ぱらえこのみか

お金の食べログ

みんなで大家さんの評判が悪い本当の理由とリスク、返金・解約の情報まとめ

これまでに当ブログではみんなで大家さんと、その運営母体と関連会社の共生バンクグループ、みんなで大家さん販売株式会社、都市綜研インベストファンドについての記事を2つ書いて来ました。「年利7パーセントの不動産投資」という聞こえは良いのですが、評判・口コミは決して良いものばかりではありません。みんなで大家さんのリスクなどを改めてまとめましたので、ぜひご覧ください。

 

なぜクラウドファンディング方式で資金調達をするのか

少し前にスルガ銀行の不正融資に関する報道などもありましたが、銀行にとっても通常業務の中でも利益率が高い「融資」は、できるものならやりたいはず。どこの銀行もお金が余っている状況ですので、最先端の技術を駆使したバナナ農園の経営が本当に実現・持続可能ならば、そんな優良な借り手を銀行が放っておくわけがありません。「不動産の担保もある」わけですからね。

 

しかしそうせずに銀行からの借り入れを遥かに上回る利率で個人の出資者からお金を募るという点から、銀行からお金を借りられない事情があるのかということをまずは疑うべきです。

 

みんなで大家さん・事業運営者の立場での考察

また、みんなで大家さんやバナナ農園の事業の経営者側からの視点でも考えてみると、小口の顧客を集めるために説明会を開いたり、顧客のサポート体制を整えたりといった点で、銀行の融資担当者と交渉するためのスタッフを雇うよりも小口の顧客を多数抱える方がコストがかかるのは明らかです。

 

クラウドファンディングソーシャルレンディングという資金調達の形態が徐々に普及しているのは事実ですが、数十億円という資金調達の規模を考慮すると、いくら審査などの面で金融機関を利用するよりメリットがあると言っても、金利やその後の管理面でのデメリットは計り知れません。

 

譲渡・解約と返金について

みんなで大家さんのファンド商品についてはクーリングオフの適用を申請できるため、申し込みから8日間は無条件で全額返金を受けることが可能です。それを過ぎてしまった場合は、「権利の譲渡」という形で実質的にファンドの解約、返金が受けられます。

 

みんなで大家さん側に権利を譲渡する場合は手数料が3パーセント、自分以外の第三者に権利を譲渡する場合は手数料が1パーセントかかるとのことです。解約や返金手数料でぼったくるような仕組みにはなっていないことは良心的とは言えるかもしれません。年利7パーセント前後の利回りの運用であれば、少なくとも半年経てば権利をみんなで大家さんに譲渡して返金を受けても損はしないことになります。

 

 

 

自転車操業・ポンジスキームの危険性

過去の償還遅延とその後の対応の事例などを見ると、みんなで大家さんのファンド商品は新しい出資者のお金が以前の出資者の「配当」として見かけ上流れているだけで、本来出資した事業者からの不動産収入として流入したお金が配当されているかどうかは不透明なところがあります。

 

いわゆる自転車操業・ポンジスキームの可能性があるということですが、たとえ自転車操業であっても出資先の事業者がそれなりに回りつつ、不動産の評価額なども適正であれば、貸し倒れのリスクはある程度抑えることができます。しかし、以前の記事でも指摘している通り、不動産の評価額が異常に高いのではないかという見方もある以上、資金繰りが悪くなったり、前述の譲渡・解約の申請を行う人が多発するようなことがあれば、チェーンが外れて自転車が途端に動かなくなってしまう可能性は高いと思われます。

 

「過去の実績」は関係ない

償還遅延のトラブルがありながらも、みんなで大家さんはこれまで元本割れで終わったファンドの募集は無く、今はそれをウリに広告・宣伝を行って出資者を募っています。しかし、現在募集が行われているバナナ農園事業と過去にみんなで大家さんが扱っていたファンドの内容は全く関係無いものであり、いくらみんなで大家さんというブローカーに実績があっても、それと現在のバナナ農園事業投資の成功は切り離して考えなければならないものです。

 

投資には元本割れがありますし、貸し倒れのリスクも存在します。高金利での出資ですので、それだけ事業の運営者には負担もかかっています。これからみんなで大家さんへの出資を考えているような人は、そういった点を洗いざらい考えた上で実際に自分のお金を投じるかどうか決めるようにしましょう。

 

 

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※このブログでは投資・投機に関係する情報を扱っていますが、それらを推奨するものではありません。投資はリスクを考慮した上で自己判断・自己責任のもと行ってください。