YouTubeは子ども向けの動画でコメント機能を停止すると発表

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YouTubeは、今後数カ月間、未成年向けの動画にコメントが表示されないようにコメント機能を制限すると発表しました。子どもの視聴者が多い一部のチャンネルに対してはコメント機能を有効にできるオプションも用意されているということですが、その場合もチャンネル運営者にはコメント欄の監視と管理が要求されるとのことです。

 

このような規制が敷かれる背景には、子どもが登場する動画に対して小児性愛者からの性的なコメントが投じられることが少なくないからというものがあります。児童が水着姿で遊んでいるような動画は明確なポルノコンテンツではありませんが、性的嗜好からそのような動画を見ているユーザーも一定数存在し、そうしたユーザーからのコメントが削除されずに残ってしまうと、それを見た子どもにも悪影響を及ぼすことが考えられます。

 

YouTubeでは最近、Disneyなど大手の広告主が広告の配信を停止するという、運営を揺るがしかねない深刻な問題が発生していました。広告主にとっては「適切なコンテンツの配信」が一番に求められることであり、YouTube側も暴力などの危険なコンテンツや陰謀論など物議を醸すコンテンツを収益化の対象外とするなどの規制を発表していました。今回はそれらのコンテンツへの規制に続いて、コメント欄も健全に保つための規制が発表された格好になります。

 

YouTubeは性的なコメントをフィルタリングするアルゴリズムも導入予定で、すでに問題のあるコメントが目立つチャンネルを400以上削除したということも発表しています。これからクリエイターには「コメント欄の管理」も求められるようになるということで、相次ぐガイドラインの改訂と相まって自主規制ムードも生まれつつある状況です。

 

 

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参考:YouTube is disabling comments on almost all videos featuring children - The Verge