転職するべき?会社での仕事にやりがいが無いときの対処法について

あなたは「今の仕事にやりがいを感じられなくて、会社に行くのも辛い」と悩んではいませんか? 転職するべきなのか、それともその原因は自分にあって、何かモチベーションを上げるための対策を考えるべきなのか、この記事を読んで一緒に考えてみましょう。

 

うつ病発達障害の可能性

Man in Black Shirt and Gray Denim Pants Sitting on Gray Padded Bench

「仕事に行きたくない」「会社を辞めたい」と思ってしまったりする原因は、あなたのメンタルに過度のストレスがかかってしまい、悲鳴を上げているからかもしれません。私も過去にどんなに頑張っても仕事が手につかず、頑張って働こうと自分にムチを打つように心がけても以前までのように仕事に取り組むことができず、後々きちんと調べてみるとうつ病の傾向が出ていたというようなことがありました。

 

ルンドベック・ジャパンというところが行なった調査によると、日本人の約10パーセントはうつ病と診断されたことがあるという結果が出ています。

参考:働く人々のうつ病率、日本は10%、韓国は7% ‐ 16カ国中1位は? | マイナビニュース

 

イギリス、オーストラリア、アメリカなどの国では4人に1人ほどの割合でうつ病で診断されたことがある人が存在しており、日本よりもその数は多くなっています。日本人が10%に止まっているのは、日本人特有の「うつ病は甘え」という古い考えが残っていたり、うつの傾向があっても精神科・診療内科などで実際に診察してうつの診断を受ける人が少ないということも関係あるかもしれません。

 

世界的に見てもこれほど多くの人がうつ病に悩まされているのですから、あなたが精神的に疲れてしまって仕事が手につかない、やりがいを感じられないと思ってしまっても、もしうつ病が原因であればそれはあなたが弱い人間だからということでは無いですし、恥ずかしがったりする必要もありません。1人で悩まず、まずはカウンセリングなどを受けてみるのが良いでしょう

 

また、大人になってから発達障害の症状が顕著になり、仕事へのモチベーションが上がらないという人も多いようです。「発達障害」と聞くと自分がなんだか劣っている人であるマイナスの印象を受けてしまいますが、これもうつ病と同様に誰にでも現れる可能性がある症状ですし、適切な処置を行えば症状が改善できることも確認されています。

 

こうしたメンタルバランスの問題は「やりがい=やる気=自分だけの問題」と捉えて抱え込んでしまう人が非常に多いのですが、自分を客観的に分析して治療や対策について冷静に考えてみる機会を設けなければ、症状がどんどん悪化してしまう可能性も高くなります。過去の私もそうであったように「自分はそんなにメンタルが弱い人間では無い」と意地を張って手遅れになってしまう人のケースもよく耳にしますので、うつ病発達障害を重く捉え過ぎず、メンタルに問題があるならまずはそれと向き合うことが大切になります。

 

うつ病の人向けに就労支援・転職相談をやっているところもありますので、そういったところに相談してみるのもおすすめです。
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不安が多い(お金、借金・人間関係など)

Man With Hand on Temple Looking at Laptop

仕事やプライベートで悩んでいたり、不安に思っていることはありませんか? 不安や悩みが重なると仕事に集中できず、その結果「やりがいも感じられない」という状態に陥ってしまうというケースは頻繁に存在します。特にメンタルに負荷をかけてしまうのは「お金」「職場・恋愛・家族などの人間関係」の問題です。借金を苦に自殺してしまう人が多かったり、恋愛が上手く行かず病んでしまう人が多いということからも、これらの問題がメンタルに与える影響が大きいことはおわかりいただけるかと思います。

 

そして、お金や人間関係の問題は一朝一夕に解決することは難しく、だからこそ断続的なストレスによって仕事のやりがいも失われるに至ってしまうということがあるのです。そういったトラブルは、きちんと解決させなければ今の状態がずっと続いてしまう可能性も高いです。借金問題が影響を与えているのであれば、自己破産を含めた債務整理を利用して一度ゼロからやり直すことを決めるのも悪くありません。

 

「自己破産」という言葉は重々しいですし、中々踏み切れない人も多いですが、一度専門家に相談するだけでも不安は和らぎ、督促の連絡も来なくなるといった大きなメリットもあります。自己防衛のための手段として合法的に認められているものですので、お金で困っている人は今すぐ専門家に相談するようにしましょう。
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人間関係に関しては、これもすぐに解決させることは難しい問題ですが、自分だけでは解決できない問題は間に誰かに入ってもらったり、職場の人間関係が原因であれば転職を検討するのも悪くないと思います。信頼できる人に相談するだけでも少しスッキリして切り替えられるという場合は多いので、参考にしてみてください。

 

職種・職場が自分に合っていない

Person Holding Black Pen

「誰にとっても良いと感じられる職場」というものはそう多くはありませんし、仕事内容には適正というものも存在します。営業、開発、経理、人事、総務などなど、同じ会社の中でもさまざまな業務があり、人によって合う合わないの問題は必然的に伴うもの。あなたが仕事にやりがいを感じないと思ってしまうのは、そもそも今の仕事内容があなたに合っていないからという可能性も十分考えられます。

 

採用時の契約内容や会社の規定にもよりますが、転職よりも異動の方がまだ現実的に考えられるという人は少なく無いと思いますので、異動も視野に入れて自分の仕事内容について見つめ直す機会を設けるのは良い選択肢だと思います。

 

また、いわゆるブラック企業など、人材を軽視して搾取するような会社に身を置き続けると、自分自身が疲弊してうつ病など重い心の病気を患ってしまうケースがあります。そうした会社は洗脳まがいの言動で「辞められない」という環境を作り出しますが、自分の会社について客観的に見たときに「この会社で働き続けるのは無理だ」と思うのであれば、転職の準備はしておいた方が良いでしょう。

 

 

 

食事・睡眠のバランスに注意して趣味を見つける

Woman in White Long Sleeve Shirt Standing Near White and Gray House during Daytime

「ライフワークバランス」という言葉がありますが、仕事を含めた自分の時間の使い方、生活の質を一度見直してみると、仕事に対するやりがいを改めて感じることができるというケースは一般的にも多いです。このとき、まずは食事をきちんと摂れているか、睡眠時間はしっかり確保できているかという点を最初に見つめ直してください

 

ブラック企業で最低限の食事・睡眠すらできずに身を粉にして働かなければいけないという生活を送っているような人は、どんなに頑張っても健全な精神状態で仕事に打ち込むことは難しくなってしまうため、そのような場合はやはり転職を真っ先に検討すべきです。

 

人によっては「趣味を見つける」ことが、仕事のやりがいを実感するきっかけになることがあります。趣味を見つけて没頭したり、あるいはそれに関連して欲しいものが出てくると、そのために時間を有効活用する意識が芽生えて生活が規則正しくなったり、仕事に対して趣味のためにお金を稼ごうというポジティブなインセンティブが発生したりするためです。

 

 

ここまで仕事のやりがいが感じられないという人のために、原因や対処法を解説してきました。まずは自分の精神状態を一度客観的に見た上で原因を分析し、必要であれば第三者の力を借りてその原因を解決させるという点を意識してみてください。