に死亡した女性に適切な救命措置を取らなかったとして、警視庁捜査1課などは2010年1月4日、元俳優の押尾学容疑者(31)を保護責任者遺棄致死容疑で再逮捕した。同容疑者は、09年8月2日、六本木ヒルズの一室で、MDMAの錠剤を飲んだ知人の飲食店従業員女性(当時30)が錯乱状態に陥ったのに、自らの薬物服用が発覚するのを恐れ、女性を放置して死亡させた疑いが持たれている。押尾容疑者は09年11月にMDMAを使用したとして懲役1年6月、執行猶予5年の判決を受け、同12月7日には、知人女性にMDMAを渡したとして麻薬取締法違反(譲渡)の容疑で再び逮捕されている。

 

押尾学容疑者 保護責任者遺棄容疑で再逮捕 : J-CASTニュース

その他、お酒に関しての判例では、

ガールズバーのオーナーが酔い潰れて横になっていた未成年の女性従業員に上着をかけて寝かせていたという事例で、オーナーは「保護責任者」にあたると判断した裁判例もあります。 

 

酔いつぶれた人を放置して逮捕…「保護責任者遺棄致死罪」ってどんな犯罪? - シェアしたくなる法律相談所

 大阪市中央区東心斎橋ガールズバーで昨年2月、泥酔したアルバイトの女子高生=当時(18)=を放置して死なせたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた元経営者、阪田淳被告(28)の裁判員裁判の判決公判が31日、大阪地裁で開かれた。島田一裁判長は「女性の救急要請を怠ったが、故意に放置したとまではいえない」などとして、業務上過失致死罪を適用し、禁錮1年6月、執行猶予3年(求刑懲役3年)を言い渡した。

 

 島田裁判長は判決理由で、同店は客からドリンクをおごられると従業員の給与が加算されるシステムだったため、「被告は過度の飲酒による事故を防止する立場にあった」と指摘。さらに、女性が死亡直前、泥酔状態になったことから「女性を保護すべき責任があった」と認定した。

 

 ただ、被告が寝ている女性に上着をかけるなどした点から、「故意に放置したと認めるには疑問が残る」と判断。検察側が予備的に主張していた業務上過失致死罪を適用した。

 

バイト女子高生泥酔死 ガールズバー元経営者に有罪 大阪地裁 - 産経WEST

というものもあり、これまでの判例に目を通す限りは、「泥酔者は保護されるべき」という考えのもと判決が下されているケースが多いようです。また、道端で酔っ払って寝ている見知らぬ人を一旦介抱しようとした場合、その人物の酔いが覚めるまできちんと面倒を見ておくべきだと判断されたケースもありました。

 

今回の近大生の一件については、おそらく一緒に飲んでいた学生も泥酔状態にあったと思われ、故意に放置するなどの悪質性も認められない可能性が高いのでは無いでしょうか。したがって、起訴された場合は執行猶予付きの判決になることが予想されます。

 

死亡していた男子学生も少し雰囲気が違っていれば加害者になっていた可能性があり、お酒は非常に危険だなと感じざるを得ません。タバコよりもお酒の規制を徹底するべきでは無いのかなとも思ってしまいます。

 

 

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現在もパチンコ・パチスロ(スロット)で生計を立てることは可能?

パチンコやパチスロが好きな人なら一度は「コレ(ギャンブル)で生計が立てられたらいいな」と思ったことはあるのでは無いでしょうか。4号機の時代と比べると大勝ちできる機種はなくなりましたが、それでも一撃万枚の20万円勝ちぐらいならどこのホールでもまだまだ見かける現象。味を占めたらそれで生活したいと思うのも無理はありません。では、パチンコやスロットで生計を立てることは可能なのか、今後は5号機が撤去されて6号機の導入が進む点も踏まえて、情報をまとめました。

 

遊戯で生計を立てているパチプロ・スロプロは現存する

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パチンコパチスロブームは下火になってしまいましたが、今でもギャンブルで生計を立てる人は一定数存在します。首都圏や関西、東海地方などの地方都市はもちろん、田舎でも色々なホールを転々としながら活動しているプロもまだ残っているそうです。それでも、他に仕事をせずにパチンコパチスロの収入だけで生活している、いわゆる「専業」のプロはかなり少なくなってしまったとのこと。

 

4号機の時代では一人あたり2000万円近く稼ぎ出す軍団や、それ以前には梁山泊というプロ集団がパチンコ台を攻略して荒稼ぎしていたこともあったようですが、今では状況の良いホールを回っている上手いプロ集団でも一人1000万稼げることはほとんど無いというのが現実みたいです。

 

期待値を積めるなら、今後も活動は可能

私の知り合いにも現役の専業プロがいますが、その方の2018年の収支はプラス500万円ほど。彼に、今後5.9、6号機の出玉制限のある新基準機が増えることについての見解を聞くと、「スロットならゾーン狙いなり天井狙いなり、パチンコならボーダー以上に回る台があって、期待値プラスで打てる台があるなら今後もギャンブルで稼ぐことはできる」と言っていました。

 

確かに有利区間で出玉が制限されてしまう一方で、天井が設定されていないハーデス2(5.9号機)などの危険な台もありますが、聖闘士星矢SPやHey鏡(共に6号機)といった従来の5号機までの遊戯性を踏襲しつつある新基準の台もあるため、そうした台で上手く立ち回りつつ、旧基準機のゾーン狙い・天井狙いもしつつと言った形で期待値プラスの稼働をすれば理論上は収支はプラスになります。

 

また、最近はイベント規制の影響を受けてかスロットの設定でアピールするよりもパチンコの釘状況でホールの状況をアピールするお店も出てきているようで、こうしたお店の傾向も掴めばまだまだ活動できる余地はあるみたいです。

 

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アニメーション・漫画・映画など、芸術分野におけるAIの活用

写真や動画の編集やアニメーションなどの分野では、AIが既に導入され、実際の現場で活躍しています。これらの分野では、これまで人間が手作業で時間をかけてきた作業を一瞬で処理するAIが稼働しているのですが、これは「AIが人間の仕事を奪っている」というようなものではありません。芸術分野においてAIがどのように活躍しているのかを見ていきましょう。

 

時間のかかる作業をAIで自動化する

Woman Sitting on Brown Stool

AdobeCelsysのようなクリエイティブツールを販売している企業は、近年AIを用いた技術を駆使して作業者が多くの時間を割かなくてはならなかった作業を自動化する研究を進めていました。実際、現行版のAdobe IllustratorにはAIを用いて被写体を背景から切り抜いたり、切り抜いたポイントに自然な修正を加えるという、本来は手間のかかる作業を自動で行なってくれる機能が搭載されています。

 

現在芸術の分野で活躍しているAIには、このように「人間を補助する形で手間のかかる作業を代わりに実行してくれる」という特徴があります。繰り返し行わなければならない退屈なタスクを自動化することで、人間がクリエイティブな作業に充てられる時間が大幅に長くなるというメリットが存在します。AdobeのAIプラットフォーム"Sensei(センセイ)"を管理するTatiana Mejia氏は「AIはあくまでも人間を補助する形で機能しており、ゼロからの創造性は人間に分があり、その優位性が失われることは(現時点では)考えにくい」という趣旨の発言をしています。

 

Adobeは最新版の製品の発表の際に、映像から特定のオブジェクトを取り除くなど革新的な技術を披露していますが、音声の自動ミキシング機能や光学式文字認識による検索可能なPDFの作成機能など、クリエイターにとって時間はかかるけど地味なタスクを自動化できる機能も提供しており、こうした機能の方がより多くのシーンで役立てられています。

 

色塗りの自動化も実用化段階

Adobeが提供するツールの中で今後の発展が考えられるものに、こんな機能があります。

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プール内を飛び回る犬のビデオを認識し、動画の内容の説明タグを生成することができるというものです。この機能により、タイムライン上で、どんな描写がどの部分にあるのかを一目で確認できるようになるため、特定のシーンを探し出すのが非常に簡単になります。これを用いることにより、シーンのつなぎ合わせ、トリミングなどの作業時間が大幅に短縮できるようになるでしょう。

 

漫画やアニメーション用の素材に自動でカラーリングする機能も、クリエイターにとっては心強いツールだと言えます。CelsysのClip Studio(製品名)のベータ版には、クリエイターが着色のヒントとなる情報を与えるだけで、色ぬりを完了してくれるという機能が登場しています。

日本のアニメ制作の現場では、細かい工程にかけなければならない時間が非常に多く、クリエイターにとって過酷な労働環境が常態化しているという実態があります。今後はこうしたAIが導入されたツールの力を借りることで、作業工程を短縮し、スタッフの労力が軽減され、他の部分でのクオリティを追求したり、もっと多くの作品がアニメ化されて視聴することができるようになる可能性もあるでしょう。

 

参考:AI can make art now, but artists aren’t afraid - The Verge

 

 

 

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「二足歩行のTENGA ❣️みゆな」は間違いなくアフィ業者だね😅

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二足歩行のTENGA❣️みゆな (@otinuki) | Twitter

金を持ってる風俗嬢とかキャバ嬢相手に投資系アフィリエイトやったら儲かるだろうな〜って思うんですが、こいつは確実に業者だなぁ。サイトは作り込まれてるし、LINE@への誘導まできっちりあるし、プロの技ですね。「初心者向けの投資」とか言ってアフィ誘導するのがオチです。多少金のあるおっさんのフォロワーも集められるし、ちょっとお話できちゃうかななんて期待するキモイおっさんは嵌め込み専用のLINE@にも登録するでしょうし、効率いいよね

 

金持ってる同業者からのフォロワーも集められるし、悪く無いアイディアだと思いますが、さすがにこのレベルのサイト作れるなら、風俗辞めて普通に稼げますよって感じです。風俗嬢特有のスレた感じも無いですし、プロフィールの記事とかも頑張って面白おかしく書こうとしてスベってるのが夜の仕事してる人のそれじゃ無いんですよ。何を語ってんだって話ですね。

 

終わり。