ビットコイン(仮想通貨)と投資案件の安全性を混同してはいけない

2009年に運用が開始されてから、ブロックチェーンの分岐、マウントゴックス社の破綻やハードフォークの懸念など、さまざまな問題が付きまとっているいるものの、それが持つ決済手段としての優位性や投機商品としてのボラティリティの大きさによって、ビットコインは確固たる地位を築いていると言えるだろう。

 

ビットコインの時価総額は2017年4月現在で180億USD付近で推移しており、3月には一時200億USDを上回ることもあった。この4月から日本でも「資金決済に関する法律」に条文を追加する形で、仮想通貨は「通貨」として扱われるようになり、ビットコインを含めた仮想通貨経済は日本を含めて先進国が無視できないマーケットに成長している。

 

さて、そんなビットコインはP2P形態のトランザクションによりブロックチェーンを通じて流動することから、その安全性について語られることがしばしばある。しかし一方で、こうしたビットコインの安全性と、これを決済手段として用いる投資案件の安全性を混同させるように紹介しているWEBサイトも多く存在する。

 

言ってみればこれは、「1万円札」というご存知福沢諭吉が印刷されている紙幣と、「一般企業」という通貨を事業のための決済手段として用いている組織を同一視するようなもので、諭吉さんを使っている企業の成長が確実かと言えばNOであるし、ビットコインを決済手段に用いている投資案件が全て安全かと言えばそれもNOである。

 

ブロックチェーンやビットコインを含めた仮想通貨にいかに優れた点があろうと、それと投資案件の安全性は全くの別物なのだ。

 

残念なことに、最近インターネットで注目を集めているビットコインを用いた投資案件は、そのほぼ全てHYIPと呼ばれる高収益を謳った詐欺(ポンジスキーム)と言えるもので、それらによって数百万、数千万単位で損失を出してしまったという報告も数々頂いている。

 

「投資は自己責任で」というのは当たり前のことであるが、紹介料目的で仮想通貨とビットコインの安全性を混同させるような表現を用いている情報は、いささか看過できない。恣意的にあるいはナチュラルバカでこうした情報を発信してしまっている者は、駆逐されねばならない。

 

ビットコインはこれまで単なるモノとして扱われていたが、前述の通り、4月1日から法改正によって支払手段の1つとして定義され、さらにキャピタルゲインを得た場合も所得・収益として税金が課せられる。

 

「ビットコインの魅力は政府がいなくても成立しているところで、ビットコインに富の再分配の手段として機能することを期待している人も多い」などと紹介する者もいるようだが、法定通貨があってこそ仮想通貨が存在していることは明白であり、一投資・投機の対象として以上にビットコインに期待を寄せるのは極めて危険である。

 

今後、法定通貨の為替レートに傾きが起こるたびに仮想通貨市場と詐欺案件の界隈は盛り上がるだろうが、みなさんには美味しい話に手を出す前に少しばかり考える時間を持ってもらいたい。

 

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HYIPと法律|勧誘・参加は犯罪になる?確認しなければならない注意点とは

ライトライズやリッチモンドバークスの破綻により、そろそろその危険性に気がついた方も多いかもしれないが、ほぼ全てのHYIPはねずみ講=ポンジスキーム型の破綻前提の案件であり、「投資」どころか「投機」にも値しないものがほとんどである。

 

これらの案件のアフィリエイト報酬が目的で運営されているサイトには「投資は自己責任で」などという注意書きがあるのだが、そもそも破綻前提のねずみ講は投資とは呼べず、これに勧誘したり出資を煽るような行為は、法律的にも「無限連鎖講の防止に関する法律」によって禁止されている。

 

「自己責任で」と言えば免責されると思っているのか、もしくはポンジスキームであることすら理解できていないのか、「ネットビジネス」「新しい投資」「アフィリエイト」などという謳い文句でねずみ講に誘い込む者がネット上で急増しており、非常に危険極まりない。

 

ここ数年で急増しているネットで参加者を募るポンジスキームは、勧誘や参加することで法に触れる可能性もあるので、以下ぜひ目を通していただきたい。

 

 

無限連鎖講の防止に関する法律(通称「ねずみ講防止法」)とは

この法律は、無限連鎖講が、終局において破たんすべき性質のものであるのにかかわらずいたずらに関係者の射幸心をあおり、加入者の相当部分の者に経済的な損失を与えるに至るものであることにかんがみ、これに関与する行為を禁止するとともに、その防止に関する調査及び啓もう活動について規定を設けることにより、無限連鎖講がもたらす社会的な害悪を防止することを目的とする。

無限連鎖講の防止に関する法律第1条 

http://www.houko.com/00/01/S53/101.HTM

 

この法律が制定された背景には1980年頃に大流行した「天下一家の会」というねずみ講が関係しているのだが、ねずみ講が社会・国家に多大なる悪影響を与えた例は他にも数多くあり、国内で暴動が発生するまでに至ったというアルバニア共和国のような事例もある。こうしたことから、日本以外でもねずみ講式の金銭のやり取りは禁止されている国は多くあり、どの国・地域でも大きな危険が伴うものとして認識されている。

 

では、このねずみ講(無限連鎖講)とは、どのように定義されているものなのか、以下確認していただきたい。

 

 

 ねずみ講(無限連鎖講)の定義

 この法律において「無限連鎖講」とは、金品(財産権を表彰する証券又は証書を含む。以下この条において同じ。)を出えんする加入者が無限に増加するものであるとして、先に加入した者が先順位者、以下これに連鎖して段階的に二以上の倍率をもつて増加する後続の加入者がそれぞれの段階に応じた後順位者となり、順次先順位者が後順位者の出えんする金品から自己の出えんした金品の価額又は数量を上回る価額又は数量の金品を受領することを内容とする金品の配当組織をいう。

 無限連鎖講の防止に関する法律第2条 

http://www.houko.com/00/01/S53/101.HTM

 

この条文を見てみると、2人以上の紹介者が下に付く形で、紹介者を増やせば自分の出資額を上回る金額を受け取れる仕組みになっているのは「無限連鎖講=ねずみ講」だということがわかる。

 

最近のHYIPの案件ではこうしたねずみ講の組織図を「バイナリーツリー」と呼び、紹介者やさらにその紹介者の出資金から得られる紹介料を「バイナリー報酬」などと呼ぶことがあるのだが、それらの報酬はあくまでも紹介者からではなく「運営元から『投資の配当として』支払われるもの」などと定義することで「法律には違反していない」などと紹介する例もある。

 

しかし、組織図や報酬形態を紐解けばそれがポンジスキームであることが明らかな場合も多く、こうした組織であることを知りながら積極的に勧誘を行ったり、参加・出資を募るようなことがあれば、この法律に反することと同義であるという考え方もできる。

 

ねずみ講に勧誘した場合は罰せられる?

同じく無限連鎖講の防止に関する法律では、罰則に関する以下の条文がある。

第5条 無限連鎖講を開設し、又は運営した者は、3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。


第6条 業として無限連鎖講に加入することを勧誘した者は、1年以下の懲役又は20万円以下の罰金に処する。


第7条 無限連鎖講に加入することを勧誘した者は、20万円以下の罰金に処する。

 http://www.houko.com/00/01/S53/101.HTM

 

これを見ると、

5条→創設者・運営者

6条→運営しないかと勧誘した者

7→→参加しないかと勧誘した者

がそれぞれ懲役または罰金による処罰を受けるとされている。

 

では、参加者には罰則規定は無いのだろうか?

 

ねずみ講の参加者も犯罪?

同法律第3条は以下のようになっている。

何人も、無限連鎖講を開設し、若しくは運営し、無限連鎖講に加入し、若しくは加入することを勧誘し、又はこれらの行為を助長する行為をしてはならない。

 http://www.houko.com/00/01/S53/101.HTM

 

これを見ると、無限連鎖講に加入することそのものが禁止されており、参加していなくても勧誘するような行為も禁じられていることがわかる。つまり、罰則規定こそないものの、ポンジスキームだとわかっていながら「儲けられるかも」との思いから参加することも禁止されているのだ。

 

HYIPに関する規制

しかしながら実際のところ、ねずみ講式の詐欺であるのは明らかなのに、勧誘者も参加者も非常に多くいるのがHYIPである。これらの運営組織は「投資」を偽って出資を募っており、法律の盲点を微妙に突いているとも思われる。

 

しかし「先行者利益がある」などと謳っているHYIP案件は、「後から参加すれば損をする」と同義であり、そのような明らかな無限連鎖講に勧誘を行えば、この法律が適用されて処罰される可能性もゼロではないと考えられる。

 

ネットビジネス塾がHYIPの参加者を増やしているという実態

以前上記エントリーでも取り上げたのだが、ネットビジネス塾の運営者(あるいはその関係者)がHYIPを運営しており、新しく入塾した者にSNSやブログを通じて参加者を集める役割を与えているという完璧な詐欺組織も日本にある。

 

ツイッターでは日に日に「投資をやっています」「暗号通貨に投資しています」というようなツイートをする輩が増えている気がするが、こうしたネットビジネス塾の出現がこれに関わっている可能性が高い。

 

「もう少し生活費がほしいな」「新しくネットビジネスを勉強したいな」という幅広い年齢層の方がその塾に参加しているようだが、彼らは自分でも気づかぬうちに犯罪の片棒を担がされるのである。以前はてブ経由で頂いたコメントを拝借するが、「ミイラ取りがミイラになる」それがHYIPの行く末なのだ。

 

 

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仮想通貨革命---ビットコインは始まりにすぎない

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ビットコイン投資案件に潜む3つのリスクを解説

ビットコインによる投資案件の勧誘がインターネット上で活発になっており、ライトライズやD9クラブ、リッチモンドバークスをはじめ、HYIPと呼ばれる高配当をセールスポイントにした案件が乱立している。このブログでは何度もそれらの危険性について解説してきたが、そもそもビットコインを用いた投資にはどのようなリスクがあるのか、しっかり理解しないまま投資を始めてしまう方も多い。

 

私は、ビットコインを用いた投資には少なくとも3つのリスクがあると考えている。それらについて解説していくので、これからビットコインによる投資を始めようと思っている方はもちろん、既にビットコインを用いて資産運用を行っている方にも今一度確認していただきたい。

 

リスク①ポンジスキームの破綻

まず第一に、昨今立ち消えするビットコインを決済手段に用いた投資案件の多くは、ポンジスキーム(ねずみ講)がほとんどだということは、最大のリスクとして頭に入れておかなければならない。

 

日利+1%以上という、数字だけ見ると夢のような利回りを謳っている投資案件は、その配当を他の参加者からの投資に頼っているSCAM=詐欺がほとんどだ。こうした案件では、運営元が集めた資金を最大化できるタイミングで突如配当や元本の引き出しが不可能になり、結局元の投資額を回収できない=破綻というケースが多々発生している。

 

「詐欺師に搾取されることを厭わない」というような、お金が余って余って仕方ない人はギャンブル感覚でこうした案件に出資して夢を見るのも良いのかもしれないが、これらは大抵投機にも及ばないチープなねずみ講で、相手にしているのは詐欺師だ。

 

こうした案件は、ビットコインをどんなに素晴らしい形で運用しているのか解説する動画なども出しているが、その動画で謳われる運用の実態は明らかでない場合がほぼ全てである。

 

このように、ビットコインによるHYIPには、まず投資先が詐欺師によって運営されているというリスクがある。

 

リスク②ビットコイン価格の変動

次に考慮しなければならないのは、ビットコインそのものの価格も常に変動しているという点である。2017年3月だけを見ても、ビットコインレートの上下の振れ幅は5万円もあり、今後もどのようなタイミングで大きな値動きが発生するかはわからない。

 

近年、ビットコインの価格はバブルとも言える大きな値上がりを見せており「新興国ではビットコインの需要がさらに高まり、引き続き価格も上昇し続けるだろう」といった展望もあるが、如何せんビットコインは仮想通貨である。

 

ポンジスキームに参加して配当を得ることができたとしても、ビットコインそのものの値が下落すれば儲けを出すことはできない。もしビットコインの値動き予測に自信があるなら、最初からビットコインFXをやればいいわけで、わざわざ前述のポンジスキームのリスクまで背負う必要も無いだろう。

 

ビットコインFXならビットフライヤー

 

リスク③メンタルリスク

最後に挙げるリスクはビットコインやHYIPだけのリスクに限らないのだが、実際にお金を触って取引を行うわけでは無いという点から生じる。

 

みなさんは、いつの間にかクレジットカードを使いすぎてしまった経験は無いだろうか? クレジットカードは実際に現金を触らない分、使いすぎてしまう傾向にあることが心理学で証明されているのだが、画面上の数字だけを見て投資を行うビットコインのトレードにおいても、「使いすぎ」「やり込みすぎ」といったリスクが生じる。

 

「そんなの自分で投資額を決めるから心配ない」と思う人もいるかもしれないが、日本にいるギャンブル依存症が疑われる人の数が500万人以上いることからもわかるように、ギャンブルには精神的な依存が伴う。「お金が増える(かもしれない)」というドキドキやワクワクという感情の昂ぶりは、いつしか自分では制御できないものになってしまうこともあるのだ。

 

HYIPが破綻して出金できなくなった分を、他のHYIPで取り返そうとクレジットカードでビットコインを買い増しするようなことがあれば、それはれっきとしたギャンブル依存症だ。自分のメンタルさえもリスクになり得るという点も、他人事だと笑わずに頭に入れておいていただきたい。

 

これについては他の投資にも言えることなのだが、詐欺が多いのにHYIPに手を出してしまうような投資初心者には特に気をつけてもらいたいため、しっかり記述しておくことにした。

 

 

他にもさまざまなリスクが考えられるが、まずはこうしたリスクをしっかり確認した上で、自分でリスクマネジメントを継続できるのか考えていただきたい。

 

ビットコイン関連の投資では「簡単に儲かる」「配当がすごい」といった理由で安易に手を出して痛い目を見ている人がたくさんいる。未知数の可能性と夢を持ち合わせた仮想通貨だからこそ、その扱いには慎重になる必要があるのだ。

 

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リッチモンドバークス被害者の方々へ

追記:森田氏が私のブログのキャッシュを漁っているので、物申しと謝罪をば。
まず、他のエントリーにて一部森田氏を「詐欺師じゃね?」「詐欺の加担者」などと表現した点について、誤解を招く表現であることは認めます。申し訳ありませんでした。

一方で、「日本のトップリーダーに任命された」という表現で信頼性を表現していた点や、Appストアにおけるアプリの審査基準だけを理由に「リッチモンドバークスがお金だけ集めていなくなってしまうような企業ではないことがAppleの審査によって証明されています」と説明していたなど、投資先の状況判断としてはいささか不確実な要素を用いてリッチモンドバークスの宣伝を行っていた点は看過できないと考えておりますし、「トップリーダーも一投資家で被害者」という責任逃れ的な発言もまた、多くの勧誘者が不満に思っている点でしょう。

加えて、「海外不動産投資の窓口」というサイト名で個人としても不動産事業を展開しているとされる立場において、ポンジスキームを見抜けずにアフィリエイト報酬優先で紹介者を増やしてしまった点についても多くの方が説明を求めています。「再現性100%なので成功者が続出しています」といった勧誘文句をツイッター上で発信していたことも問題があると考えられます。

直接話をするのは別の機会になるかもしれませんが、ブログを御覧になっていることがわかりましたので追記させていただきました。
追記以上



みなさんこんにちは。

現在まで、リッチモンドバークスについて様々なご連絡・お問い合わせを頂いております。たくさんの方からの情報提供のおかげで、fudomadoがどのような記事を上げていたのか、運営者の森田氏がどのような勧誘を行なっていたのか、日本におけるリッチモンドバークスの全体像が見えてきました。

私は会員登録を試しに行なったのみで一銭も投じていない者ですが、皆様のお力になれればとの思いで、この度リッチモンドバークスにおいて出金被害に遭っている方々からさらなるヒアリングを行いたいと考えております。

つきましては、森田氏がリッチモンドバークスについてどのような説明および勧誘を行なっていたのか、さらなる情報提供をお願いしたい所存です。


今回のヒアリングで目指すことは以下の通りです。

・リッチモンドバークスにおける一連のログイン・出金停止状態についての真相究明
・fudomado管理者の森田氏とリッチモンドバークスの関係性の把握
・fudomadoおよび森田氏による投資斡旋行為等の有無の把握
・上項に関してfudomado管理者、森田氏による金融商品取引法に触法する行為の有無の把握

以上

今回のヒアリングに際して、私から皆様に情報提供以上のお願いは致しません(金銭的支援のお願い等)。

ご協力いただける方は、メール又は問い合わせフォームよりご連絡よろしくお願い致します。

現在までの調査で森田氏は、fudomadoに公開したリッチモンドバークスの情報は、リッチモンドバークス公式サイトより取得していたと述べていることがわかっておりますが、fudomadoではリッチモンドバークス公式サイトに掲載されていない情報が扱われていたなど、本当にただの1人の参加者であったかどうか疑わざるを得ない状況です。

訴訟を行なって森田氏の責任を明らかにし、賠償請求ができるかなど今後の見通しは立っておりませんが、リスティング広告を打つなど参加者を積極的に募っていた点について深く調査する予定です。

皆様からの情報提供をお待ちしております。


あやしい投資話に乗ってみた

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投資詐欺 身近に潜む罠から資産を守る法 (スマートブックス)

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リッチモンドバークスは日本人を狙った詐欺確定だしfudomadoも詐欺師じゃね?

追記:fudomadoさんがサイトを非公開にした。まぁ当然だろう。でもリスティング広告まで出してた件とか、しっかり謝罪もしなきゃね。

追記以上

 

追記2:日本からしか登録できないというのは私の確認不足の可能性もあるので、エンタメ記事としてお読みいただければ。とりあえずリッチモンドバークスに何度も電話しているのだが、全く出ないというのはどういうことなのか。

追記2以上

 

 

ここ数日、リッチモンドバークスのエントリーに多数のアクセスをいただいている。出金できない情報について知りたい方が多いのだろう。

 

さて、そのエントリーの中で「日本で宣伝されるHYIPの仕掛け元は日本人だ」という元運営者の情報を紹介したところ、リッチモンドバークスの場合はfudomadoじゃないかというコメントが付いた。fudomadoのサイトを見てみると「リッチモンドバークスには登録・入金しないでください」というメッセージがあったので、過去にどんな紹介・勧誘をしていたのか気になったのだが、それらの記事は非公開に設定されているようだ。

 

しかし、ツイッターを見てみるとfudomadoは「リッチモンドバークスは上場するから」という情報を流したり、「リッチモンドバークス9月に上場予定」というリスティング広告を打ち込んでいたらしい。本気でリッチモンドバークスへの投資を推奨してたなら、もうfudomadoは詐欺サイトだし、受付窓口の森田なる人物は詐欺師だと疑われてもおかしくない。

 

Facebookにもシェアしてる履歴があったので、証拠のためにスクショもしておいた。 

追記:→上は埋め込みだったので削除されちゃいましたね、案の定。どうせこのエントリー見たんでしょ。

f:id:roko8and17:20170326174128p:plain

 証拠のスクショも貼っておきますよfudomadoさん。早く謝罪してサイト消せ

 

 

「海外不動産ポータルサイト」なんて自称しちゃってるサイトがまさかリッチモンドバークスを紹介していたなんて……。運営者情報を見てもどこの誰がやってるのかはサッパリわからないし、こいつも「私も被害者だ」なんて言い出すんでしょうね。詐欺の加担者だよ森田さん。

 

まぁサイトの作りを見る限り、多分アフィ目的の法人が営業してるサイトなのではと思われる。

 

fudomadoがFacebookでシェアしてたリッチモンドバークスのリファラは「rbd130685」だったので、こいつがどんなとこで勧誘をしていたのかも調査してみた。

WP 20170223 010 - YouTube

なんか短い動画(ボーナスキャンペーンのやつかな?)。

http://futurenet.club/u/ashoka786

ashok faqiraってやつも同じリファラのリンクを貼ってる。こいつがfudomado運営者なのか? 確かにfudomadoはフィリピンとかその辺の不動産扱ってるし、無くも無い話だ。もしくはこいつがただ単にfudomadoに営業かけてリッチモンドバークスについて掲載してもらってたとか?

 

いや、もしかすると、やっぱりfudomadoが仕掛け元で、とりあえず外国人がリッチモンドバークスに言及しているのをシェアしたという可能性もある。

 

fudomadoのツイッターを見る限り、自分もリッチモンドバークスに参加していたことは明らかだから、自分のFacebookページでシェアするのも絶対に自分のリファラじゃないとおかしい。そうじゃないということは、リッチモンドバークスに金を入れる人がいる時点で利益の出る運営元という可能性が高まってくる。

 

もし運営元じゃなかったとしても、リッチモンドバークスがポンジスキームだと見抜けない時点でポータルサイトとか抜かしてるんじゃねーよって話だし、リスティング広告まで打ち込んで紹介してたんだったら謝罪してサイト潰せ。

 

あと、リッチモンドバークスの運営者が日本人の可能性が高まる証拠がもうひとつ。それはユーザー登録のときに入れる電話番号。

f:id:roko8and17:20170326153705p:plain

国コードの+81を入れなくても登録できちゃうってどういうことなんですかね。いや、もしかしたらFacebook経由で登録したから、居住国で判断して090から入力してもいいのかもってことで、もう一回Facebookを経由せずに登録を試してみることに。

 

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なんで国コードから入れたらエラーが出るんですかねえ????? むしろ本来なら絶対いるところだぞ?

 

はい、これで運営は日本人確定かな。確かにチャットとか日本語でバシバシ来るもんね、最初から。わざと不自然な日本語使ってるんだと思うと笑える。

 

ツイッターには「海外ではまだ利用できているので決して飛んだわけではなく、日本だけでのトラブルです」という情報を流している人がいるが、これ、外国人登録できないから。→記事前半の追記をご確認ください。

 

おそらく、ここに登録した個人情報は業者に流されて、架空請求とかに使われるんじゃないか? DMMを語る振り込め詐欺のメッセージがSMSで届くとかあったからね。ああいうやつが名前付きで来るようになっちゃうわけだ。

 

仕掛け元はfudomadoか誰か知らんけど何が世界中にオフィスがあるだよ(笑)。

 

怒りを通り越して呆れが来たので、色々と日本語崩壊してました、すみません。ちなみにですます調とである調だったらみなさんどっちがいいんですかね、どっちでもいいですかね。

 

騙されてた人はもう諦めましょうね~(ちなみに私はリッチモンドバークスというかHYIPには一銭も投じてません)。

 

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fudomadoのサイトのキャッシュ

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http://fudomado.com/richmondberks-ipo/

→こっちのページは元々「リッチモンドバークスに身をもって投資をしてみた」という内容でした。今は注意喚起してますね。偽善者にもほどがあります。

 

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あとfudomadoはツイッターとかブログでこの画像使ってたけど、これはリッツカールトンからのパクリ物。悪質だ。

 

 

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元運営者が暴露!HYIP運営の恐ろしすぎる実態と、飛ぶタイミングを見極める方法とは?

今回はメールを貰った2人の元HYIP運営者の情報を元に、トンズラ前提で金を捲き上げるHYIP運営の実態について紹介していくことにする。HYIPの危険性についてはこのブログで再三指摘してきたが、ぜひこのエントリーもご覧いただきたい。

 

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HYIPの運営者は誰なのか

元運営者の情報によると、HYIPを運営しているとされる「会社」や「組織」で、実態のあるものはほとんど無いとのこと。これは詐欺組織だから当然と言えば当然なのだが、「アメリカで10年運営している」「世界中にオフィスがある」「社員が100人以上いる」といった情報をホームページに掲載している案件も、実際にはそのような事実は無いというケースがほとんどだそうだ。

 

当然法人登記もされておらず、ドメインのwho is情報などもトレースできない場合がほぼ100%である。では、実際にこうしたHYIPは誰が運営しているのだろうか?

 

日本に広まるHYIPの運営者は日本人

今回メールを貰った2人の元HYIP運営者は、元々同じグループが運営する高額ビジネス塾に入ったそうだ。入会金は15万円だったとのこと。そして彼らは「日本人の間で広まっている(あるいは今後広まる)HYIP案件の運営者は日本人である場合がほとんどだ」と語っている。

 

彼らがその高額ビジネス塾に入会すると、運営者や独立した元受講生が立ち上げるHYIP案件のプロモーション活動に従事することになり、自分はSNSやワードプレスで立ち上げたサイト、ブログなどで勧誘活動を行い、その案件のコミッション報酬を得るところからスクールの実践授業がスタートしたそうだ。

 

そして、その中でも勧誘者の数を伸ばして実績を収めた優秀な会員は、自分も独立して新規にHYIPを立ち上げるチャンスを掴むことができるというのだ。

 

拠点はシンガポールや中国

今回メールをくれた2人も勧誘活動においてある程度の数字を残し、晴れて(?)自分でHYIP案件を設立し、その他の受講生にそれをプロモーションしてもらうという段階に至った。そして、その2人の場合はシンガポールでオフィスを立ち上げたそうだ。

 

その案件が何という名前なのか聞いたのだが、ググってみると(当然だが)既に飛んでいるHYIP案件であり、2chなどでも相当叩かれていた。ブログではどの案件かは公開しないことが条件になっているため、お伝えできないのでご了承を。シンガポール以外では、中国でHYIP案件を立ち上げる者も多いという情報も得られた。

 

HYIPサイトのテンプレートについて

HYIP案件の多くは、登録や入金、出金といった運営のために必要なWEBサイトの体制をテンプレートを購入することで準備しているようだ。

参考(外部リンク):海外HYIPの大半はWEBサイト用テンプレートを使っている! | Hyip Trader's Diary

 

今回話しを伺った2人の場合は、こうしたテンプレートを利用するのではなく、ビジネス塾のお抱えのプログラマーとミーティングを何度か行いながらサイトを構築したようだが、最近は特にテンプレートを利用している業者が多いようだ。

 

HYIP業者は実際に資産運用を行っているのか

HYIP登録者が実際にビットコインなどで投資した資金は、プロモーションされている通りに資金運用されているのかという質問をぶつけてみた。回答は「その資金で何かビジネスをやるケースはあるが、プロモーションしている夢のような利益が出る資金運用はしていない」とのこと。

 

彼らの場合はバイラルメディアの運営や、アフィリエイトメールマガジンの運営を行いながら、そのビジネスでもそこそこ収益を上げていたようだが、やはり謳い文句の高配当を出せるような利益率ではなく、そこそこのタイミングでトンズラすることを前提に運営を行っていたと語っている。

 

HYIPが飛ぶタイミングについて

彼らには、HYIPが飛ぶときにどのような傾向があるのかも尋ねてみた。すると、トンズラする際には「入金ボーナス拡大や、報酬上乗せキャンペーンなどを行うことが多いです」と教えてくれた。つまり、既存の参加者や一攫千金を夢見る新規参入者から最後に搾り取ってドロンするといった具合だ。

 

ただし、最近はこうしたキャンペーンを行うと疑われて撤退しようとする出資者も多いため、ある日突然トンズラをかますスタイルが流行(?)しているという話もあった。

 

その際、ビジネス塾に参加しているプロモーターなどには撤退の時期は明かされず、彼らも投資をするなら自己責任でやっているとのこと。そのため、大抵の会員が、自分は最低入金額と紹介者報酬だけ受け取ってそこそこで引き上げ、その後は他の案件を紹介する作業という作業の繰り返しになるそうだ。

 

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おわりに

今回のエントリーの内容で、改めてHYIPの体の悪さがおわかりいただけたのではないだろうか。私も正直彼らの話を聞けば聞くほど気分が悪くなった。これは完璧な詐欺行為である。2人は「本当に反省している」と語っており、今回このエントリーを書くにあたって協力してくれたことには感謝するが、彼らの行為は決して許されることではない。

 

ちなみに、このビジネス塾のバックにはさらに大きなビジネス塾があり、そこは高額な情報商材を目が疲れるようなしつこいLPで売りつけることで有名なところだ。一時期メディア出演も多かった者も関係したりしている。「ネットビジネス」の闇はやはり深い……。

 

世の中に蔓延るこうした危険な投資情報は、無料のメールマガジンでもチェック可能だ。 

 

あやしい投資話に乗ってみた

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悪魔の取引 ある投資詐欺事件のストーリーで学ぶ金融入門

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PlatinumWorldTeamBuildというHYIP案件について【最新情報】

PlatinumWorldTeamBuild(プラチナムワールドチームビルド)というHYIP案件について「勧誘されたので調査していただけませんか」というメールを頂いた。もちろんこれもねずみ講=ポンジスキームだという前提で話を進めていくが、「先行者利益」を謳っている投資で気になっている人も多いかと思うので、調べてみることにした。

 

・名前が長いので本文では以後PWTBと略すことにする。

・私は無料登録をしてみたが、詐欺師に金を払いたいという人以外はそもそも登録すら控えたほうが無難だろう。

 

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速報:PWTBのローンチは延期に

4月9日の午前3時ごろに届いたメールによると、

we will be extending the launch until next Saturday, April 15 at 4 p.m. Eastern time.

訳:(技術的なトラブルが原因で)我々はローンチを日本時間4月16日(月)の午前6時に延期する

 

とのこと。目標金額に入金が達していないから引き延ばすのか、それとも本当に技術的なトラブルが発生しているのかはわからないが、どうなるのかな……。

 

PWTBの公式サイトと登録方法

PWTBは2017年4月8日にオープンを予定しているHYIP案件とのこと。公式サイトは以下になる。

https://platinumworldteambuild.com/

勧誘されたという人は、上記URLの後ろに「/?ref=○○○」という文字列が入っているケースがほとんどだと思うが、これは○○○の部分に勧誘者のIDが入っており、そのページから今後PWTBに投資すると、招待した者に報酬が入る仕組みになっていることが推測できる。つまり「先行者利益」を真っ先に得るのは勧誘者だということだ。

 

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私は紹介者のリファラ部分を取っ払って、cookieも消して登録してみることに(上の画像は消す前なので紹介者が書いてありますね)。一瞬で登録完了した。ちなみに登録は無料だ。

 

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つまりここで取得できたhttps://platinumworldteambuild.com/?ref=seoblogという招待用URLから誰かが登録して投資すれば、私に紹介者報酬が入ることになる。このリンクにアクセスすると名前も割れるのだが、名乗るほどの者でもないのでそんなに意味はないだろう。ただ、別に私は紹介者報酬もいらないしほぼ確実にねずみ講が疑われるものに皆さんを巻き込みたくはないので、興味がある人は他の儲けたい勧誘者の紹介リンクから自己責任でやっていただきたい。

 

登録完了メール

また、以下のようなメールも届いていた。

Welcome and thank you for signing up to be a Member of Platinumworldteambuild.

訳:ようこそ、そしてPWTBに登録してメンバーになってくれてありがとう。

 

Your login is: seoblog
Your password is: パスワードだよ

 

We look forward to helping you grow your business.

訳:我々はあなたのビジネスを発展させるお手伝いができることを心待ちにしている。


https://platinumworldteambuild.com

With best regards,
Platinumworldteambuild

 

PR:1万円からの不動産投資

 

入金・出金方法

さて、PWTBはまだ始まってもいない案件だが、入金と出金の方法などは事前に知りたい人が多いだろう。

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Payment Settingsの項目を見ると、Payza(旧AlertPay)とStripeが利用できるようになっている。これらの決済代行サービスに事前に登録しておかなければならないのだろう。その方法などはググっていただきたい。

 

追記

公式のアナウンスによると、ローンチ後には入金方法にビットコインも追加される予定とのこと。

 

PWTBの入金方法については下記リンクの動画を参照されたい。

How to make payment in PWTB - YouTube

 

住所の登録

住所の設定項目もあるが、正式に投資を行う際にはこれらの情報も入力しなければならないのだろう。

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My Structureとは

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PWTBにはStructureなるものがあるが、これは何なのか疑問を持つ人も多いかもしれない。推測だがほぼ間違いなく「バイナリーツリー」などと呼ばれる自分が何人紹介したかが確認できるようなものだろう。

 

Structureは2段階あり、1段階でトップレベルまで上り詰めると、ステージ2で大きな報酬が見込めるらしいが、詳しくは後述する。

 

勝手にダウンが形成される仕組みとは

PWTBは「勝手にダウンが形成されるからオススメ」と言って勧誘する者がいるが、これはつまり、あなたの紹介者が順調に参加者を増やせば、あなたのStructureのバイナリーツリーにもダウンが付くという仕組みだ。それがつまり「登録するだけで報酬がもらえる」と謳われている理由だが、その報酬の出処を考えるとあまりにもチープなポンジスキームであることは明白だ。

 

「勝手にお金が増える」こんな上手い話はやはり存在しない。

 

PWTBの最低投資額は?

公式サイトには最低投資額などの詳しい説明は書いていなかったのだが、PWTBに勧誘された今回の調査依頼者には「オープン後48時間以内に100ドルの入金」というメッセージが届いたようなので、最低投資額は10万円ちょっとということになる。

 

PWTBは寄付型の投資案件

どうやらPWTBはビットリージョンなどと同じく、寄付型の案件のようだ。寄付型の投資案件と書くと実態がよくわからなくなってくるが、要するにねずみ講だ。出金できない騒動が絶賛勃発中のビットリージョンはこの類だったので、最初から破綻することは目に見えているということになる。

 

▼参考エントリー

playbaseball.hatenablog.com

 

レベルとステージについての解説

勧誘者を増やしてバイナリーツリーを形成するマトリックスシステムを採用しているHYIPの多くは、勧誘者の数や投資額に応じてレベルが設定されている。そしてPWTBの場合は第1Structureでトップレベルになると第2Structureに移行するとのこと。レベルとステージについての解説は海外サイトの翻訳になってしまうが、興味のある人は確認していただきたい。

 

レベルは4段階設定

https://i1.wp.com/internationalfreeoffers.com/wp-content/uploads/2017/03/Platinum-World-Team-Build-Compensation-Plan.jpg?w=635

出所:Platinum World Team Build - Scam or Legit! PWTB Reviews

 

PWTBのレベルは4段階構成になっている。上から順番にPlatinum→Gold→Silver→Bronzeである。

 

プロジェクトが正式にローンチしてから100ドルを支払うとブロンズレベルのメンバーになることができる。そして勧誘者を増やすことで上のレベルに行くことができる。あなたが紹介した最初の紹介者は、右と左にそれぞれ1人ずつ付くことになる。

 

彼らが同じように100ドルを支払えば、あなたは2段階目のシルバーレベルにアップグレードできる。ここで、あなたはトップからのコミッション報酬を得ることが可能になる。

 

3段階目のゴールドレベルになるには、500ドルを支払う必要があるが、あなたは自分のダウンラインに着いた紹介者から800ドルを受け取ることができる。800ドルのうち500ドルを支払えばゴールドレベルのメンバーシップを獲得できるので、何もしなくても残りの300ドルは報酬として受け取れることになる。

 

最終レベルはプラチナムで、これが第1ステージの寄付プランのトップだ。自分の下に着くメンバーもゴールドレベルになると、その時点で4000ドルを受け取ることができ、強制的にプラチナムメンバーにアップグレードされる。この時点で2000ドルの利益が出るのだ(おそらくプラチナムメンバーになるには2000ドルが要求されるのだろう)。100ドルの投資を始めたあなたが2000ドルを受け取れるのだ。

 

同じような仕組みで、この寄付構造はより大きな報酬が見込めるステージ2に移行する。

 

要約すると、完璧なねずみ講ということになる。自分の紹介者を増やして紹介者から金を巻き上げ、さらに紹介者の紹介者からも金を巻き上げていくことでレベルアップするというねずみ講のテンプレートとも言えるかもしれない。「自分で複数のアカウントを作って自分のダウンラインに自分のサブアカウントを配置すればすぐにレベルアップできるよ」なんて解説をしているところもあるようだが、笑ってしまうほどチープなポンジスキームだ。

 

登録は無料だが、結局報酬の受け取りには最低でも100ドルが必要だし、自分の紹介者にも100ドルをつぎ込ませ、さらにその紹介者にも100ドルを……という「出資」が繰り返されることで、報酬を受け取ることが可能になるという仕組みだ。寄付? いやいや、完璧なねずみ講よ。

 

PWTBのプロモーション動画

www.youtube.com

PWTBのプロモーション動画が公式サイトにあった。翻訳して内容を説明しようとも思ったのだが、30分以上あって作業の時間が取れないので、頃合いを見計らってできそうであればまた内容を解説しよう。まぁその作業に意味があるかと言えば無いに等しいのだろうが……。

 

日本人がいっぱいアクセスしてる

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ポンジスキームについて語るとき、Alexaのアクセス解析を利用することがあるのだが、どうやら日本人も多くアクセスしているようだ。「まだ未公開で日本ではあんまり広まっていないから先行者利益があるよ!」なんていう勧誘もアテにならなさそうなのでご注意を。

 

PWTBは詐欺(scam)なのか?

ここまでの説明の通り、これもほぼ確実にポンジスキームであると言える。紹介者が報酬を得られる仕組みで、高配当(PWTBの場合は多額の寄付報酬)を謳っている案件はほぼ確実にねずみ講だ。いつトンズラされるかわからないし、先行者利益が存在するのかも不透明だ。博打がしたいなら、いや、自分の周囲の人物をねずみ講に巻き込みたいならやればいいのかもしれないが、そうでないならもっと他の投資をするなり考えた方がいい。

 

先日コメントに「HYIPなんてみんな自己責任でやってるんだから、こんな記事書いて何の意味があるの?」といった指摘があったが、勧誘者の一部は言葉巧みに投資初心者から金を巻き上げて、その案件がトンズラすれば「自己責任」という言葉で片付ける。HYIPはポンジスキーム式の詐欺(scam=スキャム)を疑ってかかり、一切手を出さないというのが懸命な判断であるというのは言うまでもない。

 

追記:3月22日に運営から送信されたメールの内容

WPTBに登録して2日が経ったが、運営よりメールが送られてきたので、その内容について紹介する。

 

To All PWTB Members:

PWTBのすべてのメンバーへ

Anyone caught adding new members to oursystem without his or her permission will be banned from the Platinum World Team Build.

新しいメンバーをその人物の許可なく我々のシステムに追加した者は、PWTBから追放される。
3 members were removed permanently for doing this.

3人のメンバーがこの行為によって永久追放された。

 

今回届いたメールの本文はこれだけである。このメールが示すのは「勧誘するときは参加者が自主的に登録するようにしなければならない」という内容だ。このポンジスキームが破綻したときにトラブルを防止するためのものといった感じだろうか。

 

 

よろしければ以下のエントリーもご参照いただきたい。

playbaseball.hatenablog.com

 

▼参考

supercar.hatenablog.com

 

 

はじめての人のための3000円投資生活

はじめての人のための3000円投資生活

 

 

9割の日本人が知らない お金をふやす8つの習慣―――外資系金融マンが教える本当のお金の知識

9割の日本人が知らない お金をふやす8つの習慣―――外資系金融マンが教える本当のお金の知識

 

 

リッチモンドバークスという海外不動産投資は詐欺の危険性大

こちらもご覧いただきたい。

playbaseball.hatenablog.com

 

不動産オークションを展開しているアメリカのRichmondBerks(リッチモンドバークス)という会社がある(らしい)。この会社はビットコインによる投資を募っており、日利1.5%の利益を投資家に還元するとのことだ。危険(というか詐欺)な匂いがプンプンする投資案件であるが、今回はこの会社への投資の危険性について考察していくことにする。

 

なおリッチモンド「パ」ークスという誤植を度々見かけるが、"B"の発音・表記が正しいようだ。

 

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リッチモンドバークスの運営は日本人でほぼ確定だしfudomadoは詐欺師か?(2017年3月26日追記) 

以下参照いただきたい。

playbaseball.hatenablog.com

 

速報:リッチモンドバークスが飛んだ?(2017年3月23日追記)

現在リッチモンドバークスにおいて、出金やログインができないという状況が一部発生しているようだ。これは複数アカウントを所持している場合だけだという情報もあるのだが、飛んだ可能性も捨て切れない。やはり詐欺の疑いがあり大変危険なので、リッチモンドバークスへの登録や出資は控えるべきだろう。

  

このようにログインができないという報告が散見されるが、どのような状況か運営に尋ねてみたところ、以下のような回答が得られた。ちなみに私は会員登録すらしていないのだが。

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本当に大丈夫なのかは疑問であるが、大本営発表は以上の通りである。

 

続報:トンズラか、システムトラブルか(2017年3月24日追記)

システムトラブルの可能性もあるが、アカウントが消去された人や、ログインできても入金したお金が表示されていない状態の人もいるようだ。

まともな不動産会社なら、出資者にメールを送信したり、ホームページ上でシステムトラブルに言及したりするだろうが、リッチモンドバークスはそういったリリースを全く行っていない。

 

カモられているのは日本人だけなのか(2017年3月24日追記)

ツイッターで「rich mond berks」と検索してみると、3月23日ごろから発生している出金・ログインのトラブルに関する言及は、日本人以外のものが全くない。英語やスペイン語、ロシア語などのツイートも見かけるものの、トラブルに関して言及しているものが全くなく、勧誘目的のリファラー付きリンクを貼ってあるツイートが出てくるのみだ。

 

この状況が示すところは、システムトラブルが日本人のところだけで起きているのか、そもそも日本人しかやっていないかのいずれかである。日本で広まるほぼすべてのHYIPは「海外でも流行しているように見せかけて、最初から日本人を狙ったものである」ということをHYIPの元運営者が語ってくれたのだが、リッチモンドバークスに関してもその可能性はあるだろう。

 

▼関連エントリー 

playbaseball.hatenablog.com

 

また、ツイッターで

こんなことを呟いている者がいた。「日本人はトラブルが起こると悪い噂が広まって恐怖の連鎖が起こる」といった内容だが、これは何も日本人に限ってのことではない。資本主義社会で生きる人間として当たり前の心情・行動だ。「取り付け騒ぎ」でググれば簡単にわかることだが。

 

2008年に設立された会社?

この会社に詐欺が疑われる根拠について、まず2008年に設立されたという説がかなり怪しいという点にある。というのも、リッチモンドバークスのWEBサイトのドメインを調査してみると、取得が2016年の9月になっている。クライアント情報ももちろん非公開であるため、実質的にどこの誰が運営しているのかわからないという会社だ。

 

2008年に事業展開を始めているのに自前のドメイン取得が最近ということは中々考えにくいため、最近設立された会社(詐欺組織)だと考えるのが妥当だろう。

 

また、会社の所在があるとされるアメリカ、ソルトレイクシティーの住所をグーグルマップのストリートビューで見てみると、出資者に日利1.5%を出せて10年近く稼働している不動産会社が入っているとは思えない倉庫のような建物が表示される。「世界各地にオフィスがある」としているが、果たして本当なのだろうか。

 

 

 

アメリカの会社なのに外国からのアクセスが多いという疑問

トンズラ前提のHYIPの多くは、その会社・組織の実態があるとされる国ではなく、外国からの投資を募っている場合が多い。訴訟リスクなどを省みた結果だろう。リッチモンドバークスのアクセス解析を行ってみると、アメリカの会社なのにアクセスが多い国の1位がロシア(5.7%)、2位はインド(5.2%)、さらに日本(4.7%)、ドイツ(4.6%)、イタリア(4.1%)と続いている。

 

アメリカでまともな不動産業を営んでいる会社ならば、わざわざ外国を中心に投資を募る必要もない。リッチモンドバークスもねずみ講(ポンジスキーム)の形態で運営している詐欺投資案件だということは容易に推測可能だ。

 

「一生収入を得られる」という嘘

「一生安泰な事業」など、この世に一体どれくらいあるのだろうか。確かに不動産業は我々人類が存在する限りは無くならない業種かもしれないが、わざわざ個人投資家からビットコインの少額投資を受け付けるような会社が一生安泰かどうかは甚だ疑問である。

 

リッチモンドバークスは配当収入は一生続くと謳っているが、チープなブラフもいいところだ。いつトンズラされるかわからないポンジスキームだという疑いは晴れようがない。

 

スマホアプリがあるから安心なのか?

リッチモンドバークスへの紹介料目当てで運営されているWEBサイトやブログでは、リッチモンドバークスが安心して投資できる理由としてアプリがあるという点を挙げているところがある。確かにAppストアのアプリの審査基準は厳しく、投資状況をリアルタイムで確認するアプリをリリースするにはそれなりのリソースを割いたかもしれない。

 

しかし、それだけで本当に出資を行うに足る信頼をしていいものなのかと言えば、答えはNOだろう。過去にはAppストアで配信されていたアプリにワンクリック詐欺目的のものがあったという事例もあった。

 

その頃と比べるとさらに審査が厳しくなっているとは言え、ビットコインをリッチモンドバークス内通貨に変換して投資する点、紹介者報酬がある点など、他のねずみ講式詐欺HYIPと共通している注意点も多い。アプリだけで信用するというのは極めて危険だと判断せざるを得ない。

 

 

リッチモンドバークスについて「2008年に設立されて歴史があるから安全だ」「世界中にオフィスがあるから安心だ」という表現で勧誘を行っているWEBサイトがあるが、こうした情報がいかに信用ならないかご理解いただけただろうか? それらのサイト運営者は、間違いなく「いつか絶対にトンズラする」とわかっていながら、登録してもらう際の紹介料目当てで情報を流していることもしっかり頭に入れておいていただきたい。「出金できた」という情報があったとしても、元本が戻って来ないリスクは極めて高いのでご注意を。

 

HYIPの危険性については下記リンクでも詳しく解説しているので、ご参照いただければ幸いだ。

playbaseball.hatenablog.com

 

海外への投資について

リッチモンドバークスやHYIPの危険性についてここまで論じてきたが、ここからは世界中で市場規模が拡大しているソーシャルレンディングという投資について簡単に解説することにする。ミドルリスクミドルリターンを狙える海外投資の選択肢として最近注目を集めているものだ。これは融資を希望する事業者と投資家を直接結びつける投資の形態で、個人間融資あるいはP2P融資と呼ばれることもある。

 

ソーシャルレンディングももちろん投資のため、貸付先の倒産リスクや元本保証は無いといったリスクがある点には注意しなければならないが、余剰資金でこうした投資を行う人が年々増加している。この海外投資について詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照いただきたい。

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「HYIPは先行逃げ切り!」というチキンレースギャンブルをなぜやりたがる?

HYIPの案件を紹介しているメディアを覗いてみると、「先行逃げ切りをすれば儲けられる──」といった情報を発信しているところがある。ねずみ講(ポンジスキーム)の仕組みを考えれば、確かに自分の元本を回収して利益が出たタイミングで全額出金すれば儲けることは可能だろう。しかし、そんなチキンレース的なギャンブルをなぜ人はやりたがるのだろうか。

 

 

HYIPの罠とギャンブル依存症

HYIPの怖いところは、出資金が返ってこない可能性があるといったことに止まらない。というのも、こうした高利子を謳う投資にハマってしまうとギャンブル依存症に陥る危険があるのだ。そこに至るまでの精神状態の変化は以下のようになる。

  1. HYIPへの投資を始める
  2. 投資をした案件の利子がどうなっているか気になる
  3. 業者がいつトンズラをするのか気になる
  4. 情報集めに躍起になる
  5. 他のことが手につかなくなる
  6. 投資に失敗すると、他の案件を調べ始める(その後他の案件に投資し、1に戻る)
  7. 投資に成功した者も、他においしい案件が無いか気になって仕方が無くなる(その後他の案件に投資し、1に戻る)

「そんなことないよ」と思う人もいるかもしれないが、投資における「儲かるかもしれないぞ」というワクワク感や、実際に数字が増えているときのアドレナリンが分泌される感覚がいかに人間の精神に影響を与えるかということは、日本にギャンブル依存症に当たる人が560万人もいるという数字が物語っている。

 

先行者利益の罠

HYIPにはギャンブル要素があり、「自己責任」で片付けられてしまうリスクには元本以上のものがある。一度HYIPに失敗して詐欺がほとんどだとわかっていても「先行者利益がある」「先行逃げ切りなら儲けられる」という情報に踊らされて失敗を何度も繰り返して地獄を見てしまう者もいるのだ。

 

「業者が逃げるか逃げないか見極めて儲けを出す」ということがいかに人生を棒に振る可能性のあるバカバカしい行動かは、きっとHYIPに手を染めて抜け出せなくなっている人にしかわからず、そして誰しも自分はそうならないと思って疑わない。

 

ライトライズが飛んだ反響がすごかった

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先週Right RiseというイギリスのHYIP業者が飛んだことを取り上げた結果、検索エンジンからの評価も相まって多くのアクセスが集まった。それだけこの案件に手を出していた人が多かったのだろう。

 

ライトライズにやられてしまった人の中には、「もっと信頼できるHYIPを探さなきゃ」と思った人もいたことだろう。残念ながら彼らはもう既にHYIP依存症だ。きっと有り金全てを失ったとしても、借金をしてHYIPで金を増やそうなどと考えてしまうような状態である。

 

こんなチープなポンジスキームでチキンレースに挑む者が増えれば、得体の知れない外国の業者にお金を巻き上げられ、積もり積もって日本は、この国の経済はいずれ大打撃を受けるかもしれないし、それは既に現在進行形で起こっていることかもしれない。私はそれを一番危惧している。

 

海外への投資そのものが悪いのではなく、投資の体を成していない投資もどきの詐欺に、何も疑わずに手を出してしまう者がいることが問題である。もっとマスメディアなどでHYIPの危険性を周知しても良いような気もするのだが……。

 

結論

HYIPは先行逃げ切り? それはギャンブル依存症への入り口です。

 

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海外のプロ投資家が語るHYIP事情

今回はHYIPについて、香港在住のイギリス人トレーダーから聞いた話をご紹介していくことにしよう。彼はアメリカでゴールドマンサックス社に勤務した後、自分で投資会社を立ち上げて株や不動産、為替取引に従事しているその道10年以上のプロである。HYIPなんていうチープなポンジスキームを相手にする暇もないのだろうが、幸いにも話を聞けたのでその内容を共有していく。

 

なお、メールやスカイプでのやり取りは全て英語で行ったが、全て私が訳したのでご了承を。また、彼の発言の内容をまとめているという点についても予めご了承いただきたい(Q→私、A→トレーダー)。

 

続きを読む

HYIP(ハイプ)は儲かる?詐欺で危険?オススメ案件は?よくある疑問を徹底解説

HYIPという高利回りの投資案件がインターネット上で話題を呼んでいる。つい先日出金停止になって飛んだ疑惑のあるRight RiseやD9クラブ、One for All All for One、ビットリージョンなどさまざまな種類があり、日利1%以上の利回りで、なおかつ複利運用も可能といった正に夢のような案件がたくさんあるのだ。

 

一方で、それらの投資案件は海外の業者が展開しているものも多く、ねずみ講(ポンジスキーム)のような詐欺案件や、いつ弾けてもおかしくないギャンブル要素が強いものなども少なくない。この記事は、昨今のHYIP事情を徹底的に調査した上で、みなさんに正しい最新情報を提供することを目的として作成した。

 

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HYIPとは何か

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HYIPは「ハイプ」「エイチワイアイピー」などと呼ばれているが“High Yield Investment Program”というワードの略語で「高収益投資プログラム」と訳すことができる。名前の通りHYIPの案件は通常の株式や投資信託といった「一般的な投資」では考えられないような高利回り・高配当をウリに出資者を募っている。日利1%以上の投資案件が多く、中には日利10%といった錬金術師もビックリするような高利子配当を出すと謳っているものもある。

 

 

HYIPの仕組みはほぼ全て投資詐欺・ねずみ講(ポンジスキーム)

結論から申し上げよう。HYIPのほぼ全ては詐欺だと言っても過言ではない。HYIPのプログラムの中にはセミナーを開いたり、LINEのグループで情報共有をしたりといった案件が多くあるが、こうした集団は投資を募る大元ではなく「投資をさせて紹介料をもぎとろう」という魂胆でセミナーやグループの参加者を募集している。

 

HYIPの危険性

HYIPの多くは、一定期間は配当を出して出資者の紹介者からさらに投資を募り、頃を見計らってトンズラするという結末を迎える。そして新しい案件が出来ては消え、というサイクルが繰り返されているのだ。したがって、「私は実際に配当ももらっていますし、これまで○○万円儲かりました」という信頼できるように聞こえる案件でも、登録して投資を開始した瞬間から、トンズラされれば元本は返ってこないというリスクを背負うことになる。

 

HYIPには、元本が引き出し可能になるまでの期限が長く、配当しか受け取れないという案件が多い。また、最初の数ヶ月は高配当の利子が出るものの、その後は高額の手数料が差し引かれて配当収入が少なくなっていくという案件も非常に多い。

 

そして元本分の配当収入を得る間もなくトンズラする業者や、満期を待たずに解約する場合は多額の手数料が必要になるという種類のものがほとんどである。突如としてサイトにログインできなくなったり、何らかのエラーが起こったというアナウンスとともに出金できなくなることがしばしば起こるのだ。

 

紹介者の言う「私は△△という案件を実践中で、○万円儲かりました」の言葉には「(まだ元本は引き出せていないんだけどね)」という言葉が隠れているケースが非常に多い点にも注意していただきたい。

 

HYIPのオススメ案件やランキングの注意点

HYIPの情報について取り扱っているサイトでは、案件をオススメ順にランキング形式で紹介しているようなところもある。しかし、HYIPのほとんどは詐欺的な案件で、さらに紹介者は紹介料報酬目当てだということを考慮すると、それらの情報は全くアテにならない。「実績」「回収率」という言葉も、どこまで信用できるものかはわからない。

 

確かにサイト運営者自身は紹介者を集めてインセンティブを受け取って儲かっているのかもしれないが、果たして我々が同じ案件に参加したところで儲けられるかはわからないし、もし知人を巻き込んだ後にその業者がトンズラしようものなら、これまで培ってきた人間関係は一夜のうちに崩壊する。ポンジスキームの参加者が出資額以上のものを失うというのはよくある話だ。

 

ビットコイン(bitcoin)系のHYIPについて

最近はビットコイン系のHYIPが非常に多い。その理由は、ビットコインが持つ匿名性が詐欺師にとって都合が良いものであるからだ。ビットコインは銀行口座などと違い、口座と所有者の紐付けがされていない。ビットコインで資金洗浄を行って書類送検されたといったニュースもあるように、悪事をはたらくものにとって都合がいいために利用されているという状況なのだ。

 

もしビットコインなどの仮想通貨(暗号通貨)を使って投資をしたいなら、まずはビットコインを買って、その後他のアルトコインも買ってみるというのが良いだろう。ビットコインを買うための取引所としては、国内のものであれば大手資本が入っているという点などを考慮して、私はbitFlyer(ビットフライヤー) をオススメしている。

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詐欺案件を見抜くには?

さて、ここまでHYIPの危険性を説明してきたが、自分が紹介を受けたりした案件が危険かどうか気になる人も多いだろう。本当に儲かるのであれば誰だって利用したいと考えているだろう。ほとんどが詐欺(あるいはそこそこに配当を出しておいてそのうちトンズラをかます)だという前提の上で、HYIPの案件ごとに詐欺かどうか情報を集めているWEBサイトを利用すれば、ある程度の危険性の把握に努めることが可能だ。

 

投資状況が確認できる“ALL HYIP MONITORS”

All HYIP Monitors .com - Check your investment status on all HYIP monitors at once.

そのサイトはこちらである。トップページから検索ボックスに自分が気になる案件を入力すれば、その案件が今どのような状況になっているのかチェックできる。試しに先日トンズラをかましたRight Riseを調べてみよう。

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▼ステータスについて

PAYING(支払い・出金可能)

WAITING(支払い・出金待ち)

PROBLEM(問題あり)

NOT PAYING(支払い・出金不可能)

 

これを見れば、「支払われた」という人もいるものの、出金できないという状況の人が多いことがわかる。RightRiseも最初のうちはちゃんと出金できて「優良案件だ」という口コミが広まったものの、結局トンズラした。

 

つまり、このサイトを見てもその案件が今後どうなるかはわからないが、現状を把握することは可能だということになる。こうしたモニターサイトの利用は海外で特に盛んになっている。

 

▼参考記事(ロシア語)

Мониторинг хайп-проектов(HYIPプロジェクトのモニタリング)

 

今後注目の投資「ソーシャルレンディング」について

さて、HYIPの危険性も大体おわかりいただけたと思うので、最後に今後注目の投資「ソーシャルレンディング」について簡単にご紹介させていただこう。HYIPの危険性はそもそも、得体の知れない海外の会社にお金を預けるという点にある。もし詐欺被害にあったとしても、その会社の運営者がはっきりしていなかったり、実態の無いペーパーカンパニーが運営しているというケースもたくさんある。

 

そんな会社がいかに儲かっていて投資家を募集していようと、そこへ出資することはギャンブル以外の何物でもない。しかし、株式や投資信託も最近は値動きが激しくハイリスクになりつつあるし、FXに至っては元本以上の損をしてしまう可能性もある。個人投資家にとっては逆風のような状況だが、ソーシャルレンディングという投資方法が、ミドルリスクミドルリターンという点で注目を集めている。

 

 

ソーシャルレンディングとは……

 ソーシャルレンディングとは「お金を借りたい人」と「お金を投資したい人」を、インターネットを通じて結びつけるサービスとなります。「お金を借りたい人」と「お金を投資したい人」を結びつけるソーシャルレンディング事業者はインターネットを活用することで低コスト経営を行うことが可能になります。その為、通常の借入及び貸付事業に比べて仕組み上のメリットがあり、ソーシャルレンディングサービスでは借手には低金利、投資家には高利回りという形で利益を大きく還元することができる可能性があるのです。

 引用:ソーシャルレンディングとは | SBIソーシャルレンディング(借手向けサイト)

 

これももちろん投資のためリスクはゼロではない点には注意したいが、海外への投資を考えている人はソーシャルレンディングをポートフォリオに加えてみるのも悪くはない選択肢だろう。

 

ソーシャルレンディングでは1万円といった少額からの出資も可能な場合が多いので、勉強がてら少しずつ資金運用をしていきたいという人は是非とも知っておくべきオプションだ。興味のある人は下記リンクから詳細をチェックしていただきたい。

 

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GLADIACOIN(グラディアコイン)は紹介者報酬が無いけど詐欺の疑いがある

本日取り上げるのはGLADIACOIN(グラディアコイン)というビットコイン×投資の黄金配合案件である。Right Rise(ライトライズ)が破綻した今、この案件に注目している人も多いようだ。

 

私はこれまで繰り返し「ビットコイン×投資=詐欺の黄金配合」「紹介者報酬があるような投資案件は詐欺」ということを繰り返し発信してきたが、GLADIACOINの場合は「紹介者の直接報酬は発生しない」という特徴がある。自分が紹介したユーザーが入金してもボーナスを得られないと理解できるだろう。

 

つまり、一見ねずみ講には見えない体裁を整えているのだ。しかし、この案件に関連する情報を発信しているサイトでは「スピルオーバー」というワードが出現しているため、結局これも注意すべき案件であると推測できる。

 

公式サイト:GladiaCoin | Double your bitcoins in 90 days

 

 

GLADIACOINの特徴

・日利 2.2%
・紹介者の直接ボーナスは無い
・紹介者からは 5%〜15%のバイナリー報酬が入る
・元本の二倍を受け取った時点でプラン終了
・0.3 BTC 以上溜まったら自動でビットコインのアドレスに送金

参考:GLADIACOIN(グラディアコイン)に投資開始! | HYIP で投資生活

 

日利2.2%はかなり魅力的だが、当然危険なニオイはプンプンする。本当にそれだけの利回りで資金運用ができるなら、一般庶民から少額投資を受け付けて、ユーザーを抱えるためのサーバーを維持しながら資金運用を行うのはナンセンスであるためだ。おいしい話には裏がある。基本中の基本だ。

 

紹介者の直接ボーナスはないけれど……

「紹介者を集めないと稼げない」という案件は、日本人にとってマルチやねずみ講を想像させるため、大きな参入障壁となりうる。しかし、GLADIACOINの「直接ボーナスは無い」という表現が本当にその通りなのか、十分な検証をしないまま情報発信を行っているサイトもある。

 

バイナリーツリーの仕組みは導入されている

GLADIACOINも結局マルチの形態を取っているため、紹介者の紹介者が自分の下に付く(スピルオーバー)といったバイナリーツリーの仕組みが導入されている。また、ツリーの左側は自分で紹介した者しか付かない仕組みになっているため、結局ポンジスキームの疑いは晴れていない。

 

下にGLADIACOINのバイナリーツリーについて解説されているリンクを貼っておく。

ameblo.jp

 

なぜビットコイン投資詐欺が増えているのか

この案件の危険性について詳しく知りたい人は、当ブログのビットコインのタグカテゴリーを参照されたい。それぞれの案件で仕組みなどに違いはあるのだが、ビットコイン投資が怪しく見える理由は「そもそも論」で成り立っているからだ。海外発のHYIPの類には十分注意していただきたい。

ビットコイン カテゴリーの記事一覧 - SEOコンサルタントのブログ

 

さて、RightRiseが飛んだことで、ビットコイン投資界は殺伐となりつつあるが、大切な資産を預けた会社がトンズラされたら誰だって起こるのは当然だ。しかし、やはり「そもそも怪しいよな」という疑いの目を向けなければ、体よく飾った説明とそれなりにキレイに作られたホームページで騙されるという人が後を絶たない。

 

おそらくこうした案件にひっかかってしまう人は、自分自身で株式投資、投資信託、FXをやったことがない人がほとんどだろう。ボーナスが結構入った時期に上手い話に誘われると、ポンと数十万円を出してしまう人もいると聞く。

 

特にビットコインは「最近レートが急上昇している」という実態があり、メディアでも度々取り上げられるなど仮想通貨の中でも名が知れているため、「なんとなく儲かりそうだな」という印象を得られ易く、結果として詐欺師に良いように利用されてしまっているという背景がある。

 

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資産運用は少しずつ学ぼう

もしあなたが本当に投資や資産運用に興味があるのであれば、証券会社で口座を開設して投信積立からはじめてみるなど、実践を兼ねながら徐々に勉強を行うのがいいだろう。一攫千金を狙う必要は無い。というか狙っても外すことがほとんどだ。だったら日々勉強を積み重ねて、自分の嗅覚を研ぎ澄ませておき、本当に将来性が期待できる投資先を探す準備を整えておいた方がはるかに有意義だ。

 

ここで資産運用のビギナーにオススメの本を紹介しておく。百聞は一見にしかず。よければ手にとっていただきたい。

 

 

ビットコインにしろ、別に海外の怪しい会社に投資するのではなく、とりあえず国内の取引所で購入して保有してみるというやり方もあるのだ。

 

目先の利益に目がくらんでしまいそうなときほど、「おいしい話には裏がある」という人類の経験則を思い出してほしい。

 

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Air Bit Club(エアービットクラブ)はビットコイン投資詐欺です

 ビットコイン×投資という組み合わせは、やはり投資詐欺の黄金配合である。ブラジル(パナマという説もあるが、公式ホームページを見る限りはブラジルの企業であると伺える)に本社を構えるAir Bit Clubもまた、非常に胡散臭いビットコインの投資案件だ。紹介動画が15分と長いが、延々とビットコインの説明をしたあと、10:30ごろから自社の事業説明が始まる。この仕組みは要するにねずみ講=ポンジスキームである。

 

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www.youtube.com

 

公式サイト:http://www.airbitclub-br.com/

 

紹介者の入金額の20%が受け取れる

こうした投資の案件で紹介者への報酬があるものは、ほとんどがポンジスキームであると断言できる。また、ピラミッド型のメンバー配置を「マトリックスシステム」などと称するのも、ねずみ講式の投資詐欺あるあるだ。

 

「自動化」に騙されるな

「楽して儲けたい」という一般庶民の心理に漬け込んで、詐欺投資案件は「自動化」という言葉を持ち掛けることがある。Air Bit Coinもやはりこの言葉を誘い文句にしている。正直なところ、この動画を1回見ただけではそのシステムの全貌を理解することは不可能だ。かなり複雑でわかりにくくなっている。

 

 

しかしその一方で、「なんとなく紹介者を増やせば後は放っておいても勝手に儲かりそうだな」という印象を与える作りになっているため、自分の家族や友人・知人を詐欺に巻き込んでしまうという例が後を絶たない。こうした「自動化されるから簡単に儲かる」という投資案件には興味本位で入会するのも避けるべきである。

 

自分で自分の紹介者を作ってアップグレードできるというシステムはおかしい

Air Bit Clubでは、最初の入金額や紹介者の入金額に応じてランクが決まる。動画内では、自分の下にいる紹介者がアップグレードするたびに(つまり、お金を払い込むたびに)報酬が得られるとしているが、複数のアカウントを作って自分で自分の紹介者を作ることが可能だとされている。それによって自分のサブアカウントで入金すれば「自分の紹介者」がアップグレードしたことになり、ボーナス報酬や自分のメインアカウントのアップグレードにつながると言うのだ。

 

さて、こんなめちゃくちゃなシステムに誰が騙されるのかわからないが、何をどう考えてもこれはおかしいシステムである。FXや株取引の口座をいろんな証券会社で作るのとはわけが違う。これに騙されて複数アカウントを作ってトンズラをかまされて泣き目を見る人が大勢いると思うと非常に悲しくなってしまう。

 

登録方法について

この投資案件を勧めるつもりは全く無いが、登録方法などを知りたいユーザーには下記リンクを参照していただきたい(くれぐれも自己責任で)。なお、こうしてLINEのグループで情報を共有する投資・ビジネスも十中八九ポンジスキームや悪質なMLMの類であることは頭に入れておこう。

エアービットクラブ Air Bit Club

 

配当金に科される高額な手数料

目先の利率は良く見えても、手数料などが考えられないほどバカ高いということは、こうした投資詐欺ではよくあることだ。いざ出金しようと思うと「手数料が高すぎて結局マイナス」という事態に陥ってしまうのである。Air Bit Clubの場合、最高プランだと年利150%だが、75日ごとに報酬の35%が更新手数料として必要とのこと。

 

いやいや、高すぎでしょ。やっぱりやめておいた方がいいというのは間違いない。ビットコインの投資は、レートが急上昇している最近では確かに魅力的な案件である。しかし、わざわざブラジルの怪しい会社でそれを運用しようというのもバカげた話。確かに新興国で利子が高いのは当たり前かもしれないが、紹介者制度やボーナス制度の仕組みを冷静に分析すれば、Air Bit Clubも投資詐欺であることは疑いようの無い事実である。

 

もしビットコイン取引をしたいなら、普通に日本の業者を使えば良いのである。高い利率に目がくらんで詐欺師に騙されないようにしていただきたい。

 

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海外HYIPの危険性

また、Air Bit Clubを含めたHYIPの危険性については下記リンクで詳しく解説しているのでぜひ目を通していただきたい。

playbaseball.hatenablog.com

Winnexplus(ウィンネックスプラス)というビットコイン投資詐欺の勧誘がきました

私は「ビットコイン×投資」のワードは全て詐欺だと思うことにしている。ツイッターで怪しそうなユーザーをフォローしてみると、何もコンタクトを取っていないのにDMを送ってくれた詐欺師がいた。以下DMの内容を晒しておく。ちなみに「詳しい話を聞かせてください」と返事を送っておいたので、レスポンスがあれば随時更新予定だ。

 

PR:投資詐欺、運用失敗、元金割れ、解約拒否…世の中の危険な投資情報を入手することができれば、投資で失敗する可能性は減ると思いませんか?>>続きを読む

 

はじめまして(^^♪
○○と申します(^^)

いきなりのDMで失礼いたしますm(__)m
ビットコインの案件です。

3/3にプレーオープンとなりました新着大型案件「winnex+」のご紹介です!
運営会社はブラジルに実態のある会社です!
D9に似たような形の運用方法となっております。
3/14より本格的に始動となりますので、先行登録しておきませんか?
詳しい概要は下記となります。

◆概要◆
・日利:1%
・直接紹介報酬:10%
・バイナリボーナスなど多種ボーナスあり(プランによりパーセンテージが変動)
・最低投資額:$67~
・パッケージプラン:下記5つのプランから選択
①ベーシック $67 (バイナリ報酬なし)
②ブロンズ:$200
③シルバー:$600
④ゴールド:$1000
⑤プラチナ:$2000
※後から上のパッケージへ更新可能です。

・最低出金額:$200~

詳しいご説明・資料等ご希望の方はご返信頂ければご説明させていただきます!
ご検討の程宜しくお願いいたします(*^^*)

 

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勧誘を受けたのはWinnex+(ウィンネックスプラス、ウィネックスプラス)というHYIP

詐欺師自身も語っているように、運用方法はD9クラブのそれに似ている(プランのグレードや利回りなど。D9クラブについては下記リンクを参照されたい)。

playbaseball.hatenablog.com

 

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公式サイトの日本語が雑すぎる

さて、こうした「外国発」を謳っている投資詐欺は、公式サイトが日本語対応していなかったり、日本語訳が雑だったりする。

Winnex+ | Marketing Franchising

Winnex+の場合も、サイトを開いて日本語を選択してみると、Google翻訳をそのまま通したと見られる雑な日本語を見ることができる。勧誘者にしてみればこれも「まだ日本では広まっていないから先行利益が得られる」といった誘い文句に言い換えられてしまうのだが、「投資」という行為を自分の言葉が通じない相手にするのは、リスクが大きすぎるなんてもんじゃない。トラブルが発生したとき、サポートを受けたいとき、相手に自分の言葉が通じず、Google翻訳を使うしかないというのは大きなデメリットになる。

 

「投資×紹介報酬」=ポンジスキーム

投資の案件に「紹介者報酬(インセンティブ)」があるのは、99.9%がポンジスキームだと言える。いや、もしかしたら100%かもしれない。どうせランクアップのためには一定数の直接紹介者が必要だったりと、ねずみ講式に運用されるのは明らかだ。

 

日利1%なんてありえない

HYIP(高収益投資プログラム)だという看板を掲げて投資家を募るプログラムの中には、日利1%など、どう考えてもありえない金利の配当が得られるとされているものが存在する。Winnex+もまたかなりの高配当を得られるとしているが、さて、本当に彼らが自分の利益を考えたとき、わざわざ一般市民の個人投資家を相手に資金を集めるだろうか?

 

投資家に1日1%の配当を出すのだから、投資プログラムそのものの運用利益率はそれをはるかに凌ぐはずで、もしそうならば、たった1万円でも1年間複利運用を続ければすぐに莫大な富を築くことができる。そうなっていれば絶対に個人投資家、しかもブラジルの会社がわざわざ日本人を相手に出資を募るというのはありえない話だとすぐにわかる。

 

なぜブラジルの会社が日本人に投資をしてもらおうとするのか、それはそのプログラムが詐欺で、資金を集めた段階でトンズラしようとしているからに他ならない。

 

ビットコイン×投資の黄金配合

父ステイゴールド×母父メジロマックイーンがオルフェーヴル・ゴールドシップという一流の名馬を生み出す黄金配合ならば、ビットコイン×投資はバカな庶民を騙すための投資詐欺の黄金配合だと言えよう。本当にビットコイン投資をしようと思っているのならば、自分で口座を開設して運用したほうがずっと簡単でずっと利益を生み出せる可能性がある。わざわざブラジルの怪しい会社に資産を預ける必要はないのだ。

 

ビットコインを運用したいなら、自身で保有してみるという方法もある。その際は日本の信頼できる取引所を利用するようにしていただきたい。

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追記:勧誘者からpdf資料を受け取った

LINEの友達に追加させられた後、pdf資料を共有してもらった。興味がある人は下記リンクから参照していただきたい。

winnexplus資料.pdf

 

非常に抽象的で正直わかりにくく、とりあえず図などで体よく取り繕っているだけのクソみたいな資料である。こちらが公式の資料とのことで、投資家にこの程度の説明で金を募ろうというのだから、この時点で詐欺の気配しかしない。「シミュレーション」を「シュミレーション」と誤字っていたりという細かい部分も含めれば、しばらくはこの資料の粗探しに興じられるかもしれない。

 

Winnex+をはじめとするHYIPの危険性は、下記リンク先のエントリーでさらに詳しく解説しているので、ぜひ一度目を通してほしい。

playbaseball.hatenablog.com