MMM Returnsというビットコイン投資案件(HYIP)が日本で勧誘活動を盛んに行っているようだが、MMMの創始者Sergei Mavrodi氏の名前が大々的に出てきている投資案件なので、注意喚起のためにもこの人物の来歴を紹介しておこう。
MMMのプロモーション動画
しつこいほど登場するこのオッサンこそSergeiMavrodi(セルゲイ・マヴローディ)氏である。
SergeiMavrodi(セルゲイ・マヴローディ)とはどんな人物なのか
本名:Sergey Panteleevich Mavrodi
1955年8月11日生まれ。ロシアの下院議員も務めた人物であるが、MMMという金融ピラミッドを創設した後に破綻させたことで多くの被害者を生んだ犯罪者でもある。 2007年に彼は、1万人から1億1000万ルーブル(430万ドル)を騙し取ったとして有罪判決を受けた。
Mavrodi氏は、自身がMMMにおける寄付の受益者ではないと主張し、 MMMのシステムはビジネスではなく、それに対する法律がない相互扶助プログラムであると主張しているが、後に脱税の罪でも有罪判決を受けた。
では、彼が創設したMMMとはどんな金融ピラミッドだったのだろうか。そして積極的にプロモーションが行われているMMM Returnsとはどんな投資案件なのか、その詳細についてはまた追って詳しく解説することにする。
ちなみに彼とMMMの名前を利用したねずみ講のようなポンジスキームは世界中に存在しているが、南アフリカやロシアでは公的機関がこれらの組織に注意喚起を促している。日本でもWEBサイトやSNSで参加者を募集している者を見かけるが、ポンジスキームを疑わなければならないことは明らかだ。
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