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「HYIPは先行逃げ切り!」というチキンレースギャンブルをなぜやりたがる?

HYIPの案件を紹介しているメディアを覗いてみると、「先行逃げ切りをすれば儲けられる──」といった情報を発信しているところがある。ねずみ講(ポンジスキーム)の仕組みを考えれば、確かに自分の元本を回収して利益が出たタイミングで全額出金すれば儲けることは可能だろう。しかし、そんなチキンレース的なギャンブルをなぜ人はやりたがるのだろうか。

 

 

HYIPの罠とギャンブル依存症

HYIPの怖いところは、出資金が返ってこない可能性があるといったことに止まらない。というのも、こうした高利子を謳う投資にハマってしまうとギャンブル依存症に陥る危険があるのだ。そこに至るまでの精神状態の変化は以下のようになる。

  1. HYIPへの投資を始める
  2. 投資をした案件の利子がどうなっているか気になる
  3. 業者がいつトンズラをするのか気になる
  4. 情報集めに躍起になる
  5. 他のことが手につかなくなる
  6. 投資に失敗すると、他の案件を調べ始める(その後他の案件に投資し、1に戻る)
  7. 投資に成功した者も、他においしい案件が無いか気になって仕方が無くなる(その後他の案件に投資し、1に戻る)

「そんなことないよ」と思う人もいるかもしれないが、投資における「儲かるかもしれないぞ」というワクワク感や、実際に数字が増えているときのアドレナリンが分泌される感覚がいかに人間の精神に影響を与えるかということは、日本にギャンブル依存症に当たる人が560万人もいるという数字が物語っている。

 

先行者利益の罠

HYIPにはギャンブル要素があり、「自己責任」で片付けられてしまうリスクには元本以上のものがある。一度HYIPに失敗して詐欺がほとんどだとわかっていても「先行者利益がある」「先行逃げ切りなら儲けられる」という情報に踊らされて失敗を何度も繰り返して地獄を見てしまう者もいるのだ。

 

「業者が逃げるか逃げないか見極めて儲けを出す」ということがいかに人生を棒に振る可能性のあるバカバカしい行動かは、きっとHYIPに手を染めて抜け出せなくなっている人にしかわからず、そして誰しも自分はそうならないと思って疑わない。

 

ライトライズが飛んだ反響がすごかった

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先週Right RiseというイギリスのHYIP業者が飛んだことを取り上げた結果、検索エンジンからの評価も相まって多くのアクセスが集まった。それだけこの案件に手を出していた人が多かったのだろう。

 

ライトライズにやられてしまった人の中には、「もっと信頼できるHYIPを探さなきゃ」と思った人もいたことだろう。残念ながら彼らはもう既にHYIP依存症だ。きっと有り金全てを失ったとしても、借金をしてHYIPで金を増やそうなどと考えてしまうような状態である。

 

こんなチープなポンジスキームでチキンレースに挑む者が増えれば、得体の知れない外国の業者にお金を巻き上げられ、積もり積もって日本は、この国の経済はいずれ大打撃を受けるかもしれないし、それは既に現在進行形で起こっていることかもしれない。私はそれを一番危惧している。

 

海外への投資そのものが悪いのではなく、投資の体を成していない投資もどきの詐欺に、何も疑わずに手を出してしまう者がいることが問題である。もっとマスメディアなどでHYIPの危険性を周知しても良いような気もするのだが……。

 

結論

HYIPは先行逃げ切り? それはギャンブル依存症への入り口です。

 

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