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ドイツ−ロシア間の新パイプライン建設とドイツの外交戦略

 メルケル独首相とプーチン露大統領は18日、ドイツ北東部メセベルクで会談し、ロシア産の天然ガスを欧州に運ぶ海底パイプライン「ノルト・ストリーム2」の建設を推進することを確認した。欧州の過度なロシアへのエネルギー依存を警戒する米国などが反発することは避けられない情勢だ。

 

 パイプラインは、ロシア国営ガス企業「ガスプロム」とドイツなどのエネルギー企業の合弁会社が建設を進めており、2020年の稼働を目指す。11年にほぼ同じルートの「ノルト・ストリーム」が開通している。

 

 新たなパイプライン建設に不快感を示しているのは、トランプ米大統領だ。7月に北大西洋条約機構NATO)のストルテンベルグ事務総長と会談した際、「ドイツはロシアの捕虜になった」と述べるなど、ロシアへのエネルギー依存を強めるドイツを批判した。

 

独露、海底パイプライン推進…首脳会談で確認|読売新聞

 

Yahooニュースにこんな記事が上がっていました。ドイツはパイプラインを通しての天然ガス輸入量が世界で一番多く、輸入元はロシア(約51パーセント)、ノルウェー(約27パーセント)、オランダ(約21パーセント)となっています。

 

参考:パイプラインとLNGと…天然ガス輸入量の動向をグラフ化してみる(最新) - ガベージニュース

 

ドイツは現時点でもすでに天然ガス輸入の大半をロシアに頼っているのが現状ではありますが、2020年の稼働開始を目標に前述のプロジェクトが進めば、EUで一番の経済大国であるドイツとロシアの経済的な結びつきはより強くなり、新しいパイプラインの完成と共にロシアへの依存度もより高まるでしょう。

 

EU経済の雄ドイツにとって、自国の生産性を支えるという意味でロシアとのつながりを深めることは、ロシアがアメリカを含めて他国との関係が悪化した時のリスクになり得ますが、自国がロシアへの依存を強める一方、ロシアにとっても「お得意先」としてドイツの存在感を高めることで、アメリカとは違った形でロシアへの影響を強められるという効果も見込んでいるのではないでしょうか。

 

ドイツは独自の面白い路線を歩いていますね。

 

 

 

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