【不動産投資】投資用物件の購入で悪質な業者に騙されないように注意しましょう

最近、年収500万円レベルのサラリーマンにガッツリ長期のローンを組ませて、投資用の不動産を購入させるという、いわゆる「スルガスキーム」の問題点が浮き彫りになってきています。

 

預金残高を改ざんしてオーバーローンを組ませるというスルガ銀行の不正融資のやり方もおそらく氷山の一角ですし、この問題は数年後さらに大きくなって報道されるようになると私は推測しています。実際、私のところに流れてくる不動産投資の話を聞くと完全ブラックなやり方で回しているものがたくさんありますし……。

 

この記事では、粗悪な投資用物件を売りつけてくる悪質な三為業者に騙される人が増えないように、情報をまとめています。

 

2000〜3000万クラスの投資物件には特に注意

Brown and Gray Painted House in Front of Road

資産家未満に話が降りてくるような2000~3000万クラスのワンルームマンションなどの投資物件に、ロクなものはほとんどありません。「大学が近いから学生の入居者が確保できて〜〜〜」などと紹介されるケースが多いんですが、同じような考えで大学付近に投資物件として建てられ、賃貸物件として貸し出されている部屋が飽和している地域も多くあります。

 

「東京23区内」とか「徒歩○分の好立地」とか、借り手にとっての「良い物件」の基準と所有者が投資をする上での良い物件の基準には当然乖離があるわけで、人気の地域で入居者もそこそこ付くけど、ローンを組んで修繕費やら何やらを込みで考えて、最終的にプラス収支が見込めるかというと難しいものも溢れかえっています。

 

そもそも本当に儲かる2000~3000万クラスの物件を不動産屋が放っておくわけがないですし、こういうのはだいたい胡散臭いブローカーの三為業者が間に入って無知なサラリーマンをおだててセールストークが仕掛けられているケースが多くなります。

 

業者の謳い文句を信じるな

最近私のところに来る「不動産投資で失敗しました」という相談をして来る人のほとんどが、セールストークの「年利○パー」とか「入居率90%以上」とかの謳い文句をそっくりそのまま鵜呑みにしちゃってるんですよね。いやまぁ有る事無い事吹き込む業者も悪いのは確かなんですが、そもそも利回りのシミュレーションとかしたらかなり厳しい水準の物件に手を出してしまっている人もたくさんいて、金融リテラシーって大事だなと実感します。

 

今まで株とか投資信託ぐらいもいじったことがないのに、「不動産は安定(多分)」みたいな謎の不動産信仰を抱えている人が多くて、巷には注意喚起がたくさんあるのにちゃんと検証せずに「騙されました」とか被害者ぶっちゃうお馬鹿さんが多いです。投資は自己責任ですよ?

 

スルガ銀行の問題だって、不正融資云々の前に、自分の収入と照らし合わせてそのレベルの物件の所有が可能かどうかは自分でいくらでも検証可能なのに、問題が生じてから騒ぐもんだから、情弱とバカは搾取され続ける資本主義の構造は変わらないのだろうなと思います。この記事を読んだ人はどうかまともな知識を身につけて自己防衛をしてください。

 

 

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