デスクワークが中心の人は、目の疲れや長時間の姿勢維持によって肩こりや腰痛がひどくなってしまいますよね。私も1日の大半をパソコンの画面とにらめっこしながら過ごすと、肩こりや腰痛がひどくなり、ストレッチなどをしても中々改善できないということがよくあります。
インターネットで色々調べてみると、こうした肩こりや腰痛には「筋膜リリース」なるものが効果的とのことでしたので、そのやり方などについてシェアさせていただきます。
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筋膜について
筋膜とは、体のあらゆる組織を包む入れ物のようなものです。
出典:http://bodymakingtips.com/2015/03/29/kinmaku-release/
骨や筋肉、そして臓器までもが筋膜で支えられているのですが、この筋膜は凝り固まってしまう性質があります。その理由としては疲労などが挙げられます。そしてその筋膜の凝固は肩こりや腰痛の原因に。これらの症状には鍼治療やマッサージなどが効果的だとされていますが、こうした施術も凝り固まった筋膜に着目して、それを「リリース・はがす」といったアプローチをすることで症状を緩和する方法です。
しかし、鍼治療や整体でのマッサージは毎日行くのが難しい人がほとんでしょうし、お金もかかってしまいます。しかし、筋膜リリースは自分で行う方法もあるということで、今回はそちらの方法をご紹介させていただきます。
①ストレッチポールを使う方法
みなさんは「ストレッチポール」という器具を知っていますか? フォームローラー、ヨガポールなどとも呼ばれ、発泡オレフィン系樹脂などの材料で作られたロール状のものです。この上に寝転がるなどするだけで凝り固まった筋膜をリリースさせることが可能だということで、プロのアスリートなども積極的に利用しています。また、出張の際に飛行機での長時間のフライトが必要なビジネスマンなどが携帯するケースも多くなってきているようです。
Amazonで見てみると、安いものだと1000円ちょっとで購入することが可能です。私は大学で野球をやっていた頃に購入したものがあるので、それを使いました。確か2500円ぐらいで購入した安物です。
肩こり・腰痛を解消するストレッチポールの使い方は、下記の動画をチェックしてみましょう。
腰痛を発症する人の多くは姿勢の問題を抱えていると言われています。私もかなりの猫背です。こうした悪い姿勢を矯正しながら症状を緩和できるというのも、ストレッチポールの魅力ですね。
ストレッチポールを使って実際にエクササイズをしてみるとわかるのですが、ローラーの上で体を転がすことによって、凝っている部分が圧迫され、何度か往復するとしっかりほぐれてくるような感覚が得られます。そして実際に肩が軽くなり、腰痛も楽になるような感覚がありますので、これからも継続していきたいです。
②テニスボールを使う方法
ストレッチポールよりも準備段階でお金がかからない方法として、テニスボールを使うやり方もあります。動画を見てみましょう。
どちらも非常にかんたんですね。腰痛対策でお尻のところにテニスボールを置くというのに違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれませんが、東洋医学ではお尻は上半身や下半身のさまざまな神経が集中する場所として考えられています。そしてお尻の筋膜リリースを行うことで全身の血流や筋膜の凝りが解消し、腰痛も改善できると考えられているのです。
オリンピックで金メダルも獲得したスピードスケートの清水宏保氏も、ひどい腰痛持ちでしたが、この方法で腰痛を改善したと語っていたテレビ番組を見たことがあります。私は実践したことはありませんが、ペットボトルでも代用可能のようです。
▼参考
肩甲骨はがしについて
SNSなどで一時期多くのシェアを集めた「肩甲骨はがし」というものも、筋膜リリースの1種であると考えられます。こちらは肩こりの解消に非常に効果的なものですので、やったことのない人はぜひ一度試してみてください。
デスクワークの職業病とも言われる肩こりと腰痛ですが、日々のメンテナンス次第で全く気にならないレベルまで改善可能ですので、みなさんぜひ試してみてください。
筋膜リリースについての本はこちらからチェック!