【2019年最新版】YouTubeによる過激な動画の規制について


画像:YouTube女性CEOに一問一答、「死ぬほど辛い経験が自分を強くする」 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

YouTubeは、アメリカ国内限定でオススメ表示される動画コンテンツに関するテストを行うかもしれないと発表しました。そのテストが行われると、コミュニティガイドライン違反ギリギリのラインにある過激な内容な動画のオススメ表示を少なくするなどの措置が検討されているそうです。あくまでも表示が減らされるだけで、(明確なポリシー違反をしていなければ)一切表示されなくなったり削除されるわけではありません。


規制される表現は、暴力的な表現、陰謀論のような表現など、ユーザーにとって害悪あるいは誤解を与えるような表現になるとのこと。「YouTubeはユーザーに気づかれないように過激な表現の動画を持ち上げている」というようなことが昨年ごろから言われ続けており、こうした声に対策を打ち出すテストを行っていくという方針のようです。


YouTubeでは視聴者が動画を見終わると次に新規の動画を再生されるのですが、実は過激な問題のある動画は視聴数やコメント数が増えて注目の動画になりやすく、その結果多くの人に自動的に次に見る動画として選ばれるようになったというアルゴリズム上の動きがありました。YouTubeは人力のチェックと機械学習を用いて、再生される動画のピックアップの判断基準を修正していく準備をこれから進めていきます。


例えば、普段からチャンネル登録をして物議を醸すようなコンテンツの動画を見ている人には、そのままオススメ動画としてそうしたコンテンツをこれまでと変わらず表示させるようにシステムを調整するのです。こうしたコンテンツの内容に関しての規制の取り組みは、YouTubeのほかにFacebookでも進められようとしており、同社CEOのマークザッカーバーグは「センセーショナルで挑発的なコンテンツの拡散を止める」と自身のブログで綴っています。


ヘイトスピーチや過激なコンテンツの規制は各SNSでこれからどんどん進んでいきそうですね。


▼関連記事
playbaseball.hatenablog.com


参考:YouTube says it will recommend fewer videos about conspiracy theories - The Verge