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ビリオネア倶楽部の実態を潜入調査してみた

 

ツイッターで勧誘を受けた「ビリオネア倶楽部」というグループがセミナーを開催するということで、潜ってみることに。なお、「ビリオネアクラブ」とは一切関係のない団体だ。

 

セミナーはLINEのグループ通話で開催

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セミナー開催時刻になると、講師の女性が通話を開始した。セミナー参加者以外はマイクをミュートにしろとのことなので、ミュートに設定。言葉遣いから、この講師のオバ、失礼、女性は関西圏出身(または在住)であるように思われる。

 

セミナーは、このシングルグランゴッドマザーの講師による自分語りから始まる。あることをきっかけに始めた副業で「毎週収益が発生している」「海外旅行に頻繁に行っている」のだそう。

 

ビリオネア倶楽部は紹介制

ビリオネアクラブはクローズドのグループで、以下3つの条件に当てはまる人しか入会できないとのこと。

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①変化を受け入れると決めている人

②何があっても自己責任を持てる人

③素直で行動力がある人

以上の条件は入会するために必須だそうで。

 

本質を話さないクソみたいなセミナー

その後も色々語りが続くのだが、マルチ勧誘にありがちな抽象的な話を繰り返すだけで、この倶楽部に入会して稼ぐために何をすれば良いのかという本質的なことは全く話さない。

 

AIの台頭で人間の仕事は奪われるだとか、外国人移民の増加によって日本人の仕事はなくなるだとか、メディアの報道を良いように使って不安を煽っていくあるあるの展開だ。

 

出ました、「ストック型収益」

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㉚分ほど経過すると「ストック型収益」「仕組みによる収益」「働かなくても資産が形成できる」といった言葉が繰り返し登場する。この言葉が出現するということは、MLM確定である(まぁこんなセミナーを開く時点で確定なのだが)。

 

その後はあらゆるビジネスのデメリットが語られ……

FX、アフィリエイトやアドセンス収入などを「ストック型収益を得るには心もとない」という理由でデメリットを語っていく講師の先生。そしてついにあのワードが出ました。

 

ストック型収益を安定的に得られるたったひとつのビジネス、それが、組織構築型アフィリエイト、通称エム・エル・エム♥」だそうで。

 

結局ワールドベンチャーズ(WV)の勧誘でしたとさ

ビリオネア倶楽部さんは結局ワールドベンチャーズの勧誘だった。なんても、さまざまな基準と照らし合わせると、ストック型収益を持続可能な唯一のMLMがワールドベンチャーズなんだとか。実績や信頼性、ハイパーグロスカンパニーであることなどが説明され、ワールドベンチャーズの事業がどんなに優れているビジネスモデルなのかが語られる。

 

セミナー中にこの講師の女性は繰り返し「参入するならブルーオーシャンブルーオーシャン」と繰り返していたが、ワールドベンチャーズは結局、紹介者を増やしてその紹介料報酬を得るだけのピラミッドスキームだ。ブルーオーシャンどころかレッドオーシャンなのは間違いない。

 

MLMにおいては、市場だけでブルーオーシャンかどうかは判断できない。ネット上の情報と運営元が語る素晴らしいビジネスプランの齟齬をどのように埋めて勧誘を行うかなど、手間や労力も考慮するとレッドオーシャンだと構えた方が良いだろう。

 

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MLMの勧誘者の言葉には気をつけよう

MLMの勧誘者は、このような「セミナー」と称した説明会などで参加希望者を囲い、自分の情報を受け入れやすくするための洗脳のようなスピーチを行うことがしばしばある。そして、「自分たちのMLMを批判するのは何もわかっていない素人」などと言って、いかに自分たちのビジネスに夢があるのかばかりを語る。

 

MLMに参加するときは、なぜその企業がMLMの形態で事業を展開しているのか、一度客観的な視点から考えてみるようにしよう。本当に顧客や市場に良い価値を提供するためのMLMなのか、自分や自分が誘った人が支払う入会金や会費はどこに行くのか。そういった点を考慮してもMLMというレッドオーシャンに飛び込むというのであれば、ご武運をお祈りする。

 

ビリオネア倶楽部はネットビジネス塾?

最後に講師の女性が自身が運営するビジネス塾の勧誘をしていた。通常84万円の入塾料が、セミナーに参加した人だけが3万円になるとのこと。結局この「ビリオネア倶楽部」という組織そのものはMLMを扱ってる情弱専用ビジネス塾(もどき)なのだろう。ドブに捨てる金があればそこにも潜入してみたかったが、食いつなぐのに精一杯なので泣く泣く断念。

※このブログでは投資・投機に関係する情報を扱っていますが、それらを推奨するものではありません。投資はリスクを考慮した上で自己判断・自己責任のもと行ってください。