「マイナンバー提示は必要ありません!」と謳うネットビジネスや副業が増えてきているが、今日はこれらのビジネスについて。
そもそもマイナンバーで副業がバレることはない
まずはそもそも論になるが、例えば正社員として働いて人がアルバイトを始めることになり、そのアルバイト先にマイナンバーを提出したからといって、本業の会社に副業がバレることはない。
マイナンバーの取扱に関しては法律でその使用用途が定められているため、確定申告をして税金の問題さえクリアしておけば、本業の事業所は副業を把握できない。また、役所から事業所に「こいつ副業やってるで」といった報告が上がることもない。
マイナンバーが導入されるとき、副業をやる人やナイトワーカーが減るのではという報道があったが、税金とマイナンバーの問題について少し調べればそれらの報道が本質から外れたところにあったということは言うまでもない。まぁ確かにその報道を見て何も調べないバカは「マイナンバーこゎぃから副業ゃめょぅ。。」とか言ってるかもしれないが。
もうちょっとよく調べましょう
ネットで広まっている副業やネットビジネスは「マイナンバーがいらないので会社にもばれません♪」と宣伝されることが多いが、事業所得と給与所得の違いもよくわかっていない人が「面倒くさい手続きもいらないし、役所(税務署)にもばれないならやってみよう」と考えて参加してしまうケースが多い。
マイナンバーに怯えるくせに、マイナンバーは何に使われているのかもわかっておらず、調べようともしない人が多いという事実には正直なところ驚かされるばかりだ。
結局情弱が食いつきやすいんでしょうね
つまるところ、前述のようなセリフで勧誘をする副業をプロデュースしている組織は、
マイナンバーを提示しなくても良い=バレないし税金もかからない
という表面的な部分しか見えていない情報弱者のリストを集めることに成功している。情報リテラシーが高い当ブログの読者なら、これが何を意味するかはもう既にお察しいただけるだろう。
日本人はお金が大好きなくせに、お金のことをあまり知ろうとしないし、その結果詐欺師の食い物にされてからワーワー喚く特殊な人種だ。
ごうちさんはそんな日本人を「ニッポンジン」と表現していたが、悪質なMLMやバイナリーオプション、HYIPを「副業」と信じて疑わないニッポンジンが少しでも減ることを祈る。
税金はちゃんと払いましょう。おわり。