出展:C-Trading
泉竜真(いずみりゅうま)なる人物が開発者とされるC-Trading(シートレーディング)という仮想通貨のシステムトレードを行って稼ぐアプリが9月6日に公開らしく、情報商材屋さんがメルマガやLINE@などでこぞって煽っています。
「システム大家」C-Tradingとは?
「C-Tradingのシステムを使えば、誰でも簡単に放置しておけばお金が稼げます。これはシステムを利用した不動産収入のような不労所得で、あなたも『システム大家』になれるのです」といった煽り文句で宣伝されているC-Tradingですが、ビットコイン(BTC)に加えてイーサリアム(ETH)やビットコインキャッシュ(BCH)、リップル(XRP)、カルダノ(=エイダ、ADA)といった各種仮想通貨を自動でトレードして収益をあげるというシステムのようです。
開発者の泉竜真氏について
出展:C-Trading
C-Tradingの開発者であるとされる泉竜真氏は、これまで投資家・トレーダー向けにシステムトレードを行うためのプログラムをオーダーメイドで構築してきたと紹介されています。そして、今回このC-Tradingをローンチするにあたっては、「FXやバイナリーオプション、仮想通貨の自動売買システムではほとんどの人が儲かっていない。だから、自分が本当に儲かるシステムをリリースしよう」と思い立ったという趣旨の内容が書かれています。
まだ正式にリリースされていないサービスですし、泉氏曰く「これまではあまり表に出ずに有名トレーダーや投資家向けにシステムを作ってきた」とのことですので判断が難しいのですが、FXや株などのシステムトレード(シストレ)のためのツール、EAなどを専門で作っている人たちは日本ではごく少数で、業界の人間同士ほぼ顔見知りといった狭い世界です。
私もこの業界の知り合い3名に泉氏のことを聞いてみたのですが、3名とも「この人は全く知らないなぁ」という反応でした。もちろん泉氏が私の知り合いとは全く関わらない環境で仕事をしてきた可能性はありますが、私はこうした本当に稼げるツールが一般人にまで出回るとは思っていないという点も含めて、泉氏の経歴や実力についてもかなり怪しいと思っています。
C-Tradingは稼げない可能性が高い?
先ほど申し上げた通り、C-Tradingが謳っている不労所得が本当に実現できるほどのシステムはそうそう簡単に一般には出回りません。超高額で販売されるか、誰も知らないところで開発者だけが淡々と利益を上げていくのみに終わるのが普通です。現時点では販売価格などの情報は出回っていませんが、「誰でも簡単に稼げます」と煽った挙句に超高額で販売されるも、実際に運用してみるとパフォーマンスは微妙というパターンはよくあります。
自動売買系のツールでは「そもそもの値段に見合ったパフォーマンスではない(回収に時間がかかる)」「システムトレードだと言っておきながらミラートレードのツールで、元のトレーダーがリスク管理を怠り相場の急変同の際に大きな損失が出た」という種類のトラブルが頻繁に発生します。
500円分のイーサリアム(ETH)プレゼントも注意が必要
C-Tradingは「事前登録者には全員に500円分のイーサリアムを配布します」というキャンペーンを行っています。「タダでもらえるならとりあえず仮登録をしてもらっておこう」と考える方も多いかもしれませんが、イーサリアムをもらうために入力した個人情報が転売されて、迷惑メールや悪質なセールスを行うために利用されてしまう可能性があります。「タダより高いものは無い」ので、個人情報の取り扱いには慎重を期すようにしてください。
現時点ではまだ公開されていないシステムですのでシステム自体の実力は未知数ですが、「簡単に稼げると思っていたけれどそうではなかった」という結果に終わるケースがほとんどですので、購入などされる場合は十分注意しましょう。
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