SEMとは何か?わかりやすく解説します。

SEMとSEOの違い

SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略で、webページを検索結果の上位に表示させる施策のことを言います。今回のエントリーのテーマとなるSEMとは、Search Engine Marketing(検索エンジンマーケティング )の略語ですが、SEMとは一体どのようなマーケティング手法のことなのか、そして効果的なSEMの手法について今回は解説していきます。

 

SEMって何のこと?

web業界においてSEMとは、展開する商品のランディングページ・購入ページへの集客を検索エンジン経由で行うことを指します。

 

つまり、あなたが売りたい「商品A」のランディングページに見込み客を「検索結果」から引っ張って購入してもらうというマーケティングの方法です。

 

ここでは「商品A」を美白化粧品だと仮定して、具体的にどのような手法が使われているのか、その概要を見ていきましょう。

 

「検索結果」=Googleに評価されたコンテンツ+広告

ではまず実際に、売りたい商品である「美白化粧品」をグーグルで検索した検索結果を見てみましょう(画像1参照)。

 

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画像1:「美白化粧品」の検索結果

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「美白化粧品」というキーワードで検索したとき、このキーワードで検索した人に最もニーズがマッチするコンテンツが上位表示されるようにというのがグーグルの試みですが、その「グーグルに評価されたコンテンツ」の前に広告が表示されていますよね。

 

こうした広告は「リスティング広告」と呼ばれ、広告運用サービスのGoogle Adwordsを通じて展開されているもので、グーグルのほかに、検索パートナーであるAOL、Ask.com、auポータル、BIGLOBE、goo、Infoseek、livedoor、OCNにも配信されています。

 

Yahooの検索結果にもYahoo!プロモーション経由で同様の広告が展開されており、Yahooの検索パートナーはExcite、bing、@nifty、So-net、Ameba、JWord、OKWave、朝日新聞、Mapion、INTERNET、COM、Vector、GMOインターネットグループ、NAVERです。

 

「美白化粧品」で検索して表示される「検索結果」には広告も含まれますが、SEMとは、こうした検索エンジン連動型の広告なども利用して集客する手法のことを指します*1

 

検索結果上位or広告で集客するのがSEM

もしあなたが、「検索エンジンからの訪問者数を増やして見込み客を獲得しよう!」と画策してSEO対策を行う場合、それはSEMの一種です。美白化粧品である商品Aを売るために、「美白 化粧品 オススメ」「シミ 対策 化粧水」「美白 ケア 方法」といった対策キーワードを設定してコンテンツを上位表示し、商品Aの販促を行う場合、それはSEMだということですね。

 

また同様に、検索結果ページに表示されるリスティング広告を出稿して集客を行おうという施策も、同様にSEMの一種です。

 

SEMはWEBマーケティングの一種

SEMは、WEB上で用いられるマーケティングの一手段に過ぎません。他によく用いられるWEBマーケティングの手法を挙げるとするならば、ツイッター・フェイスブックなどを利用したSNSマーケティングなどがありますね。実際に販売実績の無い商品の「おとり口コミ」を散らばめるというステルスマーケティングもありますね(笑)。

 

こうして説明してきた通り、SEMとは検索者のニーズに応じたコンテンツや広告を配信し、ランディングページでそれを売り捌くというマーケティング手法です。

*1:また、アドセンス広告はクッキーによって取得された情報に伴ってフィックスされるため、以前の検索キーワードや訪問ページに伴って広告が表示され、訪問されるケースもあり、この広告は「リターゲティング広告」と呼ばれています。