メディアをマネタイズする際に用いる方法としては、主に以下の4つの方法が考えられます。
①特定商品販促型アフィリエイト
→特定の商品に関する広告をASP経由で取得し、自身のwebサイト経由で売り上げが発生した際に報酬が獲得できる。
②デパート型アフィリエイト
→Amazonアソシエイト、楽天アフィリエイトなどのリンクを通して、Amazon・楽天の本サイトへ誘導し、そこを経由して発生した売り上げの一部が紹介者に報酬として支払われる*1
③CPCおよびCPM広告
→CPC広告=クリック毎に収益が発生するGoogleアドセンス型の広告、もしくはCPM(1000回表示につき○○円といった形で報酬が発生する)広告による報酬。
④自社ECサイトの利用や、自社製品の販売
→メディアの運営者自身が販売を行っている商品の販売によって報酬を得る。
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メディアを運営しながらマネタイズを行うとき、報酬源の多角化によるリスクの低減をすることを、私は強くおすすめします。例えば、アドセンスのみに報酬を頼っている状況下では、ガイドライン違反が通告され、アカウントの報酬が停止された場合、収入が一気にゼロになってしまうというリスクがあるのです。
したがって、その他の広告やアフィリエイトも上手く運用しながら、1つの収入源に頼らないというのは、メディア運営で安定した収入を得るためのひとつの手段となります。しかし、アドセンス広告が順調な状況で他の広告を貼れば、クリック率が相対的に低下し、結果的に収入が少なくなってしまう場合も当然考えられます。
その場合は、コンテンツ最下部にはその記事に関連する商品のテキスト広告を設置したり、あるいは自身でも直接商品を販売できる体制を整えることが理想です。
そうなるためには当然メディアのブランディングはもちろん、売れるだけの強みを持った商品を展開しなければなりませんが、まとめサイトやバイラルメディアではなく、何かに特化したコンテンツを作成しているメディアであれば、CPC広告に頼るよりも、自身で集客から販売まで全てを管理できる商品を持っておく方が断然有利です。
そのためには当然丁寧なコンテンツ作りが求められますし、DeNAパレットで問題になったような、クラウドソーシングによる大量の記事作成などでSEOを狙うことは長期的に見ると非効率的になってしまいます。
クラウドソーシングでも優秀なライターは多くいますが、自分の運営するコンテンツの「価値」を高めるためには、コンテンツの質が確保できるようにチェック体制・ディレクション体制を整え、あくまでも運営者自身がコンテンツの質を担保するという自覚が必要になります。
この「自覚」は、より購買意欲の高いユーザーが集まるコンテンツ作りの基本になりますし、1つの収入源だけに頼るよりもより直接的で安定したマネタイズをするために必要不可欠な要素になります。
メディアを運営してマネタイズをする上では、短期的な収入や、不安定な収入によるリスクをできるだけ低減しなければなりません。市場のニーズやトレンドを常に把握し、見込み客を直接的に取り込める運用方法を、少しずつでいいので取り入れるようにしましょう。
*1:Amazonアソシエイト、楽天アフィリエイトなどのリンクを用いても、特定の商品に関するコンテンツを作成して販売促進する場合には、①の性質を強く持ちます。