クベラを仕掛けていたビットステーション田中健太氏の顧客資産私的流用問題に関しては以下の記事をご覧ください。
※クベラに関する最新情報は、Discordの非公式チャットで随時配信されています。入会は下記リンクから。
一部で話題になっている「クベラコイン(あるいはクベーラコイン)」という仮想通貨についての記事です。
クベラコインは日本のビットステーション取引所に上場が決定しています。ビットステーションの登録は下記リンクよりどうぞ。
https://bit-station.jp/signup?code_referrer=248650
▼Kuberaに関するCoinmarketcapのデータ
※CMCデータには反映されていませんが、ホワイトペーパーを見ると総発行枚数は9億枚とのこと
「10円で買ったら10倍になる」
このコインは既にHitBTCとCryptopiaという取引所で取引し、入手することが可能なETH(イーサリアム)ベースのERC20トークンです。この仮想通貨を「10円前後で買わないか。近いうちにバイナンスに上場し、価格は10倍程度になる」といったオファーが巷ではあるようです。
ちなみにこの記事執筆の2018年1月12日時点で、取引所では1KBRあたり2円前後の値で推移していますので、10円というのは5倍以上割高です(ただし12月上旬の上場直後には20円前後で取引されています)。
TAOコインの頓挫と田中健太氏
私は11月ごろにこのコインの営業を持ちかけられたのですが、関係者とされるビットステーション取引所の田中健太氏は過去にTAOコインというコインのローンチを仕掛けるも、計画が頓挫してしまって今は全く値がつかないゴミになってしまっていることから少し懸念がありました。
▼参考
ラオスの宝くじで使われる?
また、「ラオス政府と提携してクベラが使われるようになる」という情報とともに新聞記事などの写真が出回っているようですが、ラオ語や英語で検索してみても今のところそのような情報をクベラのホームページ以外では見つけることはできません。
ラオスではロト6のような数字を選ぶ形式の宝くじが、国民の娯楽の一つとして親しまれており、本当に提携するとなれば、ある程度の実需が生まれるのは確かです。ただし、2000年ごろから大きくGDPが成長している国であると言えど、国民の多くが年収10万円程度で暮らし、数十円程度で楽しんでいる程度の宝くじ産業が今後も大きく成長するかどうかは不透明だと言えるでしょう。
セガ系のゲーム会社と提携
一方で、大手ゲーム会社セガ系列の「T・クリエーション」という会社と提携したことは事実のようで、宝くじ以外にもゲーム内通貨として需要が生まれる可能性は無くはありません。T・クリエーションはセガ元取締役の田副氏が代表を務めており、「ムシキング」のアーケードゲームなどを手がけているとのこと。
左が田副氏、右はビットステーションの田中健太氏。
▼参考
ただし、今のところクベラがゲーム内通貨として利用できるのは聞いたこともないようなスマホゲームのみです。
バイナンスに上場する?
alexaでクベラ公式サイトの国別アクセス動向を見てみると、アメリカが1位、そしてインド・トルコが続くという形になっています。既に取引所に上場して取引されているため、どんな通貨か気になって検索する人が多いのかもしれませんね。
そんな怪しい匂いがプンプン漂うクベラですが、一部でバイナンスに上場が内定しているという噂が上がってきています。現在世界1位の取引高を誇る取引所ですので、本当に上場となれば値上がりする可能性は高いです。この辺りを期待して宝くじ感覚で持っておくのは悪くないかも?
→現時点では、購入はCryptopiaとHitBTCで可能です。
なお、バイナンスは現在新規ユーザーが1日20万人というペースで増えていて、先日は新規ユーザーの登録を一時停止していました。今後も仮想通貨市場が盛り上がるタイミングで再度そういった措置が取られてしまう可能性があるので、登録がまだの方は済ませておいた方が良いと思います。
→バイナンスの登録はこちらから。
ただし、総発行枚数9億枚のクベラが100円以上になるようなら、時価総額は7位のXEMぐらいになります。ここ2ヶ月ほどはホットな銘柄には次から次へとお金が投入される相場になっていますが、通貨ごとのポテンシャルを踏まえた力関係も意識しておかなければ高値で掴んでしまう可能性があるので注意しましょう。
クベラの値段、チャート確認は下記リンクのサイトを利用すると便利です。