2018年最もアツい仮想通貨はStellar(XLM)?

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※XLMはBinanceで購入することができます。

 

翻訳記事です。

元記事:2018’s the Hottest Cryptocurrency is Stellar

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先週1週間のうちに、元々37億ドルであったStellarの時価総額は159億ドルまで急成長を遂げました。この急騰により、StellarはCoinMarketCapで7番目の通貨になり、この間に1XLMあたりの単価は$0.000014から$0.8にまで上昇しました。Stellarは先週の金曜日から65%以上高騰し、CoinMarketCapのTOP10入りを果たしたのです。

 

 

 

Stellarは昨年分岐(フォーク)の度に高騰したビットコインのように、XRPとともにマーケットでの人気を獲得する可能性を秘めています。

 

Stellarはビットコインプロトコルを採用していますが、トランザクション(送金)にかかる時間が極めて短く、2〜5秒程度で円やドルなどのFIAT通貨、あるいは他の仮想通貨との交換も可能です。Stellarのシステム上で機能する「通貨」は"Lumen"「ルーメン」と呼ばれます(取引所などでの表記はXLM)。

 

IBM社は、大手銀行とともに国際送金の利便性を高めるためにStellarの技術を利用しており、デロイトトーマツもパートナーになっています。

 

Stellarの急成長とともに、リップルXRP)も高騰しており、昨年1年間で単価は350倍になりました。年末にはイーサリアムを抜いて時価総額2位の通貨に躍り出て、直近高値は3.7ドル付近になっています(昨年はゴールデンウィーク近辺に高騰して一旦イーサリアムを抜いたことがありますが、その後逆転し、再逆転)。

 

サンフランシスコに拠点を置くリップルのスタートアップグループは、日本と韓国の金融機関と連携し、XRPリップルネットワークを国際送金に用いるように活動を進めています。

 

リップルとステラーは開発者が同じで、どちらもJed McCaleb氏によって開発されました。彼は2013年にリップル社から去っており、現在はStellarの開発に注力しています。

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翻訳はここまでです。

 

ステラとリップルは開発者も同じで、性質も似ており、どちらも送金時間が短く、「ブリッジ通貨」としての役割を果たす通貨です。ビットコインはここ最近マイニング難易度の上昇やSegwitチェーンの普及の遅れなどから深刻な送金遅延の問題を引き起こしており、それに対して圧倒的に送金が早いXRPがファンダメンタルズ面で注目を集め、多くの投資家から資金が投入された形になります。

 

StellarはこれまでもXRPと価格連動することが多く、今回もリップルの高騰に伴って値段が一気に上がったように思えます。

 

XRPのチャート

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XLMのチャート

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他に送金処理にかかる時間が短い通貨としてはDASHなどがあり、この3つは「送金速度」という強みがありますので、今後も一定数の需要が見込まれます。

 

一方、送金遅延の問題が深刻なビットコインですが、送金にかかる時間を大幅に短縮するライトニングネットワークという案がかねてよりあり、そのシステムもテスト段階に突入しているようです。アルトコイン各種が技術力やマーケティング力で存在感を高めていく一方で、ビットコインも黙ってはいないという状況でしょうか。

 

ただし、現在は市場全体が日々成長している状況ですが、市場に陰りが見えてきたときにも生き残っているのは、最初に生まれたビットコインではなく、銀行など金融機関によって利用され、常に実需を伴う「国際送金」に焦点を当てたXRPやXLMなのかもしれません。