バイナリーオプションでは、勝率が60%以上あれば取引の期待値は十分プラスになり、利益を出し続けられる可能性が高くなります。この記事では、バイナリーオプションで勝率を高めるための方法について、インジケーターやツールに関する情報も含めて解説します。
なお、この記事のスタンスとしてはバイナリーオプションで利益を上げたいと思っている人の参考になる情報を提示しているまでで、金融庁に認可されていない海外業者での取引を推奨するものではありません。その点、必ずご留意の上お読みください。
勝率と損益分岐点を確認する
バイナリーオプションで儲けるためには、とにかく勝率を高めることが最も重要であり、掛け金を増やしていくマーチン(マーチンゲール法)などの手法は絶対に用いるべきではありません。そして、まずはバイナリーオプションの仕組みを正しく理解するところから始めなければいけません。
「損益分岐点」とは、どれぐらいの勝率を維持すればプラマイゼロで取引をしていけるのかを示す値のことで、「100÷ペイアウト倍率」が計算式になります。ペイアウト倍率が1.88倍のハイローオーストラリアを利用すると仮定すれば、100÷1.88で勝率約53.19%が損益分岐点となり、「勝率54%以上をキープすれば資産を増やしていける」という計算になります。
まずは自分の利用する業者におけるペイアウト率を確認し、損益分岐点の計算をするところから始めてください。そして、どこの業者を使っても勝率が60%あればだいたい損益分岐の水準を上回るため、トレードで儲けることが可能な段階です。逆に、勝率が53%以下の手法でどんなに取引を繰り返しても、長期的に見れば資産は目減りしていってしまいます。
大切なのは「手法」よりもマインド
バイナリーオプションの取引をしている人の多くが勝てる手法・ロジックを探しているのですが、実は勝てる手法を知っていたところで、そのルールをきちんと運用できるマインド(メンタル)が無ければ勝ち続けることはできません。バイナリーオプションは比較的短時間で取引が終わるギャンブル性の高い金融商品ですので、つい熱くなって掛け金を増やしてマイナスが膨らんでしまったりというような経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか?
手法を学んだり検証したりする中でもきちんとメンタルをコントロールした運用を行わなければなりませんし、それができなければマイナスを叩いてしまうのがバイナリーオプションの怖いところです。
取引の時間帯・曜日に注意
私が為替市場の値動きについての検証を2年弱やった結果ですが、「この時間帯・曜日はバイナリーオプションの取引には向かないのでは無いか」という条件があるので、まずはそれを頭に入れてください。
月曜日
検証の結果、月曜日は同じインジケーターを使っても相場の変化に規則性が反映されづらいケースが多く、勝率も安定しませんでした。月曜日は基本様子見で、取引するとしても欧州時間(16時)以降からというのが成績を安定させるためには重要です。
金曜日も値動きが複雑になると言われることがあるのですが、私が検証した限りでは月曜日ほど特筆して注意を促すべき動きに関する統計は得られませんでした。
指標発表時
これは意識されている方も多いかもしれませんが、雇用統計などの重要指標発表の前後には取引をしない方が良いでしょう。FXの場合は値動き(ボラティリティ)が大きい時間帯にこそチャンスがありますが、バイナリーオプションはできるだけレンジ相場になっているところを見つけて逆張りするというのが鉄板ですので、指標は必ず確認して取引しないようにしましょう。
指標のチェックは→コチラから
日本時間の午前6時〜9時、12時〜13時
東京市場がオープンする前の早朝と、株式市場の昼休みの時間は為替チャートもあまり動かないケースが多く、値動きにも規則性が見つかりませんでした。したがって、この時間帯は取引しない方が良いでしょう。逆に、日本時間の午前10時頃は一旦為替の値動きが落ち着いて程よいボラティリティがある日が多かったので、10時から11時半ぐらいは狙い目です。
ただし、5、0のつくいわゆる「ゴトー日」は、仲値を決める関係で9時55分ごろにかけて円安傾向に動きやすくなるので、この点も注意しておいた方が良いでしょう。仲値上げをピンポイントに狙いに行くのは、時間軸が決められているバイナリーではかなり難しいのでオススメしません。仲値上げの上昇はすぐにレートが戻ってくるケースが多いからです。
ロンドン、ニューヨーク市場のオープン・クローズ前後
東京市場が15時に取引を終えた後、ロンドン→ニューヨークという順番でマーケットがオープンして取引がスタートするのですが、そのオープンとクローズの前後は急に極端なトレンドが出ることもあるので注意しなければいけません。
ロンドン市場(サマータイム)16:00〜0:30
ロンドン市場(非サマータイム)17:00~1:30
ニューヨーク市場(サマータイム)22:00~5:15
ニューヨーク市場(非サマータイム)23:00~6:15
それぞれの市場がオープン、クローズする30分前から、オープンして30分後の計1時間ぐらいは値動きの様子を見ておくだけにとどめておくのが良いと思います。
MT4(Meta Trader)でチャートを確認する
バイナリーオプションの業者が配信するレートは業者が独自に決定しており、不自然な動きをするケースがしばしばあります。これは業者が顧客の注文状況に応じてレートを変動させているために起こります。バイナリーオプションでは顧客の損失が業者の利益となるためにこうしたことが起こるのですが、使っている業者の配信レートだけではなく、本来のマーケットの基準となる価格をきちんと確認しておかなければなりません。
任意のFX業者でデモ口座などを開設してMT4(MT5やTrading Viewでも可)でチャートを表示させ、取引の際には照らし合わせて見るようにしておきましょう。バイナリーオプションの取引をする際に目安にするインジケーターをMT4で使うこともできるので、バイナリーオプションで真剣に勝ちを目指すならMT4は必須です。
勝率を60%以上まであげるためには、手法云々の前にまずこれらのことを確実にやらなければいけません。
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