オプトイン・オプトアウトアフィリエイトとは?ネットビジネスの仕組みと危険性を大解剖

ネットビジネスやアフィリエイトに関連して「オプトイン」または「オプトアウト」という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、これらのビジネススキームを正しく理解できている人は少ないかもしれません。この記事では、メルマガやLINE@、SNSなどで展開されているオプトイン/オプトアウトの仕組みと、その危険性・リスクを解説していきます。

 

オプトイン・オプトアウトとは

Person Using Macbook Pro

オプトイン、オプトアウトはそれぞれ"opt in" "opt out"という英語のフレーズに由来している言葉で、ネットビジネスに関連したメールアドレス・顧客のリスト集めに際して使われている言葉です。では、それぞれどのような言葉なのかを見ていきましょう。

 

オプトイン

「このメールマガジンに登録すると、20万円相当の価値がある情報をタダで手に入れることができます」

 

「私のLINE@に登録すると、登録者限定の極秘のビジネス情報を無料でゲットできます」

 

皆さんもこのような誘導広告を目にしたことがあるのでは無いでしょうか? いかにも怪しい情報商材屋の無料オファーから、一般企業による広告まで、色々なところでこうした広告が配信されています。そして、こうした誘導に乗っかってメールアドレスを入力したり、LINE@に登録すると、運営元からメッセージが送られてきて、ビジネスの勧誘やらが行われます

 

このように、メーリングリストやLINE@経由でメッセージを受け取ることに同意した結果、メッセージ・情報が送られてくるようになるという形態が「オプトイン」と呼ばれるものです。"opt in"には「参加する」「承認する」「加入する」などの意味があります。

 

オプトアウト

一方のオプトアウトは、「退会する」「拒絶する」などの意味があるのですが、これは配信されてきたメールマガジンなどに対して「以後メッセージを受け取らないようにする」という行動を指します。平成14年に個人情報の保護に関連して、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」が制定され、それに伴って総務省ガイドラインも改定されたので、現在は表立って行われるケースが少なくなったのですが、「登録した覚えも無いのにビジネスの勧誘メールが送られてくる」というのを経験したことがある方も多いと思います。

 

これは無作為に産出されたメールアドレスやネット上のコンテンツに含まれているメールアドレス、それまでに登録していたサービスから情報が漏れるなどして送られてくる迷惑メールの類ですが、こうしたメールの受け取りを拒否するのがオプトアウトということになります。

 

 

 

オプトイン・オプトアウトとネットビジネス

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情報商材やビジネス・投資に関連した商材が販売されるとき、メールアドレスやLINE@に誘導してその販促が行われるのは定番のパターンになっていますが、これはオプトインの形式です。「儲かる情報があるよ」と謳って見込み客を釣り、そのリストに対してステップメールを通じて販促を行うことで成約を目指すのです。

 

そして、これらの見込み客のリストを作成するにあたり、「オプトインアフィリエイト」というアフィリエイトの方式が採用されており、それを使って情報商材屋は次々にオファーを仕掛けていきます。

 

オプトインアフィリエイト

今回情報商材を販売するAさんという人物がいました。この人は、1つ10万円するネットビジネスの商材を売るために、顧客にアプローチしようとしています。そこで、ブログやメルマガ、Twitterやインスタグラムなどで影響力のある人にお願いして、「君の案内を見て僕(A)のLINE@に登録してくれた人がいたら、一人あたり1000円の報酬を払うよ」などという条件を設定して、広告をお願いするのです。

 

与沢翼氏なんかがツイッターで「僕の知り合いがこの度すごいビジネスを仕掛けるようです。儲かるので登録したらいいですよ」なんてやってるのをよく見かけます。このようにして、Aさんが販促を仕掛けるLINE@には「儲けたいな」と思っているカモが集合し、そこに対して「僕の商材を使えばこんなに儲かりますよ」というクロージングを行なって最終的に高額商材を買わせるのがAさんの狙いです

 

 

なぜオプトインは危険なのか

「無料だしとりあえず登録をしてみるか」と気になって登録をしてみるものの、ほとんどの人は高額な商材を買うまでには至りません。しかしその一方で、実際に質の悪い情報商材を購入してしまう人がごく少数ながらも存在するのは事実です。そして、なぜオプトインが危険なのかというと、「登録一件につき1000円」など比較的高めのアフィリエイト単価が設定されているため、商材を仕掛けるAさんはそこそこの費用を負担しなければなりません。

 

そして、その広告費を回収するために商材の代金には広告費の分も上乗せをして販売する必要があります。その結果、「内容の割に中身が薄っぺらい」=「詐欺商材」が多く蔓延ってしまうのです。そして、「とりあえず無料なので登録するだけでもしておくといいと思います」などと紹介した人も、そんな粗悪な情報商材のリスト集めに協力していたとなると、評判を落とし、ビジネスマンとしての信頼も失ってしまいます。

 

高額アフィリエイト塾では、「まずはあなたと同じように塾に入りたい人を連れてきてください」などと言って、ネズミ講のような形式で入会者に勧誘をさせるようなところもあり、「情弱カモリストを作るために広告費をかけて、その分を高額な情報商材を売って回収する」という連鎖が発生しているのです。オプトインアフィリエイトは、このような仕組みになっているため危険を伴うのです。

 

 

以上、オプトインの仕組みと危険性について解説をしました。最近はツイッターやインスタグラムを入り口にして情報商材屋がネットビジネスの勧誘を持ちかけてくることも多いので、甘い話に騙されないように十分注意してください。

 

 

 

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