月間売り上げ150万円を達成したアフィリエイトサイトで行ったSEO対策

アフィリエイトサイトにおけるSEOの意義

アフィリエイトサイトを立ち上げてコンテンツを作成しても、商品を買ってくれるユーザー=見込み客が立ち寄ってくれなければ意味がありません。SNSの投稿を利用したり、リスティング広告を使ってアクセス数を確保するという方法もありますが、安定したPV数の確保のためにはSEO対策を行い、検索エンジンからの流入数を増やすという施策が一番効果的です。

 

このような理由で、SEO対策を行うアフィリエイトサイト運営者も増えてきています。ここ数年でアフィリエイト運営者からのSEO対策の依頼が、法人・個人問わずかなり増えてきました。本日このページでは、私がお手伝いしたアフィリエイトサイトで行ったSEO対策について解説していきます。サジェストワードの話なども出てくるので、良かったら以前書いた以下のエントリーにも目を通してみてください。

playbaseball.hatenablog.com

 

SEO対策ってそもそも何?

SEO対策」という言葉の意味をよく理解できていない人のために、まずはこの用語について解説しておきます。SEOとは"Search Engine Optimization"の略で「検索エンジン最適化」という意味です。簡単に言えば「グーグル先生に気に入られるようにすること」とでも言いましょうか。

 

グーグルの検索アルゴリズムは日々更新され続け、検索ユーザーが欲している情報に素早くアクセスできるように検索結果を「整備」しています。自分の売りたい商品を紹介するコンテンツをグーグル先生に評価してもらう→検索者の目に触れるようになるというプロセスでSEO対策は成果が表れてきます

 

アフィリエイトサイトにおけるSEO対策のファーストステップ

アフィリエイトサイトにおけるSEO対策のゴールは「コミッション報酬の獲得=販売・契約の獲得」になります。まずはこのことを確認した上で、アフィリエイトサイトが行うべきSEO対策について考えていきましょう。

 

SEOに強くても売れないアフィエリエイトサイトは無価値

「コミッション報酬の獲得=販売・契約の獲得」をゴールとしているため、もしあなたの作ったアフィリエイトサイトがどんなに検索エンジンからの訪問者を増やしたとしても、肝心の商品が売れていなければそのサイトは無価値です(実際には内容を編集して売れるコンテンツに変えていけば良いのですが、ここでは「売るためのSEO」を意識するためにこのように表現しました)。

 

 実は、アフィリエイトサイトを運営している方の中には、「売れるキーワード」を無視して、あるいはそのようなキーワードがあることに気が付かずに、感覚的にコンテンツを発信してしまっている方が多くいらっしゃいます。つまり、売りたい商品のニーズに沿ったキーワードでSEO対策ができていない事例が多々見られるということです。

 

「売れるキーワード」の選定方法とは?

では、「売れるキーワード」はどのように判別していくのか、その方法について確認するために、ダイエット用品を扱うアフィリエイトサイトで立ち上げから半年で売り上げ150万円を達成したときに行った方法を解説していきます。

 

まずは、ターゲットとなる人、この場合は「ダイエット用品を買う人」はどんな人なのかを考えます。その人は、どんな検索キーワードを通してあなたのサイトにやってくるでしょうか。このときはまず「ダイエット」というキーワードのサジェストワードや関連検索語句を徹底的に分析してみます。

 

さらに「ダイエット」という単語以外ではどのようなユーザーが商品の販売に結びつくか考えていきます。具体的には「痩せたい」「脂肪を落とす方法」といったキーワードが連想できるのではないでしょうか。

 

そしてさらに、分析したサジェストワードや連想したキーワードを具体的にした検索キーワードについても考えていきます。「10キロ痩せたい」「短期間で痩せる方法」「簡単に脂肪を落とす方法」「お腹の脂肪を減らす方法」など、「ダイエット」や「痩せたい」キーワードに結びつく検索ユーザーのニーズを把握し、その語句で検索するユーザーにマッチしたコンテンツを作るという方向性をこの際に確認しましょう。

 

その後検索ボリュームを判定してからどんなコンテンツを作るのかを考えていくのですが、現在のグーグルアドワーズの仕様では広告を打ち込んでいないユーザーは詳細な検索ボリュームを見ることができません。したがって、「見込み客のニーズに合っているキーワードのコンテンツは全て作る」という方向性でも良いでしょう。

 

「感情」と結びつく言葉は売れるキーワード

「悩み」や「コンプレックス」を解消するためにその方法を検索する人は非常に多いです。ダイエットに関連して言えば、「太っている」「脂肪が気になる」「細くなりたい」「キレイになりたい」という悩み・コンプレックスを解消するためにその方法を検索するユーザーがほとんどであるということです。

 

そうした理由で検索するユーザーはこの場合全員が「見込み客」ですし、その全員を取り込む気概でコンテンツの作成に取り組まなければなりません。「ユーザーの検索理由にマッチした有益なコンテンツを作る」ことは結果的に検索順位の向上につながりますし、そのようなコンテンツが取り扱うアフィリエイト商品の売り上げも多くなります。

 

ここでは、よりアフィリエイト商品の販売成約につなげてCVRを高めるために、ユーザーが検索する際の「感情」に着目してKWを確認していきましょう。間単に言えば、「痩せたい」という直接的なニーズを持っているユーザーをまずはターゲットにすべきだということです。

 

さらに、検索者が「どうして痩せたいのか」「いつまでに痩せたいのか」「どんな方法(運動しながら、簡単にor食事制限無しで)で痩せたいのか」といった感情・ニーズにも着目してみましょう。

 

あるいは「誰かを見返すために痩せてやろう」という人もいるかもしれません。そうしたニッチなニーズもしっかり吸い上げてあげれば、サイトで発信するコンテンツ全体で「痩せたい」と考えている検索者にとって有益な情報を網羅することができるでしょう。

 

「商品の利用」は検索者にとってひとつの手段に過ぎない

ここまではキーワード選定の方法について見てきましたが、SEOと商品の販促を両立する上で踏まえておかなければならないことがあります。それは「検索者にとってあなたが扱うアフィリエイト商品の利用は問題解決・ニーズを満たすためのひとつの手段に過ぎない」ということです。

 

アフィリエイトサイトは売れなきゃ価値が無い。でも、売ることに躍起になって信頼のおけない商品を扱ったり、あるいはデリケートな医療情報を適切な根拠を示さずに発信してしまえば、後々大きな問題に巻き込まれてしまう可能性もあります。

 

情報発信をしてその中で利益を生み出し続けるためには、検索者にとって正直で紳士なサイト作りをすべきですし、それを続けるサイトが結果的にユーザーに選ばれるサイトになるでしょう。

 

アフィリエイトサイトで月間150万円の収益を達成できた理由

私がお手伝いしたサイトが1ヶ月間に150万円の売り上げを達成できた理由には、「ユーザーに有益なダイエット情報を届ける」というスタンスを決して崩さないでコンテンツ作りをしたからだというものも間違いなくありました。

 

商品を買ってもらうことは確かにゴールでしたが、そのためのコンテンツを生み出す過程においては常に「ユーザーファースト」を心がけ、正しい食事制限の方法や、筋力トレーニングの方法の解説を管理栄養士やトレーナーさんの指導の元解説するコンテンツも作成しました

 

また、扱うアフィリエイト商品についてもしっかり選定を行い、「売れているから」「単価が高いから」といった理由だけで選ばず、コンテンツを見たユーザーのダイエットをサポートにつながる商品をコンテンツ毎に選定することを心がけていました。

 

利益だけを見るともう少し違うやり方もあったかもしれませんが、どんな情報でSEOを行うのであれ、それを検索者に届け、自分が発信する情報を検索者にとって本当に有益なものにするためには「利益」よりも大切なものがあります

 

今回のエントリーを読んでアフィリエイトサイトのSEOに取り組む人には、「ユーザーファースト」をぜひ心がけてほしいと思っていますし、その気概のある方には、私は全力でサポートをさせていただきたいと考えております。