HYIP脱落者はどこへ向かうのか

f:id:roko8and17:20170413205905j:plain

HYIPはMLM、ネットビジネス系のグループやリストを持っている人にとって扱いやすく、そして儲けやすいため、日本でも数年前から徐々に人気になっていったという側面がある。

 

しかし、割りと「信用できる」と思われていた案件が次々飛んでいったということで、FXやバイナリーオプション、株式や投信を含めて、これからはHYIP以外で資産運用を考える人も増えるだろう(元々HYIPは「資産運用」に値しないものだが)。というかHYIPだけで「資産運用やってます(ドヤ)」という人がいたら、それはそれで怖いという話ではあるが。

 

これは私の主観になるが、HYIPとバイナリーオプションはほぼ完全なマネーゲームで、搾取するかされるかの世界。FXももちろんこの類だが、運営による恣意的な搾取手段がほぼないということで、まだマシと言えるだろうか。

 

HYIP利用者にはFXやバイナリーオプションから流れてきた人も多いが、これはFXやバイナリーオプションの参加者がある程度飽和状態になってきたという背景もあるだろう。

 

リストやグループを持っている人にしてみれば、より「確実」で「簡単」と謳うだけでそこそこの参加者は出てくるもので、飛んだらハイ次良いのありますよと紹介すれば責任は全て運営者になすりつけられる上にさらに銭儲けができるので、為替取引のシグナル・ツール配信よりも都合が良かったのかもしれない。

 

HYIPに関しては「2017年は仮想通貨元年と言われており~」なんていう説明文が並ぶが、法定通貨でも仮想通貨でも、やってることは同じマネーゲームで生産性も一切ない。

 

ひょっとすると、中国で絶賛活動中のビットコインマイニング業者がこうしたHYIP案件を立ち上げて需要を増大させようとしているのかもしれない(笑)。

 

HYIPの運営元は、サイトや仕組みを変えて次々と新しいものを立ち上げているのだろうから、ビットクラブネットワークがマイニングだけで利益を出し続けるのは難しい仕組みでも継続しているという背景には、潰れたポンジから流れてきた金の亡者たちを一挙に集めて最大のポンジスキームを作り上げる目的だったりするかもね。

 

さて、「HYIPは儲からないな」と気づいた一般ピーポーはこれからどこへ向かうのだろうか。FXや株取引に帰っていくのだろうか。それとも仮想通貨ブームに乗って他の通貨に手を出すのか。リップルとか盛り上がってるし。某Nコインあたりはネットビジネス軍団総出でステマ・ステマ・アンド・ステマしてるが、さてどうなるか。

 

パチンコの売上はこの10年で約33億→23億と大幅に減っているのだが、ネット上で他のギャンブルをやる人が増えたということも少なからず影響しているだろう。そうなれば、パチンコに帰っていく人はもう少ないだろうなと予測できるので、もしかしたら893系でパチンコ系ともつながりのある人たちが、IRが出来る前の「しのぎ」でHYIPの運営やっていたりして。そういえば、ビットコインの資金洗浄代行も流行っているらしい。

 

本当に日本はギャンブル大国である。

 

「海外のカジノで大儲けしてるハイローラーです! 某国でカジノホテル経営しています!」という人もいらっしゃったが、この辺もかなりきな臭い……。でもあの人は闇カジノだけかな。

 

最近はかなり攻め込んでるが、このブログやツイッターが無くなったときは察していただきたい。

 

乱文お許しを。