逆SEO対策とキュレーションメディアの現状

「逆seo対策 キュレーションメディア」という検索キーワードでこのサイトが表示されることが非常に多くなったので、検索者の意図がイマイチ掴めていないのですが、関連する情報などをまとめておこうかなと思います。特にバズったキーワードでもないのに急激に10倍以上検索表示されてたのが本当に不思議なんですが、このキーワードで検索した方はぜひ検索して得たかった情報をコメントしていただけると助かります。

 

SEO対策とは

SEO対策というのは「GoogleやYahooでキーワード検索されたときに表示される順位を上げるために行う対策」ですが、逆SEO対策というのはその反対で「検索されても情報が出てこないようにする」というものです。

 

これは「風評被害がひどいから、ネットで検索したときの悪評を消したい」との理由で行われるケースがほとんどです。例えば犯罪に関する過去の報道であったり、疑惑に関する記事・コンテンツなどが原因で仕事・私生活に影響が出てしまっているという個人・企業から相談を受けることも多いです。

 

SEO対策のやり方

あまり詳細に書くと悪用されても困るので、簡単にどんな対策方法があるのかをご紹介します。大きく分けて5つの施策を自分はやりますが、ここでは3つだけ紹介します。

  1. 記事、コンテンツを削除してもらう
  2. SEOをしたいページのランクを下げるための調節をする
  3. 自分で用意したページが上位表示されるように調節する

個人でできるものもありますが、弁護士などに一部の作業を依頼する場合もあります。5ch(旧2ch)のアーカイブコンテンツや運営元が海外の掲示板・WEBサイトなどは削除依頼に応じてくれないケースもあるので、自分で用意したページのランクを上げつつ、風評被害を受けている原因のページのランクを下げるような「工作」を行います。

 

自分の場合は、自身で設けた基準の中でしか逆SEOは行わず、犯罪歴・逮捕歴に関して事実がある場合の逆SEOは自分のポリシーとして受けていませんが、よほどの有名人以外は割とキレイに風評被害を受けるようなコンテンツを下位に追いやることが可能です。

 

キュレーションサイトと逆SEO

さて、なぜか検索数が非常に多くなったこのキーワードですが、キュレーションメディア(キュレーションサイト、まとめサイト)に逆SEO対策を行なって競合の順位を下げたいという需要があるのか、あるいは健康アップデートなどでアクセス数が下がったことと関連して検索数が多くなっているのかイマイチよくわかりません。

 

DeNAが運営していたキュレーションメディアWELQの中で、医療分野に関する不正確な情報が蔓延していたという問題がありましたが、当時WELQやMARYを含めたDeNAのキュレーションメディアが行なっていたSEO対策は徹底されており、今でも通用する「SEO対策としては王道の方法」を採用していたのは事実です。ただ、ユーザーエクスペリエンスの観点から「医療・健康に関して専門家ではないライターが書いている」という点では問題があったため、 Googleの検索アルゴリズムのアップデートにも影響を与える結果になりました。

 

そんなキュレーションメディアは、現在も存在感を残しながら運用されているケースが多々あり、逆SEO対策を施してもあまり効果が無いぐらいしっかり作り込まれて運用されているところも多くあります。WELQ問題を受けてライターや編集・校正者の育成に力を入れているメディアも多く見受けられます。

 

 

検索者の欲しい情報がわかったらまた追記しようと思います。

 

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