一昔前と比べてかなり数は少なくなりましたが、パチンコやスロットなどのギャンブルだけで生計を立てているパチプロ・スロプロはまだ存在します。お店の設定の傾向を分析したり、イベントやライターの来店実践に合わせて店を選んで高設定を狙ったり、ゾーン狙いや天井狙いを繰り返すなどしてコツコツ稼いでいます。彼らは出玉制限が伴う6号機の時代にも専業のプロを続けるのか、それとも廃業するのか、話を聞いた内容をまとめました。
- 4号機から5号機になってもスロプロ・パチプロは消えなかった
- 6号機は低設定ほどAT、ARTでの平均獲得枚数が多い
- イベント・来店規制
- 絶滅はせずとも、数は減ることが予想される
- 他に仕事を探していますか?
4号機から5号機になってもスロプロ・パチプロは消えなかった
2007年のYahoo知恵袋の質問にこんなものがありました。
2007/7/316:19:28
パチスロ五号機になるとプロを廃業する人がいるそうですがなぜですか?設定見抜いても勝てないのですか?パチスロ超初心者です。教えてください。
この質問に対するベストアンサーはこちら。
本当のプロの方は廃業しないんじゃないでしょうか。むしろ中途半端に打ってる素人やプロもどきの人が廃業に向かう気がします。
5号機は4号機に比べて、高設定さえつかめば安定収入も期待できます。4号機ほどに爆発力はありませんが、機種によっては5000枚くらいは獲得できます。
ただ、朝から打ちに行けない人にとっては5号機は厳しいものになると思います。5号機の高設定はデータを見ればある程度わかりますので、そのような台は夕方などから行っても絶対に空いていません。
自分としてはこれからの5号機時代を勝ち抜いていく人は、朝一から打つことができ、高設定が確実に入っているホールを見つけ、その店の設定具合を見抜ける人に限られてくると思います。
このベストアンサーと全く同じようなことを、今の現役のプロたちは語っています。4号機→5号機→6号機と出玉性能は規制されているものの、コイン持ちはむしろ良くなっていますし、高設定は安定した挙動をすることでも知られています。つまり、「一撃の出玉で一攫千金」という夢は中々見れなくなったものの、期待値稼働のゾーン狙い・天井狙いはパチンコ店に出入りする客がいる限りはできる余地がありますし、有利区間で出玉制限のある新基準でもお店の営業割数は大きく下がらなければ設定狙いも可能だというのがプロたちの見解です。
爆裂ストック機で5号機規制の原因ともなった初代ミリオンゴッドは、ATの抽選を一切行わない地獄モードという状態があり、1/8192のゴッド揃いを引けるまでは延々と通常時を回すだけというようなこともあったそうですが、お店側は設定変更と同時にモードの指定もできたため、高設定でも地獄モードに設定しているためATは中々当たらないということも頻繁にあったそうです(天井は搭載されていたものの、ほぼ単発)。
コイン持ちが悪く、ハマれば伸びる台が規制され、運やヒキだけでは勝つのは難しくなっていますが、一方でお店の傾向分析と対策をしっかり行なって立ち回れるなら、スロプロは今後も存続し続けるものと思われます。
6号機は低設定ほどAT、ARTでの平均獲得枚数が多い
6号機の多くの台は、低設定ほどAT、ARTには当たりにくいものの、当選した際の平均獲得枚数は高設定より優遇されているような仕様の台が多くあります。高設定ほどジャグラーなどAタイプの挙動に近くなり、早めにあたりを引いてそれを繰り返しながら伸ばすという台が多くなるようです。
したがって、6号機でもゾーンや天井狙いの期待値稼働はできますし、低設定でも当たればその分伸びるという仕様であれば、立ち回り次第では今後もプロは勝てるものと思われます。私の知り合いのスロプロの方も、「極端に客が減って打てる台が無くなるとかでなければ、今後も稼働は続ける」と語っていました。
イベント・来店規制
各都道府県の条例が厳しくなり、ライターや芸能人、YouTuberなどを利用した来店告知を行なって設定をほのめかすなどのイベントができない地域が多くなりました。お店側が独自にLINE@やメルマガなどで力を入れている日を告知することはあるようですが、そのような取り組みも今後規制されてしまう可能性があります。そうなるとお店側も設定のメリハリをつけるのが難しくなり、結果的に全体的な客離れが進み、プロにとっても難しい状況になるという可能性はあると思います。
一方で、来店規制が強くなった大阪では、パチスロに設定を入れるよりもパチンコの釘を甘く使って客にアピールするというお店も多くなってきているようですので、この辺りでホール側とプロ、そして一般客の駆け引きが生まれそうです。
絶滅はせずとも、数は減ることが予想される
私の知り合いのスロプロは自身の収入について、大きく勝てる月で100万円、負ける月はほとんどないけど、あまり勝てない時はプラス10万円ぐらいで、年収は500万円ぐらい(平均月収は40万円ほど)というのが現状だそうで、6号機がメインになるとこれがどのように変化するかはまだわからないと言っていました。
年収500万円と聞くとかなり稼いでいるようにも思えますが、ほぼ毎日12時間パチンコ店に通うというのはやはり疲れますし、店選びの移動なども伴うため、実際の生活は楽では無いそうです。それでもやめないのには色々と事情があるようですが、こうした生活をかけてガチの立ち回りをしているプロが絶滅することは、6号機の時代になっても無いと思います。
一方で、日本でのカジノ解禁に向けての動きが着々と進み、政府はパチンコ・パチスロの遊戯店に対する規制は強めており、遊戯人口が減れば、その分その道で稼いでいる人の数も減るのでしょう。
他に仕事を探していますか?
パチンコやパチスロは今後の規制次第では稼げなくなる可能性もありますし、拘束時間も意外に長くて不安定な状況だと思います。普通に仕事をせずにパチンコ・パチスロのプロとして稼いでいる方は組織に囚われるのが嫌だったり、対人関係に不安があるなどのケースも多いので、私はそういう方向けに、その方に合ったビジネスを紹介することが可能です(ネットビジネスが中心です)。
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