正しい押し目買いと戻り売りの手法(理論編)

株、為替、指数、仮想通貨、全ての金融商品取引に言えることですが、押し目買いや戻り売りの「準逆張り」のトレードを行う際には、「どういう理由・ロジックで損切りされたのか」という点を強く意識することが重要です。


基本的に日足や週足、4時間足といった長い足の方向性をベースに、短期足で買われすぎ、あるいは売られすぎの傾向が出ている際には押し目買い・戻り売りは有効なトレード戦術です。


しかし、RSIなどオシレーター系のインジゲーターやボリンジャーバンドがどんなに機能していた相場でも、それまでの傾向を突き抜けて大きくトレンド転換する局面は度々ありますし、そのような逆行する相場で押し目・戻り目を狙ってポジションを取ると、損切りできずに一気に資産を減らしてしまう原因になってしまいます。


では、そうしたトレードの負け方をしないようにするためにはどう立ち回れば良いのか。正解は「損切りされたラインとその理由を意識すること」です。


トレンドラインや水平線、インジゲーターなど、チャートの天井や底を予想するには色々な考え方がありますが、「天井と思われていたとこからより一層買い上げられて、ショートの損切りを巻き込んでさらに踏み上げ」というパターンと「底と思われていたところからさらに売り圧が来て、ロングの損切りを巻き込んで暴落する」というパターンが発生した時に相場は大きく動きます。


つまり、「損切りのストップ注文がどこに置かれているか」を意識することがとても大切なのです。


とりあえず理論編はこの辺で。