MAX岩本という人物が手がけている「1秒スキャルFX」というFXのスキャルピング手法についての商材が、クロスリテイリングから販売されています。この記事では1秒スキャルFXはどんな商材なのか、儲けることはできるのかなど、実際に検証した結果をお伝えします。
1秒スキャルFXの概要
監修者はマックス岩本という男性で、チャートを分析するチャートアナリストを職業にしているとのこと。例のごとく販売ページは誇大広告気味ですが、まぁこの辺りはクロスリテイリングの商材ですので、ご愛嬌というところでしょうか(笑) クロスリテイリングは正直一昔前まで「詐欺」と言われるあまり役に立たない商材を高額で販売していたようなのですが、私が直近検証したもってぃー氏のゲイスキャという商材がかなり優秀な商材だと思ったので、1秒スキャルFXも検証してみることにしました。
もちろん「使えば誰でも絶対に儲かる」なんていうツールは存在しませんし、あったとしても一般人が利用できるようなことはありません。ただ、実際に1秒スキャルFXを使ってみると、個人的にku-chartを使っていた経験があったためロジック的にも納得できる内容でしたし、為替市場の本質を突いているため「小手先のテクニックだけの薄っぺらい商材ではない」という感想に至りました。
通貨ごとの強弱から取引するペアを選択
先ほどku-chart(クーチャート)という名前を出しましたが、FXをやっている人なら一度は名前ぐらい聞いたことがあると思います。ku-chartは、ゴールドマンサックスなどでトレードアルゴリズムの開発に携わっていたくーちゃんという人物が開発したシステムで、米ドル、ユーロ、日本円、ポンド、スイスフラン、豪ドル、ニュージーランドドル、カナダドルの8つの通貨ペアの強弱関係を視覚的にわかりやすく表示させるというものです(MT4のインジケーターとしても配布されています)。
FXでは「ドル円」「ユーロドル」などのいわゆるドルストレートペアだけでなく、「ユーロ円」「豪ドルスイスフラン」「ポンカナ」などのクロスペアも取引できますが、指標や経済状況、政治的な動向などから特定の通貨が買われたり売られたりという動きが生じます。
そのため、例えばドル円が下がっているように見えても、実際に市場のお金の動きを見ると豪ドルやニュージーランドドルが強く買われた結果、米ドルが相対的に円よりも弱くなってドル円も下落したというような動きが生じることがあります。この辺りは少し難しいかもしれないのでこれくらいの説明にしておきますが、1秒スキャルFXはこうした通貨の強弱関係から環境認識を行うことを大前提としているロジックで、そのためのツールとして「マックス・ジャッジメント」が付随しています。
取引を行う際は、マックス・ジャッジメントを用いて「買われている通貨と売られている通貨を判断し、そのペアのトレンドに沿って売買する」という手法になります。そのため、ポジションを取ってすぐに利益が乗るケースが多く、大負けすることも少ないというのが特徴になっています。また、時間軸を伸ばせばスキャルピングだけでなくデイトレード、スイングトレードにも応用できるロジックを用いているため、初心者の方がイチから勉強していく際にも有用だというのが個人的な印象です。
エントリーと決済の判断もわかりやすい
前述のマックス・ジャッジメントで通貨ペアを選定した後、「マックス・アベレージ・キャンドル」というインジケーターをベースにエントリー、決済を行うというのが1秒スキャルFXの手法です。視覚的にわかりやすく、初心者の人でも使いやすい仕様になっています。
ただ、特にトレンド終盤に動きが鈍くなったり、大きくレートが逆行するようなケースではインジケーターのサインに加えて裁量判断も加えないと大きめのマイナスが出てしまう場面も多くありました。私はあくまでもトレードの際の「目安」として使っていましたが、そもそも通貨ペア選定の時点からある程度の裁量知識は求められますし、完璧にサイン通りに売買して勝ち続けられるかというと難しいという結論に至ります。
ただ、為替取引の本質を踏まえてトレンドフォローを行うというロジック的には王道のものですので、段階的にトレードを学びたい人には間違いなくオススメできる商材になっています。一方で、「ラクしてFXで稼ぎたい」というような学ぶ姿勢が無い人はお金を無駄にするだけですので買わない方がいいと思います。
1秒スキャルFXで儲けることはできる?
1秒スキャルFXは、環境認識の段階からきちんと知識をつけて忠実に立ち回れば、勝率は70%近く出すことが十分可能で、サイン通りに売買してもリスクリワード比はそこそこ優秀です。したがって、ロジックをしっかり学んでから運用すれば十分儲けることが可能なツールだと言えるでしょう。
注意すべきこととしては、とにかく「トレンドの出ている通貨ペアと時間帯で運用を行う」というものになります。ドル円やユーロドルなどスプレッドの狭いお馴染みのペアではなく、マイナー通貨同士のクロスぺアが最適な取引ペアの場合もあるため、通貨ペアの選定はきちんと行わなければなりません。
また、トレードを行う時間帯としては、ロンドンとニューヨークのマーケットでの取引が行われる日本時間の夕方〜深夜にかけてが相場の変動(ボラティリティ)も大きくなるためオススメです。逆に、これらの時間帯でもボラが小さければステイして様子見しなければなりません。
短期取引を繰り返していると、とにかくポジションを持ちたくなってしまう人が多いのですが、トレードロジックをしっかり学んで「どこに期待値があるのか」を見極めることができないと、余計なトレードを繰り返してあまりプラスにならないという結果に終わってしまう可能性があるので要注意です。
口コミ・評判
ツイッターやブログなどで色々と口コミを探してみましたが、現時点ではあまり参考になるレビューは見つかりませんでした。これから購入者の声が増えてきたらまた追記しようと思います。また、私自身も購入した商材で引き続き検証を継続しますので、弱点や注意点の悪い点も含めて、気がついたところがあり次第追記していこうと思います。
総評
コアロジックの優位性はもちろんのこと、インジケーターもある程度使える内容ですので、個人的には悪く無い商材の部類なのかなと思いました。ということで、星2つです⭐️⭐️ 一番最近検証したのがもってぃー氏のゲイスキャだったため、それと比べるとちょっと物足りないかなというイメージから少し厳し目に採点させていただきましたが、購入する価値は十分あると思います。購入は下記リンクよりどうぞ〜
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