ぱらえこのみか byジェシカ

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Fomo3Dは投資か詐欺(ポンジスキーム)か。日本語版FomoJPの利用は逮捕の可能性もある?

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Fomo3Dというポンジスキーム型のETH dApps(分散型アプリケーション)が話題になっています。概要は色々なサイトで解説されているのでご存知の方も多いかと思いますので、詳しい説明は省きますが、ざっくり言うと「最後にキーを買った人がそれまでの購入者が積み立てたジャックポットを総取りして一攫千金を手にする」と言う仕組みのゲームのようなものです。

 

従来のHYIPのようなポンジスキーム型投資スキームはネズミ講式のピラミッドを形成することで圧倒的な先行者利益が用意されており、そこから紹介した人のデポジットに応じたリファラルボーナスを稼ぎつつ、自分はそのスキームが破綻する前に出金して「逃げ切る」と言うのが主流でしたが、Fomo3Dに関しては「最後にキーを買った人が全額総取り」という形のチキンレースのようなものになっています。

 

ツイッターなどのSNSを始めこのFomo3Dや最近日本向けにリリースされたと思われるFomoJPは批判も多く集めていますが、プレイヤー同士のゼロサムゲームという意味では、市場でのトレードとなんら変わりはないという見方ができなくはないです。ただしHYIPの運営が持ち逃げする前提の詐欺であったような「運営による不正が絶対にない」ということが確実に言えればの話ではありますが。

 

運営が手数料などで集まったETHのどれぐらいを抜いてプレイヤーに還元しているのかはわかりませんが、現状の仮想通貨市場は中身のない「草コイン」の類はまだまだ多くありますし、そうした銘柄にお金が集まっても生産的なプロダクトは生まれません。ICOでお金を集めて得体の知れない適当な取引所に上場されれば『詐欺ではない』という世論を知ってか知らずか、まさしく「電子ゴミ」が蔓延っているのは事実です。

 

 

 

つまり、そうした「プレイヤーに勝ちの見込みがないゴミを掴んでしまう可能性が高い」というICOや草コイン売買よりも、むしろ集まった資金の大部分の還元を約束にプレイヤー同士が同じルールの元でしのぎを削るポンジスキームの方がまだまともだという見方もできるということなのです。

 

ただこれを他人に勧めてアフィリエイト(リファーラル)報酬を受け取ろうというのはさすがに界隈のヘイトを買って批判の声も上がっています。ビットコインアルトコインを売買して資産が減っても、ポンジスキームのギャンブルで遊んで資産が減っても、同じ自己責任で片付けられてしまうという結果に変わりはないのですが。

 

日本語でリリースされたFomoJPに関しては「日本人向けにギャンブルサービスを提供している」という点で賭博罪に触法するのではないかという指摘があります。かねてより「海外にサーバーがあってそこで遊んでいるだけだから」という理由でオンラインカジノは見逃されてきましたが、京都府警が利用者を賭博罪で摘発したことで、見せしめなのは明らかでしたがオンラインカジノアフィリエイトは廃れました。Fomoシリーズの利用には同様の法的リスクが伴うので、捕まってでも一攫千金を狙いたいという人以外はやらない方がいいでしょう。

 

1年ほど前まで、仮想通貨界隈は前述のHYIPというポンジスキーム型の詐欺に投資するのが大流行していました。今はビットコインFXでめちゃくちゃ稼いでるトレーダーもHYIPをやってた時代があったのです。つい一年前です。

 

(仲のいいトレーダー数名にHYIP経験者がいるので誤解を招いたら嫌ですが、誰か特定の人に言及しているとかではなく、割とそうやって今は別のことで儲けてたり、市場に詳しい人でも入口がHYIPだったというケースもあるということについての客観的な記述です)

 

そこからICOブームがやってきて、アルトコインブームがやってきて、ビットコインのハードフォークブームがやってきて、さらにICOブームがやってきて、コインチェックでみんな焼け野原になって、SFDで身ぐるみまで剥がされてという激動の1年でした。

 

Fomoの利用は決して推奨できませんが、こうした馬鹿げたゲームもとい詐欺のようなものが流行るのは、それもまた今の市場が生んだ需要ですし、クソICOが乱立して市場参加者が「仮想通貨の生み出すプロダクトに興味がなくなってしまった」という事実を如実に表しているとも言えます。

 

昨日(2018/08/22)の朝のBitmexメンテナンス直後のビットコイン急騰なんかを見ても決して今の市場は健全だなんて口が裂けても言えませんし、不健全な市場で不健全なギャンブルが大流行していることについて苦言を呈しても時代は変わらないでしょう。

 

「バカが多いからバカなものが流行る」のであって、「バカからいかにお金を巻き上げるか」が今の仮想通貨市場全体のテーマになってしまっているのですから、Fomoは今の仮想通貨市場が本当に求めていたものであった可能性すらあるかもしれません。

 

漫画村は色んな方面から袋叩きにされていましたし、明らかな著作権の侵害があったことは事実ですが、漫画村漫画村ユーザーを叩いていた人の中には、動画共有サイトに違法にアップロードされたアダルトビデオを見ているような人も大勢いたことでしょう。

 

本来流れるべきところにお金が流れていかないという意味では同じくもっと批判されるべきことなのに、違法な動画共有サイトやそのサイトへのリンクを集めたサイトが無くならないということは、ユーザー=市場がそれを選択しているからに他なりません。同類の問題に対してダブルスタンダード的な思考・行動があることも少なくないのが市場というものです。

 

「市場を作っている者にお金が行き届かない」という状況は、市場の勢いを徐々にではありますが確実に弱めてしまうものです。しかし、そのトレンドは案外一人ひとりの何気ない行動が積み重なって形成されているものであって、一概に問題の表面だけを批判しても市場の動向は変わらない可能性が高いです。

 

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