フィークル(feecle)の請求代行手数料は3~15% 特徴とメリット、評判をまとめてみた

大手クラウドソーシングサービスのクラウドワークスが、フリーランスのワーカーからクライアントへの請求を代行する「フィークル(feecle) 」というサービスを立ち上げました。3万円以上の料金請求を手数料3~15%で代行してくれるということで、クライアントの支払いに不安があるフリーランサーにとっては嬉しいサービスなのかなと思いますが、この記事ではフィークルについてのメリット・デメリットなどを調べてまとめています。

 

 

 

フィークルfeecle)とは

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フィークルfeecle)は前述の通り、クラウドワークスが立ち上げた請求代行(ファクタリング)サービスです。元々はスグフィー(sugufee)という名前だったようですが、本格展開に合わせてリブランディングされた模様です。

 

このサービスを通して行われた契約に関しては、ワーカーが仕事を終えた際に、クライアントに代わってフィークルがワーカーに支払いを行います。手数料はクライアントの与信状況などをフィークル側が判断して決定され、最低で3%最高で15%となっています。

 

契約から支払いまでのフロー

  1. ワーカーは、フィークルを通して契約する旨をフィークルに申請する
  2. 申請した内容が審査され、フィークルから手数料が提示される(3~15%)
  3. 提示された条件に問題なければ同意する
  4. フィークルからクライアントに契約が提示され、クライアントが同意すれば報酬が3営業日以内に登録口座に振り込まれる

という流れになっています。2の時点で提示された手数料が高すぎるという場合には契約しないという形も選べますし、その際の手数料などはかかりません。あくまでも契約が成立した場合に報酬から手数料が差し引かれるという仕組みです。

 

会員登録について

フィークルは本人確認書類を提出した上で会員登録をすると利用可能になります。現在のところパスポート、運転免許証、健康保険証上記3点のいずれかのみが本人確認書類として提出できるようです。会員登録は無料で、利用に際しての初期費用などは一切かかりません

登録はこちら→フィークル(feecle)  

 

フィークルのメリットとデメリット

フィークルを利用するメリットとデメリットを調査してみました。手数料がかかってその代わりに支払いは保証されるという前提のサービスですので、「手数料がかかる」という点はデメリットとしては挙げません。

 

3万円以上の契約でしか利用できない

本家のクラウドワークスを利用する場合、手数料は20%結構取られるだけに、最大15%で済むフィークルは利用したい人も多いと思います。ただし、フィークルを利用できるのは3万円以上の契約だけに限られており、それ以下の契約は審査も受付されていません。

 

直接契約時のトラブル回避に

クラウドソーシング経由で仕事を行なった後、案件を継続する場合には手数料を節約する目的でワーカーサイトを通さず直接契約をするワーカーの方も多いと思いますが、その場合、支払いに関してトラブルが生じるケースもあります。また、クライアントと連絡が取れなくなってしまったり、支払いが遅れたままトンズラされてしまったというような例もあるそうです。

 

そのような場合の保険として、3~15%の手数料は取られますが、まだ付き合いの浅いクライアントや新規のクライアントとの取引では、しばらくの間はフィークルを通して契約をしておくといった使い方ができると思います。

 

支払いまでは比較的早い

クライアントからの合意があればフィークルからはすぐに報酬が支払われるため、キャッシュフロー的にもフリーランスの人にとってはありがたいと思います。実際の契約の際には仕事をする以前に「フィークルを通して契約させてください」という旨をクライアントにワーカーが伝え、その後契約を行うという流れになるケースが多いと思います。

 

クラウドワークスのクイック出金を使わなくていい

フィークルで契約するためには3万円以上の案件であるという条件はつきますが、普段からそこそこ単価の高い案件を受注しているワーカーであれば、クラウドワークスのクイック出金の3%の手数料をかけることなく最短翌日の振込が実現できるため、キャッシュフローの面を考えるとメリットは大きいと思います。

 

クライアントの与信状況によっては利用できない

フィークルの契約は、ワーカーがフィークルに債権を譲渡し、その請求をフィークルがクライアントに行うという仕組みになっています。そのため、クライアントの与信状況やクライアントが個人のケースではフィークルは利用できないという可能性が出て来ますクラウドワークスの仮払いシステムは実際にクレカなり銀行振込なりの実際の入金が伴いますが、フィークルはそうではないため、クライアントの属性によっては利用できないという点は頭に入れておきましょう。

 

フィークルの口コミ・評判

フィークルはまだ出来たばかりのサービスで、利用者の声も探してみましたが現時点では見つかりませんでした。サービスの存在を知った人からは「クライアントからの未払金の回収は大変だから利用する価値はある」「手数料次第では使いたい」というような声が多くありました。今後サービスの利用者が増えて口コミ・評判が出てきたらこちらでも紹介しようと思います。

 

GMOによる類似サービスFREENANCE(フリーナンス)との比較

昨年10月には、フィークルに先駆けてGMOによって「フリーナンス」という同系統のサービスがローンチされています。フリーナンスは手数料3~10%で利用でき、登録すると収納代行用の振込専用口座を手数料無料で開設することも可能です。また、損保ジャパン日本興和による独自の補償制度を利用できる制度も準備されており、これから利用する人が増える可能性が考えられます。最終的には手数料競争になりそうな気がしますが、手数料割引キャンペーンとかがあれば登録者は一気に増えそうですね。

 

フリーナンスの詳細はこちらのリンクからご確認ください
【FREENANCE】

 

まとめ

以上の通り、フリーランスで活躍している方にとっては、新規のクライアントの取引の際など、利用に関してのメリットは大きいと思います。また、クラウドワークスを通じて知り合ったクライアントとフィークル経由で契約することも可能とのことなので、一回の契約金額が3万円以上の案件の場合は手数料はクラウドワークスよりも確実に安くなるため、フィークルを必ず使うべきだと言えるでしょう。

 

クライアント側がフィークルの利用を渋る可能性がゼロとは言い切れませんが、クライアント側が手数料などを請求されることは無く、発注した仕事に関する支払いがワーカーでは無くフィークルに代わるだけという仕組みですので、普通のクライアントであれば問題なく同意してもらえると思います。

 

逆に「フィークルはちょっと……」と渋るようなクライアントが実績が無かったりする場合は、報酬の支払いに関してトラブルが生じる可能性があるということで良いフィルターになるかもしれません。法人同士の取引ではきちんとしていても、個人との取引が杜撰な管理体制になっている会社もありますので、そういった会社から自分の生活・仕事を守れるサービスとも言えるでしょう。

これに当てはまる方はとりあえず登録をしておいて良いのかなと思います。

 

登録はこちら→フィークル(feecle)