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DeNAパレット問題の進展(第三者委員会の調査報告書について)

DeNAパレットが管轄していたwelqなど9つのキュレーションメディアと、DeNAが買収したMERYの計10個のメディアが一連の問題で非公開措置を取った件について、これまで2度に渡ってブログで取り上げてきた。

 

playbaseball.hatenablog.com

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この件については、外部調査委員会が設けられ、問題の調査と今後の対応について検討されていたようだ。さて、この調査委員会が、本日2017年3月13日付けで調査報告書を公開した。

 

詳細については、以下リンクよりIR・投資家情報を参照されたい。

dena.com

 

DeNAはPV至上主義になっていたことを認めている

DeNAパレットが管轄するキュレーションメディアは、「数の暴力」とも言えるSEO対策を行っていた。とにかく記事を量産する体制を整えるために、外部編集者やライターを大量に雇用していたことも調査報告書で明らかになっている。こうして記事の量産を行う過程でノルマが課されたり、とにかく数に重きを置くことをメディアの成長と捉えた結果、記事1本1本の内容についての精査がおろそかになり、welqでは医療情報に関しての内容の不正確さが指摘されていた。

 

また、他のメディアや個人ブログからの剽窃が疑われる行為もあったものの、対応が疎かになるなど、とにかく「PVを稼げればいいんでしょ」というスタンスが多方面から反感を買った形であるとも言える。DeNA社自身も今後の事業について「数値偏重から公正な稼ぎ方へ」と銘打っているように、今までのやり方はとにかく稼ぐことを重視しすぎた行き過ぎたメディア運営・SEO対策であったことを認めている。

 

「『永久ベンチャー』は免罪符ではない」

www.itmedia.co.jp

DeNA社は1999年に設立され、2005年にはマザーズに上場。2006年の「モバゲータウン」のヒットにより事業が大きく成長し、2007年には東証一部上場を果たすなど、急成長を遂げてきた。

 

一方で、「永久ベンチャー」で有り続けるという企業理念のもと、チャレンジ精神を失わない事業展開をテーマにしてきた企業でもある。調査報告書を受けて、その社風が今回の問題を引き起こした一因になっていること、そして企業としての挑戦の結果引き起こした今回の問題は、DeNAパレットの関係者のみならず、会社全体で重く受け止めなければいけないことだという認識を示している。

 

昨年11月の問題発覚を受けて社長が役員報酬をカットしたり、3月12日付けで役員人事の異動も発表されているなど、表面的な対応は行われているが、今後どのような対応がなされるのかについても注視すべきだと言えるだろ。

 

また、キュレーション事業については「社会から広く受け入れられるキュレーション事業について」として、今後のあり方を模索中であるとしている。医者などの専門家を監修者にした新たな形で運用を行っていくことなどが予測されるが、費用対効果の面でそれは持続可能なのか、「ヘルスケア大学」「スキンケア大学」といった既にSEOで強さを見せている競合を相手に再びPV偏重主義に舞い戻らないかなどといった点についても十分検討されるべきだろう。

※このブログでは投資・投機に関係する情報を扱っていますが、それらを推奨するものではありません。投資はリスクを考慮した上で自己判断・自己責任のもと行ってください。