タイトル・メタディスクリプションの変更でクリック率(CTR)に改善は見られるのか

メタディスクリプションとは?

メタディスクリプション(meta description)とは、

<meta name="Description" content="XYZ" />

以上のように記述するタグで、HTMLのhead内に挿入する要素です。ではXYZの部分には「そのページの内容を説明する文章」を挿入します。メタディスクリプションは、検索結果が表示されたときにタイトルの下に伴って表示されるスニペットとして表示される場合もあるため、検索結果ページに表示されたときのクリック率(CTR)にも影響を及ぼす可能性がある部分です。

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この部分の記述内容でクリックするページを判断するユーザーも一定数いるため、自身の作成したコンテンツでどんなことがわかるのか、タイトルと合わせてしっかりチューニングすることが大切だということです。

 

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実際に行ったメタディスクリプション(タイトル)のチューニング手順

これは大前提となることなのですが、検索結果に表示されたタイトルがクリックされるか否か、それは「タイトル」が一番重要です。検索者が知りたい情報をゲットできるタイトルであることをしっかり示すことが不可欠です。

 

タイトルはサジェストも意識しながら「内容をはっきり」書く

タイトルは、サジェストワードなども意識しながら、

・何が書いてあるのか=読めばどんなことがわかるのか

という部分がはっきりとわかるものにしましょう。

 

作成済みのコンテンツに関しても、サーチコンソールで表示回数やクリック数およびCTR、そして検索順位(あまりにも下位表示でクリック数も少ないコンテンツはチューニングよりもコンテンツそのものの追記・修正が必要)を考慮しながらタイトルは適宜チューニングを行うほうが良いでしょう。

 

誰がどういった意図で自分のサイトにやってくるのか明らかにする

サーチコンソールを見ながら、自分のコンテンツはどんなKWでどんなページが表示され、そしてクリックされているのかを把握し、検索者が自分の作成したコンテンツを読んで100パーセント満足できるかどうかを考えてみましょう。

 

実際に私が肌のトラブルを解消する化粧品を扱うアフィリエイトサイトでタイトルとメタディスクリプションのチューニングを行った際は、検索者はどのようなキーワードでどのページにランディングするのかをまず最初に洗い出しました。

 

その結果、肌トラブルの原因が知りたいユーザーが「○○(肌トラブル) 原因」と検索したときに、肌トラブルの解決策しか書かれていないページが上位に表示されていることが判明しました。

 

当然タイトルに「原因」の文言は無く、1ページ目に表示されているもののクリック数は物足りないものがありましたので、コンテンツそのものに原因の項目も追加し、さらにタイトルとメタディスクリプションは検索者にクリックされやすいものにチューニングしました。

 

タイトルのチューニングだけで検索結果がいきなり上がる場合も

その結果、タイトルに「原因」を含めるだけで数日後には検索結果が3位までに表示されるようになり、当然クリック数・率ともに上昇しました。

 

このケースは「タイトル・メタディスクリプションを変える」ことに加えてコンテンツの内容も修正して検索エンジンからの評価が高まり、検索順位も上がったため、結果的にタイトルとメタディスクリプションのチューニングだけでどれほどの成果が上がるのかわからなかったのですが、試しにほかのコンテンツでサーチコンソールを見て「表示回数の多かったクエリを含めながらメタディスクリプションを修正する」という作業を行った結果、CTRが最大10パーセント以上向上したページもありました。

 

スニペットは検索キーワードに該当する部分が検索結果ページで太字表示されるため、検索されるキーワードを含めておけば、若干ですが検索結果ページにおいて目立つことが可能ですので、タイトルと合わせてスニペット部分に表示されるメタディスクリプションも適切にチューニングすることで、CTRが向上する可能性は十分あると考えられるでしょう。

 

メタディスクリプションの内容がスニペットに表示されない場合もある?

ただし、スニペット部分は必ずしもメタディスクリプションの要素が表示されるわけではなく、ページの評価や検索キーワードなどに合わせて表示される内容も変化します。したがって、現実的にはこの部分をわざわざ時間をかけて変えるという作業は費用対効果を考えると必ずやるべき作業ではないと言えるでしょう。

 

それでもサーチコンソールで検索結果と現状コンテンツの擦り合わせを行うことは重要ですし、今後発信していくコンテンツについては、メタディスクリプションの記述内容も意識しながら、検索者に何を伝えるコンテンツなのかはっきりさせながら作成していくという姿勢は持っておくべきだと言えるでしょう。