コインチェックの取引再開に伴って発生しうる問題について

ネムについては日本円での返金が決まりましたが、今後コインチェックでの取引が再開された場合、以下のような問題が発生する場合がありますので、十分気をつけてください。


1.仮想通貨価格の下落
取引再開後、買い増しされる額と、売却して日本円に交換される額の比率は、売却の方が多いと私は予想します。

全体的に相場が下落する可能性が高いです。もちろん買い増しが増えれば上がる可能性もありますが、いかんせん相場が不安定なことは頭に入れるべきです。


2.コインチェックの現金ショート
インチェックで現物を売却して日本円出金を行う人も多くいると思われます。多額の現金がコインチェックにすぐに用意できるかは不明ですので、すぐに現金を引き出せない可能性があることは留意しておきましょう。

この場合、ビットコインに替えて国内の他の取引所(ビットフライヤーなど)に送ってから日本円に交換すれば、コインチェックの現金ショートによる出金遅延などの影響は受けないと思われますが、みんなが同じ行動を取ればその限りではありません。


3.コインチェックの出来高低下による相場の急変動
1の項目とも関連しますが、コインチェックの取引再開後、もしすぐにレバレッジをかけた差金決済板が利用できたとしても、これまでよりも大幅に利用者は少なくなる可能性が高いです。出来高が落ちて板が薄いところを狙った大口の仕掛けなども出てくるかもしれません。

インチェックの差金決済板の大幅なレート変動がビットフライヤーFXやその他取引所の差金決済板、および現物板のレートに影響を与える可能性があるため、コインチェックではもちろん、その他の取引所を利用する人も急な価格変動に注意してください。